こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

前回の続きです。

 

「返品する」という生き癖(1)

 

 

 

5年ほど前までのある一時期 

私は買ったモノをよく返品していた。

 

 

「コレ いいなぁ」と思っても

 

買う前に 試着室で迷い

とりあえず 迷いながら購入するけれど

返品可能期間中 迷ったあげく返品し

返品しなかったモノも 着ながら迷う

 

ということを 

自分でもよくわからないまま

繰り返していた。

 

 

 

ほとんど迷うことなく 

お気に入りを買えるようになった今

 

「これも”返品する”生き癖だったのではびっくり

 

と思ったこと。

 


 

 

それは 『結婚』 でした。

 

 

 

 

んん? どういうこと?

 

パンドンッ と  『結婚』

 

 

先にその言葉だけ来たものだから

自分でも理解するのに少々時間がかかっちゃって。

 

 

 

えーと 時計を過去に戻してお話ししますね。


 

4年前の2012年3月30日

 

私は 夫 息子 娘 愛猫す~ちゃんとも離れ

1人で家を出ました。

 

 

原因は 

少しずつ積み重なった夫との気持ちのすれ違い。

 

 

お互い 心の中に不信感を抱き

募らせ 秘め 抑え続けた結果

 

こらえきれなくなって 爆発爆弾 

 

 

夫の「離婚だ!出て行けー!」

 

の売り言葉を 同じく感情的に 

 

「そうしようじゃないの!」

 

と買った私。

 

 

現在 離婚前提の別居状態。

 

 

 

…という認識だったのだけど 

 

もしかして

 

そうじゃなかったのかもしれない…



 

買ったモノを返品していた

あの頃の状況や心境を少しずつ思い返していて…

 

そんな思いにたどり着いたのです。

 

 

 

さらに時を遡って 

25年前の1991年4月20日 

22歳の私は夫と結婚式を挙げました。

 

 

もう少し遡って 

1年ちょっと前に

私たちは付き合いはじめました。

 

 

 

それまで 

会社の同じフロアの遊び仲間

という関係だった私たち。

 

 

いつも遊びに行くのは10人前後だったけれど

段々少人数で出かけるようになり

初めて2人で遊びに行った帰り際 

彼(夫)に

 

「良かった!えりちゃんと付き合えるようになって♪」

 

と言われたの。

 

 

その瞬間の私の気持ち

今でもハッキリ覚えているんだけれど

 

『チョーーー複雑』 (*_*)

 

 

 

夫は私より8歳年上で

社内で会う時も 

遊びに行ってた時も

優しくて頼もしくて 申し分ない人。

 

 

私だって2人でのデートを承知して

付き合えるようになって嬉しいはずなのに

 

なんで ? ? ? 

どうして ? ? ?

 

心から喜べない自分がいた。


 

 

ここから「返品する」生き癖に照合してみると…

 

 

複雑な気持ちのまま付き合い始め (試着中)

 

コレって嬉しいことだよね? (似合ってるよね?)

 

とってもいい人だもん (うん デザインは気に入った)

 

でも本当にいいのかな? (コレ お買い上げする?)

 

断る(返品する)理由は何もないよね

 

 

 

だけど気持ちは 

 

? ? ? がつきまとう…

 

 

 

そうこうしているうちに 

結婚を本気で考えていた三十路目前の彼は

 

初デートから約1ヵ月後 

私を両親に合わせ

2ヵ月後にプロポーズ

私の両親もひと目で彼を気に入り 

 

とアゲアゲムードのまま

5か月後には結納

 

 

その間 

やっぱり断る(返品)理由は1つもなく

 

お互いの両親も大賛成 

(「この良品は買いでしょ!」)

 

周囲の人々にも祝福され 

(「その服お似合いですよ~」)

 

とんとん拍子で縁談はすすみ

 

約1年後 

結婚(お買い上げ)となりました。

 

 

 

1日で 彼女に

1ヵ月で 花嫁候補に

3ヵ月で 婚約者に

5カ月で 正式内定

1年ちょっとで 妻に

 

と とてもスムーズに 

なんの問題もなく進んだ 

スピード結婚


 

だけど 心の中には 

どうしてもぬぐうことの出来ない

 

? ? ? 

 

があった。

 

 


とっても失礼な表現だけど 

私は彼を

 

返品しようかどうしようか

返品しなくても着ながらずっと

迷いに迷った洋服と同じで

 

結局 結婚していながら

ずっと迷っていた

 

のだと思う。

 

 

 

なぜなら 彼に対して 

自分でもどうしてそうしてしまうのかわからない

謎の行動があったのだけど

 

「返品しようとしていた」

 

と考えると 

どれもが納得出来るのです。

 

 

例えば

夫は別れ際や電話の最後に

「愛してる」と言ってくれる人でした。

 

 

「彼が”愛してる”って言ってくれなーいむかっ

 

とプンスカしてる女子の話をよく聞くけれど

 

私は逆で。 

 

 

「お願いだから愛してるって言わないで」

 

と言ってたの。

 

 

愛してると言われて嬉しいはずなのに

どうしてもそう思えない

 

言われると重い…

 

言わないでいてくれると安心する

 


夫も「普通は喜ぶのにヘンな女」

と思ったと言っていたけれど

大好きな私の願いなのできいてくれました。

 

 

 

他にも

楽しいはずのデートで

別に嫌なことは何もないのに

一緒にいるのがいたたまれなくなり 

 

「用事があったの思い出した!」

 

と突然帰ったことがあり

やっぱりこの時も夫「?」だったそうで。

 

 

嬉しいはずなのに

楽しいはずなのに

 

なんで? ? ?

 

 

(だって 嬉しく楽しく着ちゃったら 

 返品できなくなっちゃうじゃない!)

 

 

結婚後も 

家で1人きりの時

謎の緊張感に襲われることがあって

これも

 

(タグをつけたまま 汚さないように洋服を着ている)

 

ような感じ と思ったらすごく納得できて。

 

 

(もう着ちゃっているけれど 返品するかもしれない)

 

養ってもらっているけれど 今後断るかもしれない

 

 

この罪悪感は

 

必死に家事や育児をすること

自分より周囲の人々を優先することで

自分なりに補っているつもり 

 

だったのではないか

 

 

そう考えると

 

今までの様々な?

 

がすべて腑に落ちるのです。

 

 

 

実は(1)の記事を書いてアップした後に

次々と色々なことが立て続けに起こり


昨日27日 

息子の21歳の誕生日を

家族4人でお祝いする流れになって

 

この話の一部始終を 

夫 息子 娘の目の前で話す事態となりました。

 

 

 

「あのね ママね 

 パパを返品しようとしてたんだと思う」

 


 

つづく

 

 

 

「返品する」という生き癖(3) 

 



 

(赤)ジプシーカード 25 Lover 求婚者

 

一途に行動 思いをこめて 見極める

 

女性がいる部屋を見上げ 

万感の思いを届けている男性

 

相手の姿が見えていないことから

まだ気持ちが伝わっていないか

すれ違いがあるのかもしれません

 

あなたが男性の立場ならば

人目は気にせず 

一途に思いを伝え続けましょう

 

あなたが女性の立場ならば 

見た目で判断せず

彼の本質や情熱を見極めるのがよいでしょう

 

 

~ たまゆら占いより ~