絵はがきで見る 浅草 73 | 郷愁倶楽部

絵はがきで見る 浅草 73


絵はがきを見ながら、
昔の浅草を散策してみましょう。




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大池、俗称ひょうたん池から見た浅草十二階(凌雲閣)
浅草十二階は次回に紹介する予定です。




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浅草六区の興行街
浅草公園六区(あさくさこうえん ろっく)は東京都台東区浅草にあります。
明治6年に浅草寺境内が浅草公園と命名され、一区から七区までに区画されました。
このとき浅草寺裏手の通称奥山地区から見せ物小屋などが移転し歓楽街になりました。


昭和63年に、映画『異人たちとの夏』舞台になりました。
山田太一の原作で、シナリオライター(風間杜夫)が体験した、
既に亡くなった筈の彼の家族(父・片岡鶴太郎、母・秋吉久美子)
との奇妙なふれあいを描いた大林宣彦の監督作品です。

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浅草の醸し出す、不思議な雰囲気が漂う私の好きな映画です。





昭和16年ころの浅草(数字が絵はがきの場所です)

$郷愁のイラストレーション-地図

1 浅草六区
2 仲見世
3 花屋敷
4 浅草国際劇場
5 浅草十二階(関東大震災で倒壊、この時代にはありません)




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浅草寺の雷門をくぐるとそこは仲見世、元禄、享保時代の頃が
始まりとされている、日本で最古の商店街のひとつ。
お茶屋、みやげもの屋、お菓子屋、玩具屋が軒を並べています。




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嘉永6年に植物園「花屋敷」が開園。
浅草が流行の地となるにつれて、動物、見世物の展示、
そして遊戯機器の設置と発展しました。


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浅草国際劇場は、昭和12年に開場、主に松竹歌劇団(SKD)の
グランドレビューと松竹映画の組み合わせでした。
その他人気歌手の実演や喜劇などが上演され、
美空ひばりが狂信的なファンに塩酸を掛けられるという
事件もありました。

群馬から小学校の修学旅行で東京方面に来て
観劇したことがあります。
公演のほんの少しだけ見られるのです。
付き添いは若い男の先生でしたが、
劇場の前で「東京は怖いところだよ」と、
言ったのを今でも覚えています。

昭和57年に閉鎖され、
今は浅草ビューホテルになっています。






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凌雲閣(りょううんかく)は、明治に建造された12階建ての塔。
12階建てだったので「浅草十二階」と呼ばれました。
関東大震災で半壊し取り壊されました。


「浅草十二階」はこちらからどうぞ。










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