私は現在、文教児童青少年委員会に所属していて、
本日の委員会で
保育園等在籍・待機児童数についての報告がありました。

さかのぼること
平成23年度の受け入れ定員数は10.443人で待機児童数は564人。

平成24年度の受け入れ定員数は11.143人で待機児童数は523人。

平成25年度の受け入れ定員数は11.664人で待機児童数は578人。

平成26年度の受け入れ定員数は12.418人で待機児童数は487人。

平成27年度の受け入れ定員数は13.790人で待機児童数は旧基準で375人。新基準だと176人と報告がありました。

この旧基準と新基準の違いは、
・自宅から登園するのに無理のない範囲で空いてる保育施設があるのに特定園だけを希望する場合は待機児童に含めないことになっていますが、新基準ではこの保育施設に認可保育所に加えて地域型保育事業・認証保育所・保育室を含めたこと。
・新基準では、保護者が育休中の場合は待機児童に含めないことができる。
という違いがあります。



27年度からは地域型保育授業のほうで受け入れ定員数も増えていますが
昨年(487人)から112人減とはなっていますが、
待機児童は相変わらず解消できていません。


特に0~2歳までの待機が多く、

0歳児 旧基準73人。  新基準19人。

1歳児 旧基準252人。 新基準136。

2歳児 旧基準48人。  新基準19人。

3歳児 旧基準2人。  新基準2人。

4歳児、5歳児は旧基準・新基準ともに0人。


年齢別から見てもわかるように0~2歳児の待機が大変多いです。


待機をゼロに出来なかった理由として
1歳児の枠が予想を上回ったとのことでしたが、
見込みの甘さを感じます。

私は昨年に出産をして、周りに近い月齢の子どもがいる保護者と話す機会も多く、
まさに保育園の話題はタイムリーな話でよく話題になります。

話をしていると、
育休の間は成長を見たいので自分で面倒を見たいので出来るなら自分の手で子育てしたい。とか、
でも、復職するためには0歳の段階で入れないと1歳から入ることはかなり厳しいよね。とか。。


新基準の育休中は待機としてカウントしないというのはどうなんだろうか?

疑問の声があります。




0~2歳の需要が多く、
ここの部分の枠数を増やす必要があることは区としても認識はしています。

しかし、29年度までに新設の1歳児の枠は200人増の予定しかなく、
多くの保護者が望んでいる認可の枠はまだまだ足りないと感じます。


小規模保育も通常保育の11時間保育と比べると基本保育時間は8時間のため保護者のニーズとしてはやはり時間延長を検討しなくてはなりませんし、それに伴い人員確保のためには処遇改善もしていかなくてはなりません。


今日の区の答弁では
3歳以降の行き場についても触れられていました。

3歳になると預かり保育のある幼稚園に入れたいという保護者のニーズが多く、それに対し
練馬こども園を進めていくし、すでに区内40園中13園(4園増)が長時間保育に取り組んでいる。とのことです。
(練馬こども園:長時間預かり保育、認証保育所等との連携、教育と保育の質の向上に取り組む私立幼稚園に練馬区が独自に認定する制度のこと)


子どもが小さいうちは親が育てるべきだという話も実際私自身も言われたこともありますし、
保育園に入れずに親の手で育ててる家庭と比べて保育園に入れたからといって愛情が減るとかではないし、
様々な考えがあるし、あっていいと思います。


ちなみに、私自身はどうしているのかというと、当初保育園へと考えていましたが、
家族会議の結果、
家族の理解と協力を得られることで現在保育園には通っていません。

議会、議員活動をしていく中で保育園へなぜ入れないのかとか言われますが、家族会議で決めたことなので私の家庭なりの子育てをしています。
しかし、3歳までに
やはり保育園へ…となっても今日の報告の待機児童のようすだとかなり厳しそうですね…


近年では女性の社会進出が進んでいますし、
リーマンショック以降は特に景気が悪く共働きの家庭も増えました。

保護者の多様なニーズに応えていくためにも
0~2歳児の待機児童の早期解決をしていかなくてはなりませんし、それと併せて
保育士確保を進めなくてはです。

(保育士不足対策については以前にも議会で質問をしています。詳しくはこちらのブログ


練馬区の保育園の空き状況についてはこちら