RB1429 1061円の旅がらす(前編) | REGULAR BONUS

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31歳のダウナーな人による、 日々のREGULAR BONUSな瞬間…というかヤだなぁと思った瞬間とかを綴るブログ。

お久しぶり、れすとです。 死んでませんでした。



3月19~23日まで、東京・埼玉に行っておりました。


RAMというかつて音ゲーに曲を書いてた人が居まして、昨年アルバムをリリース。

しかしレーベルが解散し、リリースパーティーが中止に。

せっかくアルバムだ出たのだから、有志でリリースパーティーを行おう!

というTwitterの仲間が企画したイベントに、このたび参加してきました。

4泊5日、史上最大規模の東京埼玉の旅。


まずは第一部・前乗り一人歩き編。

どうしても東京やその周辺を一人で歩く機会が無いので、

前乗りがてら、思い切って1日増やして一人の時間を作った次第です。




⚪︎ 2014年3月19日(水)/6:45/自宅周辺 ⚪︎


前日、通話やらLINEやらしていたら気付けば午前2時。

当日、起床は5時。既に睡眠時間が3時間なのは確定。


当日、辛うじて時間通りに起きることができ、ブログも更新。

出発直前に腹を壊すことに定評のあるれすとさん。 トイレへ。

まだ間に合う!と思いダッシュで家を出ると目の前を通り過ぎて行くバス。

これに乗り遅れたらアウトですよ!というバスにあっさり乗り遅れる。

バスがよく来る古町まで全力疾走。

既に疲労困憊。結局、タクシーを拾い、ことなきをえる。 市内で過呼吸状態。

出発2分くらい前に到着。


既に翌日の筋肉痛が確定したような中、バスは出発。

全く寝られぬまま、越後川口へ。お土産とお茶を買い、再びバスへ。

その後も睡眠時間の割りに眠くならず、そのまま埼玉の上里SAに到着。

ここでは何も買わず、バスへ戻る。 11時過ぎ、川越的場到着。

予定より早い到着。 これはゆっくりできそうだ。



駅の近くまで歩き、そう言えばSuicaって財布のどこ入れたっけなー、

下手すりゃチャージしないとなーと思い、ポケットに手を入れる。


財布が無い。


カバンの中も探したけれども見つからないのです。言ってる場合か。

道端でありったけの荷物を出しても、どこにも無い。

とりあえず、来た道を引き返して落ちてないか探すが、見当たらず。

キャッシュカードもクレジットカードも全て財布の中。

冷や汗というか、血の気が引くとはまさにこのこと。

予備の財布を見たら、50円くらいしか入ってませんでした。 使えねぇ。

しかし、大昔、何があってもいいようにということで、

バッグの奥に1000円札を入れておいた事を思い出す。


しかし、ここは異国の地。1000円で日曜日まで過ごせるわけもない。

まずはバスの会社へ電話。

まだバスが帰ってきて無いというので、折り返し電話してもらうことに。

続いてサービスエリア。  NEXCO東日本のお客様センターに電話。

スマホでよかったですと思いましたね、番号調べられましたもん。

こちらも折り返し連絡くれるとのこと。

しかし、もし仮に越後川口に落ちていたとして、見つかっても手放しには喜べない。

取りに行く手段が無いのだ。

1000円で行ける範囲などたかが知れている。



まず折り返しが来たのはNEXCO東日本。  特になかったとのこと。

早くも残る頼みの綱はバス内に落ちてたということに。

とりあえず、最悪の事態を想定して、警察のある駅まで歩く。

霞ヶ関という駅まで歩き、とりあえずバス会社からの連絡を待つことに。

もしこれでダメなら警察に行って、あとはどうしよう…。 既に頭は真っ白。

携帯も既に40%を切り、予備バッテリー含めてもとても持たない。

急きょ友達の家に長期間泊めてもらうしかないか…? いや厚かましすぎる。

となると、残るは日曜のバス出発まで川越で遭難生活…。

何が怖いって、可能性が無限大にあることなんですよね。

最悪新潟の越後川口SA、次が埼玉の上里SA、バスの中、川越的場降りてから…。

拾われたら完全に終わりですからね。


的場から霞ヶ関まで歩き、さらにどこか落ち着ける場所は無いかうろうろ。

予定の13時をとうに過ぎてもまだ連絡が来ない。

結局、神社の塀に腰掛け、あとはもうか見に祈るしかないい。

天気もどんよりした曇り。とにかく降らない事だけを祈る。祈りっぱなしですな。

ようやく一本の電話が入る。 とにかく、いい知らせであることだけを祈る。


バスの中にあったそうなんでー。


うおおおおお! まさかの食いつないだ!!まだ俺にも運が残っていた!!

こういう時の電話って大抵最悪な知らせしか来ないですから…。

背もたれと座席の間の隙間に潜り込んでいたらしい。

営業所まで取りに来てくださいと言われ、承諾したはいいものの、残金は1000円。

調べたところ、650円で行けるらしい。間違いは許されない。




○ 霞ヶ関→池袋→富士見台/14:00 ○


川越到着から約3時間、ようやく移動開始。

まずは東武東上線で霞ヶ関→池袋へ。その後西武池袋線に乗り換え、富士見台駅へ。

残金400円。 まだまだ予断は許さない状態が続く。

飲み物すら買えない状態で、ひたすら見知らぬ住宅街を歩き続ける。

朝のバス乗り遅れからの猛ダッシュや、財布落としてからの捜索、

更に警察まで歩いて行ったりしたんで、既に足が痛くて仕方がない。

それでも財布を求め、歩き続ける事20数分、ようやく営業所を見つける。


「 身分証明書とかお持ちですかね? 」


俺 「 いやー…全部そん中なんですよねぇ。 」



中に入ってる免許証の住所と俺の言う住所で確認してもらい、

数時間振りに俺の財布と再会!

お帰りぃぃぃぃぃ! 会いたかったよぉぉぉぉ!



まだ何も始まってない中、既に心も体も疲労困憊状態になる。

家を出て9時間、走ってバス乗って電車乗って歩いただけで夕暮れを迎える。



続きます。


ようやく下書きも終わり、全三部・トータル11話の予定でお送りする予定です。

ここからしばらくは音ゲーネタだらけになるんでご了承を。

さて次回は、疲労困憊の中、俺が見たものとは。 次回もお苦しみに!