春~Spring~/Hysteric Blue | ポータブル・メモリーズ

ポータブル・メモリーズ

一人でも傷ついた夢を取り戻す・・・はずだったのに

桜があっという間に葉桜に変わりつつあるあります。
この週末の雨と風で桜の花びらは、ほぼ流れていってしまうのでしょうね。
春は本当に短いです。

1999年の春頃のヒット曲に
Hysteric Blueの「春~Spring~」という曲があります。

もう14年も前の曲です。

某JAMと似ているとか散々あの頃言われ(私も言ったりしてましたが(笑))
軽快なメロディーと十代の切なさみたいのが滲みでているような歌詞の組み合わせは
本当に絶妙で、今聴いても名曲だと思います。

1999年春。

4月から神奈川でひとり暮らしをすることになっていたのですが
3月末に富山に一度帰りました。
春休み中にいろいろな人に会う用事があったからなのですが
あの頃は1月も2月も富山に帰っていたので
母親には「また帰ってきたの」と言われてしまう始末でした(笑)

3月の終わりのある日、
友人の車の助手席に乗って、金沢に向かいました。
金沢にいる友人に会いにいくために。
雪がやんで寒さも消えた春の暖かい日でした。

高校を卒業して1年間でどんなことがあったのか、
お互いの近況を話しながら金沢までの道を進みました。
その時、車内でHysteric Blueの「春~Spring~」が流れていた記憶があります。
「こいつら売れると思ってた」とか
そんなことを話したような気がします。なんて偉そうなんだって話ですが。


つい1年前まで富山で普通に会えた同級生が
当たり前のように車を運転しているのが単純に「すごいなー」と思い、
時間の流れみたいなものを実感しました。

自分とは全く異なる場所で
自分の知らない世界で生きていく友人に
まだ新しいはじまりを踏み切っていない自分は少し劣等感を感じました。

春がくるたびに成長してきてはいますが
彼に対する劣等感みたいなものは、未だに消えませんが

あの頃から今もつながる友人として彼がいるのは
幸運の少ない人生の中で、数少ない幸運だと思います。























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