- 海賊とよばれた男 下/講談社
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生涯を通じて人間を尊重し、己の信念を貫き、日本のために戦い抜いた男。
イギリスから石油と国を取り戻したいイランへと決死の船出に。
もう、店主も社員も船長も船員もその奥様方も
どうしてこんなに凛々しく美しく潔いのか！！
これが日本人の美徳であり、誇りである！！
一ページごとに熱く、一章ごとに涙が出ます。
そんな大きな感動と共にあらゆることを教えてくれるのがこの作品。
経済や日常社会における石油の重要性もですが、
国際社会が力あるものの金と感情で動いていることがまざまざと感じられます。
イランの国の移り変わりにもまた興味がわきました。
一度独立を果たしたイランが再度アメリカにかつがれた王政へ、そして再びのクーデター。
その後現在アメリカから悪の枢軸呼ばわりされるまでに何があったのか。
そしてこれから何が起こっていくのか。
世界の流れが読み取りやすく書かれていて、ここも面白かったです。
いろいろと感動しすぎて言葉がまとまらない。
本当に、日本人なら読むべきです！！
【過去感想】
海賊とよばれた男 上
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