こんにちは。
神戸・自宅サロンSmileの
長尾ひさえです。
毎週火曜日恒例となっております
マイストーリー。
「次回が楽しみー」と
言ってもらえて
張り切って書いてます
先週の記事はこちらから
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
～阪神淡路大震災まであと８時間～
いつもは、だっこして眠った後に
ベビーベッドに寝かせたら
すぐ寝る娘が
ベッドに置いたとたん
ギャーと泣いて
もう一度、だっこして眠ったので
ベッドに置くと
また泣いて
その後、
何度ベッドに置いても泣くので
「途中でベッドに寝かせたらいいや」と
私の横で添い寝させたのです。
（赤ちゃんは予知能力があると
聞いたことがあります）
～阪神淡路大震災まであと６分～
気がついたら、もう朝の
５時４０分くらい。
（私にも予知能力があったのか？？
目が覚めていました）
「ベッドに戻そうと思ったけど
もう朝だからいいかー」と
可愛い寝顔を見ながら思っていたら
ゴゴゴゴー！！！！
生まれて初めて体験した
大きな揺れ
「天井が落ちるー
ここで死ぬかも！！」
と一瞬思った。
熟睡中だったダンナは揺れで起き、
真っ暗な中
ベッドの中にいるはずの娘を探し
「〇〇（娘の名前）がいない。
〇○がいない」と
叫ぶダンナ。
「ここにいるよ」と
大声で叫ぶ私。
娘の上に私が覆いかぶさり
私の上にダンナが覆いかぶさり
亀のように３人で丸くなっていました。
食器棚のコップが割れて
床に散乱。
キャスターのついた
冷蔵庫とテレビがリビングの
中央に。
花嫁ダンスがいったん持ち上がり
場所がずれて着地していた。
倒れてはこなかった。
神戸の西区に住んでいたことと
新築の鉄筋コンクリートで出来た
ハイツだったので家は大丈夫でした。
それでも震度６強はあったでしょう。
隣の築４０年くらいの
〇○荘というアパートは
瓦が落ち、壁もはがれていました。
～阪神淡路大震災から１２時間後～
近所でガス漏れしているという
放送が流れて
明石市にある
ダンナの会社の寮に避難して
一晩過ごしたのです。
近所の同じくらいの赤ちゃんがいる
２家族も誘って一緒に。
一晩過ごして、家に戻ると
水道は出なくなっていました。
乳飲み子を抱えながら
毎日水汲みは大変そう
～阪神淡路大震災から２日後～
急きょ、私と娘の二人で
北海道の実家へ
非難することに決めたのです。
でも、道路も壊れているし
JRなどの線路も壊れていて
大阪方面には行けません。
西明石から姫路へJRで行き
姫路から岡山まで新幹線に乗り
岡山から北海道へ飛行機で帰りました。
娘の人生初飛行機のチケットが
アルバムに貼ってありました。
宅急便も使えません。
自分の着替えは一切持たず
子どもの荷物だけ詰め込んで。
背中にはリュック。
お腹には抱っこひも。
手には手作りの
マザーズバッグを持って。
新幹線の中で
長田区から北海道へ避難するという
おばあさんと親子連れに出会い
娘と二人で心細かった私を
助けてくださいました。
たまたま飛行機も一緒で
本当に心強かったのを覚えています。
その方は、
今でも年賀状のやりとりを
している恩人です。
ダンナは神戸に残り
復旧工事の仕事を
がんばっていました。
実家に避難した２ヵ月は
はじめての子育てをしていた私にとって
ゆっくりと過ごす時間となりました。
～阪神淡路大震災から４カ月後～
京都に観光に行ったり
公園デビューで
ママ友も出来たよ
～阪神淡路大震災から１１カ月後～
こんなに大きくなった娘
大震災に遭いながらも
こうやって元気に普通の生活を
できる幸せを感じていました。
この数日後・・・
私が病気で
まさかの緊急入院
続きは来週の火曜日に・・・
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