そして もうひとつ
娘がこの学校に入学したのには
我が家にとって
とても大切な意味がありました。
それはしばらく経ってから
わかったのだけど。
実はこの高校
夫の母校なのです。
保護者に卒業生が多く
愛校精神が強いことは
夫から聞いた話や
野球応援などで私も感じてました。
中には
おじいちゃんから孫まで
3代に渡ってこの学校!
なんていう
とっても濃いOBの方が
何人もいらっしゃるそうで。
PTA役員は
ほぼこのようなOBの方々で構成されており
夫は娘の入学時に即
知り合いのOBの方に勧められ
1年目からPTA役員になりました。
そして2年目からはPTA会長に就任。
最初に聞いた時はね
私も子供たちも親たちも みんなビックリ!
と同時に 「大丈夫なの?」と。
なぜなら
夫は人前に立つことが好きではない
と思っていたし。
何より
私が家を出る形で別居して3年目の時で
家事一切
子供たちの学校
地域のことなどなどをこなしながら
もちろん仕事もありの
「その上で」のことだったから。
「身体を壊さないといいけれど」
と みんなそう思ってた。
この3年間 夫は年次休暇を
学校の行事やPTA会長出席の集会などに使い
傍目で見ていても かなり大変な状況をやり遂げました。
OB同士で話が盛り上がり
先生方とも懇意になったりで
活動を楽しんでいたみたいだし。
私が なーんにもやらない母になったら
夫が めちゃデキる父になった
平行して
家族に対する態度も次第により良く変わっていき
夫と私 夫と息子 夫と娘
それぞれの家族関係が変化。
3年前
あれだけ猛反対していた娘の音楽への道を
今では大いに応援しています。
その夫が今日
PTA会長としての祝辞の中で
こう言っていた所に ふと心が留まりました。
「38年前の卒業式の時
私は大学受験に失敗し
暗澹たる気持ちでこの場にいました。」
その前後の内容からして
卒業生に伝えたかったのは次のことだろうと。
「人生 挫折も失敗もある
けれど この高校3年間
この学校で培った力で必ず道は拓ける」
最後に
「卒業生に栄光あれ!」
という言葉で祝辞を結んでいました。
私は 夫が一浪していること
もちろん知ってます。
でも 実際
本当にそのことを
よーく考えたことはなかった。
このおめでたい佳き日
皆 お祝いムードの卒業式で
自分は行き先が決まってない
その不安な気持ちはどんなだっただろう
この場でその状況はさすがにキツイよね
粛々と進む卒業式の中で そう思った。
実際 娘のクラスにもいたんですよね。
最後のホームルームの一言スピーチで
「進路が決まってない」
と言っていた子が。
でもね その子 宣言してたの。
「今はまだ決まってないけれど
自分の道を決めて
今度みんなに会う時にちゃんと言います!」
みんなの前で
力強く そう宣言して
クラスのみんなは彼女に
大きな拍手を送っていた。
まず この場でそう言えることが
(スゴイ!)
と思ったのね。
だって 隠そうと思えば隠せるし
言わなくてもいいことだから。
それでも 彼女は あえて 言った。
卒業式後
帰りに夫とお疲れ様の食事をして
この祝辞のことと
挫折と失敗の話をしたのね。
そして
クラスで宣言していたあの子のことも。
先行き不透明だった夫の卒業式の時
「それは辛かったよね」
と式の途中で私が思ったことを伝えたら
「うーん 辛いもあったけど
どっちかと言うと大変だった」 と。
卒業式の時は
予備校も決まってなくて
どこの予備校の試験を受けるかとか
これからやることをすごく考えていたから
「大変だった」って。
そして 1年浪人後
選べる状態で大学受験をパスした夫。
そのことは祝辞に入れてなかったけれど
「あの子に俺の失敗の話が届いてるといいなぁ」
と言っていました。
なんでも 祝辞の原稿は
何度も何度も書き直したそうで
今日をむかえるまでに
時間もエネルギーもかなり使ったようです。
国語の先生にも添削していただいて
大幅に削った部分があったけれど
大学受験失敗談は 削らずに残した。
どうしても 卒業生たちに伝えたかったんだろうね。
「雑草魂」
この学校で大きく掲げられているこの言葉
私も当然
見て 聞いて 知っていたけれど
そういうことか!
と今日腑に落ちました。
踏まれても 踏まれても
また立ち上がる雑草のように
前を向いて
今日の卒業式で 夫はじめ
何人もの方々が
祝辞の中にこの言葉をこめていたっけ。
娘は入学前から
この学校の雑草魂を練習していたんだな。
夫は卒業後もずっと
雑草魂を発揮していたんだね。
以前から夫は過去を振り返る時間が短く
「終わったことはもうしょうがないし」
「あのことは忘れた」
という態度が多かった。
それが私には
反省してない または
真剣に考えてないように感じられて
すごーく嫌だった。
でも そうか
あれは
立ち上がろうと前を向いていたのか
と皆の前で宣言した
あの子の笑顔も重なって
そう思えました。
そういう雑草魂を
人はみんな
応援したくなるんだろうね。
だから
在校生 卒業生 先生方 保護者は
あんなに愛校精神が強くて
地域の人々からも
たくさんの支援を受けているんだろうね。
みんなから拍手を浴びていたあの子も
きっと大丈夫。
宣言通り
自分の道をちゃんと見つける。
本当にとっても熱い学校。
いい学校です。
習志野市立習志野高等学校
娘はまた在学中に新しい変化を選ぶようになり
2年生の途中から
「チャリ通にする!」
といきなり自分で決めて
すぐに夫の実家の祖父母の家に引越しました。
娘は 祖父母宅
夫は 息子と自宅
私は 別居宅
と 家族バラバラに。
私 娘に1度もお弁当作らなかった。
夫とおばあちゃんが作ってくれた。
体育祭と文化祭は楽しく観に行ったけれど
保護者会にも面談にも1度も行かなかった。
「そうだよ。
この3年 全部俺がやったんだから!」
「うん そうだったね。 ありがとう。
本当にお疲れ様!」
なんにもしなかった分 気持ちがあふれて
今日は私 夫に最大限の労いをしたつもり。
最後にこんな風に 親子3人で笑えたのも
この学校の「雑草魂」のお蔭だな
って思います。
さや 卒業おめでとう。
パパ どうもありがとう。
この歌 大好き
3月9日は サンキュー = 感謝だね。
おじいちゃん おばあちゃん
親子共々 関わってくださった皆さん
娘にお祝いのメッセージをくださった方々
どうもありがとうございました
展望を描く 時間の流れ 待つ
砂時計の中の木は あなたが時間をかけて
育ててきたものがあることを示しています
結実のその時を しばし待ちましょう
心に従い すべきことをしていれば
自然と木は生長し その時は来るのですから
一段落となるこの時にはまた
次の実となる展望を心に描きましょう
これまでの経験を未来への糧に出来るか
試されています
紫4 Foundation & Achievements 基盤と達成
基礎確立 繁栄 人間関係
人間関係 特に家族関係で
今までに築いた絆を元に
明るい展望を抱いている方が引かれる傾向のカード
たとえ今の時点で
家族に関してなんらかの問題があるとしても
その関係性をより良いものに変える鍵を
あなたは握っています
あなたが発起し繋ぎ役となることで
得るものがあり 同時にそれぞれの人たちも
秘力や底力を発揮するでしょう
今までの経験と学びのツールを使いましょう
宣言 意志 集中力
崖の先で高らかにラッパの音を響かせる男性
たとえ危険な状況であっても
「自分はこうする!」
という強い意志を持っているのです
その思いで集中して目標に向かい続けることで
成し遂げられることをこのカードは示しており
あなたもこれらの力を持っています
高らかに自分の思いを宣言し
勝利と成功をその手につかみましょう
精神的強さ 最後のひと押し
あなたはこれまで 様々な経験を経て
精神性を磨いてきましたね
強くなった自分を認め 誇りとしてください
今目の前に 後もうひと踏ん張り!
という出来事があるかもしれませんが
このテーマでの最終問題のようです
培ってきた糧と自分を信じ
落ち着いて取り組みましょう
大丈夫 あなたは越えられます
~ たまゆら占いより ~