少女倶楽部 昭和11年7月号 72
少女倶楽部
表紙 多田北烏 画
多田北烏の世界
http://www.geocities.jp/c50110/hokuu/kirin/kirin.html
少女倶楽部 第14巻第7号 昭和11年7月号
大日本雄弁会講談社(講談社)発行 五十銭
148X223mm 本文336頁
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1923年に『少女倶楽部』として創刊され、
吉屋信子や川端康成の連載小説で読者を増やした。
1946年に雑誌名を『少女クラブ』に改め、
1962年に廃刊となった
ふきや こうじ
蕗谷虹児(1898-1979)
竹久夢二の紹介により少女雑誌に絵や詩を発表、
人気叙情画家となる。童謡「花嫁人形」の作詩者。
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蕗谷虹児記念館
http://www.fukiyakoji-museum.com/
口絵 盆灯籠
7月13日から16日までをお盆といって、どこの家でも、
仏壇に新しい野菜を供えたり、灯籠をつるしたりして、
御先祖様の御霊をお祭りいたします。
静かに夏の日が暮れて夕顔の花が白々と夕闇の中に匂う頃、
灯籠に灯を入れて、お縁に腰をかけていると、
遠い遠いご先祖様のことなどが浮かんでまいります。
千葉省三作 泣かぬ星丸 挿絵
関連ページ 蕗谷虹児叙情画集 はこちらです。
志村立美は私の生まれた群馬県高崎市出身の画家です。
しむら たつみ
志村立美(1907-1980)
群馬県高崎市出身
山川秀峰に入門美人画を修める。
山川秀峰は伊東深水と共に、挿絵での活動もしていた。
その関係で 挿絵での活動を行うようになり、
林不忘原作の丹下左膳の挿絵などで
岩田専太郎と並ぶ人気画家となる。
晩年は、本来に立ち戻り
日本画、美人画に力を入れるようになる。
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志村立美公式ウエブサイト
http://www.shimuratatsumi.com/event.html
加賀千代女名句画貼より
西条八十 詩 志村立美 画
ほととぎす ほととぎすとて 明けにけり
起きてみつ 寝てみつ蚊帳の 広さかな
すどう しげる
須藤 重(1898-1946)
愛知県豊田市出身
中村岳陵より日本画を学び、
少女倶楽部、少女の友などの少女雑誌の挿絵で活躍。
また、西條八十の「天使の翼」や
吉屋信子の「花物語」の挿絵を手がける。
口絵 たなばた
吉屋信子作 毬子 挿絵
付録・いつか役に立つかもしれない? 防毒室の作り方
*森山堂さん、奥村ちひろさん、読者登録ありがとうございました。