レア！GB500でプラグ交換！

みなさんこんにちは、ピットスタッフｸﾎﾞﾆﾜです。
昨日今日とあったかい日が続きますねー。
本日は空模様が怪しいですが回復傾向にあるとの事。
ウェットな路面が気にならなければお出かけするのに良い感じ？
ただし走れば相当バイクも汚れますので帰ったらしっかり掃除してあげてくださいね。
時間も場所も無い、なんて方、ライコでは洗車もやってますよー。

ともあれ。
本日ご紹介致しますのはホンダのビッグシングルロード、GB500でスパークプラグ交換です。
ヤマハのSRに対抗したホンダの解答の一つで、タンデム無視の一人乗り仕様やキックだけでなくセルスタートも付いてたり、ロケットカウル付きのMK2がラインナップされてたりと中々気合の入ったマシンでした。

シリンダーヘッドに特徴がありまして、

Radial Four Valve Combustion Chamber/放射状4バルブ燃焼室(wikiよりコピペ)だそうで、吸排気のバルブそれぞれを平行ではなく放射状に配する事で、混合気を効率よく燃焼室に充填できるようにしたヘッドだそうです。
XR250に代表される歴代のオフ車にも採用されたテクノロジーなのでお世話になっていた方も多いのではないでしょうか？
まあおかげで空冷のSOHCなのにプラグ交換が大変なんですけどね！

ガソリンタンクは外さないでも大丈夫なんですが・・・
プラグホールが奥まったところに、かつフレームが邪魔をして素直にアクセスできません。
まずはエアガンで溜まったほこりをブローしましょう。

なので多重関節なレンチをセッティングです。
プラグ交換はその時その時で使用する工具が変わってきます。
DプラグだからDプラグレンチがあれば作業が出来る、なんて簡単なもんじゃありません。
車載工具が一つの正解なんですがそもそも積んでなかったり、作業できるけど使いづらかったりするので過信は禁物です。

プラグキャップも長ーいので結構じゃま。
なんとかアクセスできる、と言うレベル。

外したプラグがこちらですがカブって真っ黒！
電極の摩耗はそれほどでもなかったのですが交換して正解ですね。
この外したプラグはお持ち帰りでしたので、掃除して予備になってもらうんでしょう。

同じプラグとは思えませんが、使用前と使用後です。
これだけきれいになると気持ちいいですね！

ネジ山には焼きつき防止にカッパーコンパウンドを塗ります。
こうしておけば次回交換のとき、サビで抜けないとか、ねじが折れる、を回避できます。

ここでちょっと小技。
プラグの締め始めには工具で大きなトルクをかけるのは厳禁。
ネジが斜めになってるのを気付かずに締めつけるのを防止するためなんですが、ゴムチューブが役に立ちます。
工具もハンドルを付けずに延長バーだけをつまんで回せば大丈夫なんですが、ゴムチューブの方がより繊細にネジのかみ具合が伝わってきます。

無理をするとすぐにチューブがひしゃげるのでそもそもネジを傷めません。
昔、なんかの車種のブローバイホースを交換した時の廃品利用ですが、その後も現在に至るまでこれ以上おあつらえ向きのホースに出会えていません。
これで指で回せるだけ回したら残りは工具の出番です。
最後の一締め、ガスケットワッシャーが潰れる手ごたえを感じ取りながら締めつけて完了です。
プラグキャップを奥まで押し込んでエンジン始動を確認出来たら作業はおしまい。
セルで一発始動、吹け上がりもスムーズになりました。
プラグは3000～5000ｋｍごとの交換が推奨されていますが（イリジウムプラグなどはもっと長いですが）、その頻度で交換されている方は余りいらっしゃらないようです。
せめてオイルフィルターと同じタイミングぐらいで交換してあげませんか？
当店では各種プラグを取り揃えていますのでどうぞご相談ください。

それでは本日もライコランド埼玉店ピットブログをご覧下さり誠にありがとうございます。

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