お内裏様、男雛は右側、左側? 472 | 郷愁倶楽部

お内裏様、男雛は右側、左側? 472



お人形ゴッコ

けふは 三月三日で おせっくです。
きれいなひなだんのまへで
お人形ごっこをはじめました。
ひな祭り 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション
雛1

幼年倶楽部 昭和6年3月号



お内裏様、男雛は右側、左側?

雛2

雛人形の段飾り、
男雛女雛の位置は地方によって違うようです。

雛人形.jpによると、
http://www.hinaningyou.jp/know04.html

現在、広く売られている雛人形は関東雛と言い、
向かって左にお殿様が座っています。(写真、雛人形.jpより)
逆に京雛では向かって右側にお殿様が座っているそうです。

日本は昔から左上座で、偉い人が
向かって右側に座るのが慣わしでした。

私の手元にある
明治天皇の両陛下御肖像でも、
明治天皇は向かって右側に描かれています。

ここから、おひなさまの優しい雰囲気とは
ガラッと変わります ( ̄_ ̄|||)
明治天皇 郷愁倶楽部 郷愁のイラストレーション
昭和

明治28年6月7日 発行人:日本橋 熊沢喜太郎


帝国貴顕御肖像

明治2

明治24年4月13日 発行人:神田 有山定次郎



では何で男雛が向かって左に置かれるようになったかというと、
大正天皇の頃からのようです。

大正天皇 銀婚式記念絵葉書

大正2

大正14年5月


大正天皇が即位の礼で国際儀礼に合わせ、
洋装の天皇陛下が皇后陛下の右に立たれた事から
この風習が広まったということです。

雛人形.jpのブログを参考にさせていただきました。

ひな祭り参考記事





「銀座 小料理 龍」の細腕繁盛記の龍川優さん、
読者登録ありがとうございました。

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