氷菓 11.5話 持つべきものは セリフ | タイトルは “くぉてーしょん城” 

タイトルは “くぉてーしょん城” 

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氷菓 11.5話 セリフ

持つべきものは



<家>

奉太郎
姉貴か

供恵
ただいま ウフッ 胸にとびこんできていいわよ?

奉太郎
やめとく

供恵
久しぶりに帰ってきたって言うのに つまんないやつ



奉太郎
これが南米みやげか?

供恵
そうよ ほしかったでしょう

奉太郎
別に

お天気お姉さん
おはようございます それでは 全国の天気予報をお伝えします・・ 西日本 ・・ 強い勢力を持った太平洋高気圧におおわれ 晴れるところが多くなりそうです ・・ 厳しい暑さが続きそうです

供恵
めずらしいじゃん テレビ見てるなんて 新聞は?

奉太郎
頭つかいたくない

供恵
ふうん あんたひまそうね

奉太郎
予定がぎっしりだ

供恵
予定? 何の

奉太郎
昼寝

供恵
座ってるだけで5千円になるバイトがあるんだけど どう

奉太郎
うん

供恵
やる? やらない?

奉太郎
うーん

供恵
はい決まり! やるってことで向こうに言っとくねー

供恵
はい バイト先で使いな 



供恵
はい折木です あ 里志君? 久しぶり ええさっき戻ったとこ 奉太郎 いるわよ ちょっとまっててね 奉太郎 里志君か電話 

奉太郎
うん

里志
奉太郎 前に貸した本 もう読み終わったかい

奉太郎
うん

里志
読みおわったんなら そろそろ返してほしんだけど

奉太郎


里志
今日取りに行ってもいいかい

奉太郎
ん バイトの後なら

里志


奉太郎
バイトの後なら

里志
バイト? 奉太郎が 一体何を血迷ったんだい?

奉太郎
なんとなくな 姉貴の知り合いの代役で市民プールの監視員だ

里志
ふーん お姉さんの なるほど 奉太郎が額に汗するとはねえ

奉太郎
もう出る時間だから切るぞ

里志
わかった あとで冷やかしに行くよ

奉太郎
好きにしろ じゃあな

里志
じゃ



<プール>

里志
奉太郎 やっ 来たよ

える
ウフ

奉太郎
まさか三人とはおもわなかった

里志
あのあと二人に声をかけたんだよ 世にも珍しいものが見られるよって

摩耶花
福ちゃん それがこれ?

里志
そう 働く奉太郎

摩耶花
正直がっかりなんだけど

える
まあまあせっかくですしみんなで楽しみましょうよ 

摩耶花
まあそうね せっかくだし

える
ウフッ

男性
おいこら 人の女 じろじろみんなぼけ

女性
ちょっとやめなよ

別の男性
いや そんな

監視員
お客さん ちょっと落ち着いてください

摩耶花
なにあれ

奉太郎
《係わり合いになりませんように》




ほらもうちょっと だ いくぞー

える
じゃあいきますよー そーれ

摩耶花
あ はい

里志
はっ よっと

里志
千反田さん セパタクロ

摩耶花
あはは だめねちいちゃん

里志
はい 千反田さん罰ゲーム

える
うへ

える
えーぃ  ごめんなさい ごめんなさい

里志
あははは

摩耶花
いくよー せえの それー

里志
いくよー そーれー 

監視員
おーい 交代だ 休憩していいぞ 



える
折木さん お昼一緒にどうですか 

摩耶花
もうちょっと早くに言ってくれてたら もっとちゃんとした昼食作ってこられたのに 

里志
それは奉太郎に言って欲しいね

える
どうしてですか

里志
だって ものぐさが服着て歩いてるような奉太郎がだよ急に勤労精神に目ざめったって言うんだもん これを見逃す手は無いよ  だろ奉太郎

奉太郎
うん

える
でも こうやってみんなで集まって とっても楽しいです

摩耶花
ま まあ

里志
それにしても似合わないね

える
なにがですか

里志
プールと奉太郎

摩耶花
プ 確かに

える
二人ともひどいですよ

摩耶花
水着と折木も似合わないわね

里志
うんうん太陽と奉太郎もね

摩耶花
海と折木とか

里志
夏と奉太郎とか

える
もうだめですってば ねえ折木さん

里志
さて そろそろプールに戻るかな

摩耶花
そうね じゃあごみ片付けよっか

える
じゃあ椅子を元に戻しておきますね

える
よいしょっと

子供
うへーん

女性
えーまた欲しいの しょうがないなあ じゃあ二つ目買いにいこっか

える
びっくりしましたね

奉太郎
ああ

える
バイト どうですか

奉太郎
うん まあ 普通

える
私も 一度やってみたいです

奉太郎
うん

える
ん わー 早いですね

奉太郎
うん

える
将来の夢は 水泳の選手ですかね

奉太郎
うん

える
あの中から 金メダルを取る選手が出てくるかもしれませんね

奉太郎
さあな

える
えっ

奉太郎
そいつがそうなる人間かどうか それだけだ 特別な人間ならなる 普通の人間なら ならない

える
折木さんは特別になりたいんですか?

奉太郎
別に どの道俺は普通の人間だ

える
折木さんは特別ですよ 私にとって

奉太郎
えっ

える
福部さんも摩耶花さんも特別です 私がかかわった方は 私にとって みなさん特別です

奉太郎
お前の主観の話はいい 俺は一般論として

える
主観じゃだめですか 周りと比べて普通とか特別とかそんなこと気にしなくたっていいじゃないですか 誰か一人でもいい 特別と思ってくれる人がいれば私はそれで十分だと思うんです はっその えっと 失礼します



白露 ○気ようやく重なりて ○にさりで白色となれば也



える
《折木さんは特別ですよ》

える
《主観じゃだめですか》

監視員
折木君 交代よ 休憩にはいって



える
あの 折木さん

奉太郎
うん

える
えっと 気になることがあるんです

奉太郎
・・・ えっ

里志
奉太郎の仕事の範疇だよ

える
あの赤い水着の方 わかりますか

奉太郎
うん

える
あの方 私たちがご飯を食べ終わったときは 左の耳に白いものをつけてたんです でも 今見たらそれがなくなっているんです

奉太郎
よくそ んなことに気付いたな

える
いえ 気付いたのは ほんとにたまたまなんです

奉太郎
で それがどうした

摩耶花
どうしたじゃないでしょう もしそれがイヤリングとかピアスだったらどうするの? だれかが踏んだりしたら最悪怪我しちゃうかもしれないのよ?

える
折木さん 一緒に探してもらえませんか

奉太郎
《この広さの中を 本気か》

奉太郎
耳についてたのは確かなのか?

える
はい

奉太郎
ならさがすまえに まず本人に確認を取るべきだろう

える
そうしたいんですが なかなか聞きづらくて

奉太郎
別に変なこと聞くわけじゃない 大丈夫だろう

摩耶花
ならあんたがいってきなさいよ

奉太郎
遠慮する

える
お願いします 折木さん

摩耶花
折木 あんた監視員でしょう

里志
どうだい奉太郎

える
わたし きになります



チーフ監視員
えー あの怒ってた人の? 面倒なことになったなあ

奉太郎
はあ

チーフ監視員
折木君 おおごとにしたくないからさあ こっそり探しておいてよ

奉太郎
はあ でも一人ではむりです

チーフ監視員
なら他の連中は監視もあるから プールサイドを見廻ってもらおう 折木君 プールの中を頼むよ 

奉太郎
はあ



える
私も手伝います

里志
もちろん僕も

摩耶花
ま しょうがないわよね

奉太郎
たすかる

える
さて じゃあどうやって探しましょうか

里志
場所を分担したほうがよさそうだね

える
そうですね どうですか折木さん

奉太郎
まかせる

摩耶花
あんたねえちょっとはやる気だしなさいよ

里志
うんうん まったくだ まさに給料泥棒だね せめて分担ぐらい決めたらどうだい ・・・ わかったよ ぼくがかんがえる じゃあ 階段のところは千反田さんと摩耶花 滑り台のとろは奉太郎 飛び込み台のところは僕 で どうかな

える
わかりました

摩耶花
いいんじゃない

奉太郎
たのむ

里志
奉太郎

奉太郎
ん?

里志
このバイトってやるべきことなのかい?

奉太郎
どうだろう

里志
なんだ考えてないの? なんともおそまつなモットーだね

奉太郎
悪かったな

里志
そ それ 文句でもなんでも リアクションはしてくれないとね つまんないよ じゃあね またあとで



摩耶花
折木! サボってんじゃないわよ

奉太郎
サボってない おはじきを拾ったから捨てに来ただけだ

摩耶花
どうだか フー 折木 今のあんた見てると力抜けちゃうのよね はっきり言って迷惑

奉太郎
なら見るな

摩耶花
前のあんたは見るといらいらしたのよね それも迷惑 どっちも迷惑なんだけどさ だったらせめて 前のあんたに戻ってよね 張り合いあるだけ まだましだからさ

奉太郎
まだまし か



奉太郎
・・



摩耶花
みつかったの?

奉太郎
いや でも 探さなくてもよくなるかもしれん

里志
あ ということは 奉太郎 なにかわかったんだね

える
アハッ

奉太郎
《大丈夫だ》 千反田 お前が見たのは本当にイヤリングか?

える
はっきりとは ただ 左に耳に白いものがあったのは確かです

摩耶花
片方だけっていうんなら ピアスかもしれないわね

奉太郎
違う 装飾品の種類を聞いてるんじゃない ついてたのはそもそも装飾品なのかって事だ

摩耶花
あ どういうこと

奉太郎
あれを見てくれ もし耳になにかをつけているんだとしたらあんな風に無造作に耳をたたかないんじゃないか

里志
つまり

奉太郎
耳についていたのは おそらく本人が知らないうちについた何かだ

摩耶花
だとしたら 何がついてたって言うの

奉太郎
それなんだが 里志 伊原を抱っこしてくれるか

里志
ああ

摩耶花
ちょ こんなところで

奉太郎
じゃあ千反田ならどうだ

摩耶花
ちいちゃんだから いいってわけないでしょ 小さい子供みたいで恥ずかしいじゃない

奉太郎
《まあ まさに小さい子供の様子をためしたいからなんだが》

摩耶花
だいたい何のためにそんな事するのよ

奉太郎
仮説の裏づけだ

摩耶花
仮説ってこの件の?

奉太郎
ああ

える
私はかまいませんよ

摩耶花
わかったわよ やればいいんでしょ

里志
千反田さん けっこう 力もちだね

摩耶花
どういう意味

里志
あ いや そういう意味じゃないって あくまで 一般的な見方としてだよ 

奉太郎
ああ やっぱり

える
やっぱりってなにがです?

奉太郎
手だ 普通は肩に置く

摩耶花
ね もう おりていい?

奉太郎
ああ かまわない

える
よいしょっと

奉太郎
あれをみてくれ さっき あの女性があの子を抱っこしているところを見かけた 二人は多分親子かなんかだろう あの子がソフトクリームをもったまま抱っこされたらどうなるかだが

里志
そうか ちょうど耳のところに ソフトクリームが当たりそうだね

奉太郎
ということだ

える
は じゃあ 今それがないのは

奉太郎
泳いでいるうちに落ちたか 誰かに教えてもらったか そんなとこだろう 

える
は あ あの 折木さん!

奉太郎
どうした

える
えっと その 私 折木さんの そういうところ やっぱりすごいと思います

奉太郎
ん 誉めても何もでんぞ 

える
はい

里志
なんか ひさしぶりだね 奉太郎の皮肉 

奉太郎
悪いか

里志
悪いね 無いとこっちが調子狂っちゃうからね 

奉太郎
フン

える
そうだ まだお礼をいってませんでした 折木さん どうもありがとうございました お騒がせして すみませんでした

奉太郎
あ いや 

摩耶花
ちいちゃんちがうわ イヤリングかピアスっていったの私だもん 折木 ごめん

奉太郎
いいからやめろ 

里志
さーて 一息ついたら なんか小腹がすいてきたな 僕もソフトクリーム


摩耶花
ソフトクリームがどうした・・ あ 氷菓! 福ちゃん 氷菓の原稿 今度こそ間違いなく明日くれるっていったよね どうなの もうできてるの?

里志
ま まあ 大体出来てるって言うか なんというか

摩耶花
要するに出来てないのね そうなのね

里志
そうともいうかな

摩耶花
そうとしか言わないわよ さ 福ちゃん 今すぐ帰って原稿書くわよ 今日という今日は 仕上がるまで絶対離さないんだから 

里志
い いやあ あともう少しだから ひとりでもがんばれるよ

摩耶花
信用できない ああ ちいちゃん折木 ごめん 先かえるね また明日

里志
さよなら うわ

える
原稿 仕上がるといいですね

奉太郎
どうだかな ま 求められているうちが華だ せいぜいがんばればいいさ

える
求められるうち 私 今日も折木さんに頼ってしまいましたね いつもすみません

奉太郎
全くだ いい迷惑だ

える
あ ひどいです 

奉太郎
でもまあ それも悪くないかな いやなんでもない

える
はあ そういえば折木さん 白いもの どうしてソフトクリームってわかったんですか

奉太郎
ああ それか 簡単だ ここには他に白いものは無い もう一つあったか

える
・・ じ じゃあわたしもこれで バイトがんばってくださいね

奉太郎
あ ああ

監視員
おい 交代だ 

奉太郎
はい めんどくさ


<キャスト>
折木奉太郎 中村悠一
千反田える 佐藤聡美
福部里志  阪口大助
伊原摩耶花 茅野愛衣

折木供恵 雪野五月

赤い水着の女性 悠木碧
男性 川原慶久
お天気お姉さん 三上枝織

チーフ監視員 宮下栄治
男性監視員 会一太郎
女性監視員 近野明日香