おととい、ゆぅしでさんにお付き合いいただき(いつもありがと~ww)
屍者の帝国、見に行ってきました!
伊藤計劃oroject第1弾。

ほんとはアントマン見に行こうかと誘ってたんですが、
こちらがすでに上映開始してたことを知り、計画変更。 ご迷惑おかけしました。
屍者を労働力として使用する技術が確立された19世紀。
ロンドン大学の学生、ジョン・H・ワトソンは
亡くなった親友・フライデーの遺体を盗み蘇らせる。

ワトソンは親友の魂のありかを熱望していた。

その技術を見込んだMは屍者蘇生技術の第一人者ヴィクター・フランケンシュタインの手記を持つ
フョードル・カラマーゾフのもとへ手記の入手のために派遣させる。

屍者のみで過ごす屍者の帝国にたどりついたワトソンは、
フョードルからヴィクターの手記に書かれていた衝撃の技術を見せる。 それは・・・。

屍者「フライデー」の設定が単なる記録用の屍者から、
ワトソンの親友に大幅に改変。

そのためワトソンの情熱が原作よりずっと伝わりやすく、
また哲学的な問答が多かった原作よりアクションが激しく、
映画として面白い作品に変わっていました。

ただ、そのせいでちょっと疑問に残ることもありましたが…
そこは一人一人の解釈によるんでしょうね。
人の魂はどんな形で存在し、どこにいるのか。
フライデーの表情を通してその答えが見え隠れします。

「完全なる人間」というお題目も登場w
しかし完全であればそれは人間ではないのですよ…。

原作は難解で、この映画では消化できていない(というかカットされた)ところが 多くありますが、
そこをもう一度把握するために もいっかい原作読まないとなあ…。

ただ大事な人を求め続ける想いの強さと
求めるゆえに起こる哲学的な疑問。

さて、伊藤計劃が求めた答えとはなんだったのか。
それはもう永遠に戻らないけれど。

【原作感想はこちら】  
 屍者の帝国



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