やるな船の歌 日本民謡色紙(一)334
やるな船の歌
日本民謡色紙(一)
大日本雄弁会講談社発行の
少女俱楽部 昭和11年4月号に掲載の
日本民謡色紙より
何度かに分けて掲載します。
江戸の民謡
雨のふる日と 日の暮れ方は
思ひ出します ふるさとを。
やるな船の歌
船の小ベリに 両手をかけて
兄さ今出て 何時戻る
おうさ 来月半ば頃
やるな船とは、鮪船のこと。
危険なる鮪船は、たまたま戻らないものがある。
濱の少女たちは、鮪船に出る兄弟と、
生わかれの涙をしぼる。
*「under5 OPEN!」の山田留士さん、読者登録、ありがとうございました。
*「挟壱ののんきなまんが劇場。」の蘇雨 挟壱さん、読者登録、ありがとうございました。