昨年に引き続き、中国の投資先全社を一堂に会した投資先交流会を今年も上海で開催しました。

昨年初めて開催したところ、投資先から非常に好評で、「今年はやらないの?」という有り難い声を頂いたので、僕たちならではのインキュベーション施策の一環として定期的に開催することにしました。

交流会でのコンテンツ自体のみならず、投資先が全てネット企業なため、経営者同士が直接知り合う機会を作ることで、投資先同士の提携が有機的に幾つも実現したことも大きなメリットです。

今年は、各経営者が多かれ少なかれ悩んでいる組織マネジメントについてと、日本の投資家として日本のホットなネットトレンドを生で語ることを主なテーマにしました。

中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ

人事本部長の曽山さんのプレゼン↓
サイバーエージェントの人事方針・制度、組織活性化施策は今年も大好評でした。

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副社長日高さんからのモバイルソーシャルアプリについてのプレゼン↓
モバイルアプリがまさにこれからの中国では、投資先企業にとって貴重なノウハウを提供できる機会になったと思います。

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2日間の交流会終了後は参加者全員で。

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最後に、身内だけの懇親会で、とても嬉しいサプライズギフトを中国チームのメンバーから頂きました。
著名な彫刻家に彫って頂いたという印鑑。中国らしくて重みを感じます。ありがとうございます!

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運営に関わって頂いた社内外の皆さま本当にありがとうございました。

投資先にとって付加価値のある僕たちならではの企画は今後も継続していきたいと思います。

久しぶりの更新になっていまいましたが、、、

11月1日より社名をサイバーエージェント・ベンチャーズに変更しました。

投資事業をグローバルに展開していくにあたり、どの国の人が見てもベンチャーキャピタルだと一目でわかる社名にしたほうが良いと思い、社名変更に至りました。

社長の田島のブログ にもありますが、現地採用のメンバーも増え、名前だけでなく組織もグローバルな姿に少しづつですが着実に近づいていると思います。

サイバーエージェントが手がけるベンチャーキャピタルだからこその価値観を創り、国境を超えたメンバーでしっかりと共有して、アジアナンバーワンのコーポレートベンチャーキャピタルになるというビジョンの実現に向けて、一歩一歩地に足をつけて進んでいきたいと思います。


新しいブランドロゴはこちら 

                         中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ  
 


iPadが販売開始されてまだ数日ですが、中国で早くも模倣版(山寨)iPadが完成しました。


山寨iPadの外観 ↓
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マザーボードの写真 ↓
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もともと携帯電話では、現地の中小メーカが市場に出回っている台湾製のチップ等を用い、低価格でも機能的な製品を販売しており、最近では中国で新規に販売されている携帯端末の50%以上がこの類の端末(山寨機)と言われています。

南部の深セン地域に、中小の携帯電話メーカや端末設計を請け負うデザインハウスが集積していて、今回のiPad模倣機もこの地域で製造されました。

模倣の速さを揶揄して、「深セン速度」といわれるようですが、実際の性能はともかくこのスピードには驚かされます。

(良くも悪くも)こと携帯端末に関しては深センは影響力の大きい地域ですし、モバイル分野の最新動向を把握する上では重要な場所なので、今年は北京・上海だけでなくこのエリアにも何がしかの足がかりを作りたいと思っています。

ちなみにこのiPad山寨機、僅か60日で製造されたそうです。

また値段はまだ決まっていないようですが、4000~5000元する本物と比較し、2000元以下で売っても利益が出るコスト構造だとか。





先週ベトナムハノイにて、「ベトナム-日本モバイルコンテンツカンファレンス」を、弊社ベトナムオフィスが中心になって開催しました。

詳細はベトナム事務所代表の益子君のブログ にあるとおり、日本からはGNT様・NTTソルマーレ様・セルシス様など日本を代表するモバイルコンテンツ企業でベトナム市場に高い関心を持って頂いている企業の方々、またベトナムからはモバイルキャリア・モバイルCPなど、合計で100名近くの方々にご参加頂きました。

1月の中国でのソーシャルアプリカンファレンスに引き続き、ベトナムでも日本と海外のビジネス機会を創出できる場を盛況のうちに開催することが出来たと思っています。

海外市場では日本のインターネット市場の事例や経験が必要とされている部分が未だ数多くあり、自分たちの投資事業の成果に繋げる目的があるのは勿論ですが、日本のインターネット・モバイルサービスの海外展開の一助になるような活動は、今後も次々と仕掛けていきたいと思っています。

日本及びベトナムの参加者の皆様、本当にありがとうございました。

また、限られたリソースの中、準備・運営を滞りなく進めてくれたベトナムチームの益子君・Dung君、お疲れ様でした。

会場の模様 ↓

中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ

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弊社専務取締役COO西條のプレゼン↓

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GNT Inc. CEOラム様のプレゼン↓

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NTTソルマーレ 事業戦略室長 戸水様のプレゼン↓

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セルシス 取締役 成島様のプレゼン↓

中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ

今週、弊社中国事務所主催で、北京にてソーシャルアプリのカンファレンスを実施しました。

サンシャイン牧場のヒットを背景に、日本のSNSプラットフォームのオープン化が中国アプリケーションベンダーの中でも注目を浴びていること、また日本のプラットフォーム事業者の間でも中国アプリへの関心が高まっていることから、このようなカンファレンスを企画しました。

日本からはMixi・DeNAさん、中国からはソーシャルアプリ・モバイルゲームコンテンツ・Webゲームのデベロッパー約40社にご参加頂きました。

日本のオープンプラットフォームの紹介、Rekooさんと始めとする中国ベンダーの日本市場での経験に関するプレゼン、弊社グループによる日本のオンラインゲーム・ソーシャルゲーム市場に関するプレゼンなど、中国ベンダーにとって日本市場参入に関する意義のある情報提供の場になったのではないかと思っています。

日本と中国で事業会社として投資事業を行っているものとして、インターネット分野での日中間を跨ぐ事業展開に繋がる動きは、これからも主導していきたいと思っています。

日本では年明けの、中国は春節前のお忙しい時期にご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました!



先週はインド市場の調査のために、ムンバイ・デリーに行ってきました。

オンライン旅行サービス、写真共有サービス、総合ECモール、オンラインゲーム、広告代理店、携帯キャリア、及びオンライン求人・不動産サービスの企業を訪問させて頂きました。

人口は12億を抱えますが、その中での格差、10を優に超える公用語に代表される多言語対応、中央政府の統制が効きにくい地方分権など、サービスや政策が一気に普及するには乗り越えなければいけない障壁が、これまで事業展開をしてきた中国やベトナムとはやや異なる印象を受けました。

また、インターネットサービスでいうと、中国やベトナムでまず最初に発達したオンラインゲーム市場もまだ立ち上がっていないようです。
ネットカフェがまだ少ないことと、インドの非常に発達した映画産業の存在が、ゲーム市場の発達に影響を及ぼしていると感じます。

一方、投資家サイドの動きは、米国からの投資資金は早くから流入しているようで、インド市場を投資対象にしている投資家やファンドは200以上とのことでした。

ことインターネットサービスで言うと、市場の立ち上がり具合に比して投資資金が先に流れ込んできてしまっている印象は否めませんが、英語を自由に使える中堅所得者以上の層をターゲットにするようなサービスは、実用・エンターテイメント双方ともそれなりの市場規模はあると感じます。



中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ-町並み

ムンバイの町並み


中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ-車窓から

車窓から風景


中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ-ムンバイの海岸線

ムンバイの海岸線


中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ-インド門

ムンバイの名所インド門










中国国務院より、今年第4四半期のGDP成長率は10%を越える見込みとなり、通年で8.5%成長となる見通しが公表されました。


国内における投資及び消費は引き続き高水準を維持しており、海外市場の落ち着きにより輸出と工業生産も回復傾向にあることがあげられています。


第4季度中国経済増長有望超10%


日本ではデフレへの突入が懸念される中、世界経済の牽引役としての地位が益々中国にシフトしていきそうです。

我々の出資先である大手動画メディアの土豆网 が、中国最大の携帯電話キャリア中国移動(チャイナモバイル)と提携し、同社ユーザ向けに動画サービスを提供することが決まりました。


中移动引入土豆网视频 手机视频收费行得通吗


特に3Gサービスの普及を図りたいチャイナモバイルの意向もあり、動画に対しては都度課金もしくは月額課金、トラフィックについては無料にて当初はサービスを提供することになっています。

モバイル動画サービスは日本でさえなかなかビジネスになりにくかったですが、動画コンテンツへの課金というビジネスモデルが中国で受け入れられるかどうかは大きなチャレンジだと思っています。

ただ日本と違い、テレビコンテンツにそもそも人気が無い土壌に加え、テレビへのアクセス手段も限られているモバイルユーザが多い属性を考えると、先進国とは異なる動画マーケットの拡大も十分考えられると思います。

先週は、中国に加えて投資事業を展開しているベトナムに行ってきました。

出張に東京から参加した西條さん ・田島さん 、また現地の駐在員である益子君 もそれぞれBlogに書いていますが、1年前にまだ市場の立ち上がりが不透明な時期から参入し、地道に投資発掘活動を続けてきた成果が徐々に現れ始めていると思います。


市場規模は中国と比べると小さいものの、インターネットだけで収益基盤が成り立つ規模まで成長している事業ドメインも既にありますし、誰もが良いと思ったときには投資の機会は非常に限られてきてしまうの思うので、投資の波が再度ベトナムに流れてくる前に着実に仕込んでおきたいと思っています!



※サイゴン川のほとりに建つ由緒あるホテルのオープンテラスのバーにて全員で。

中国北京ではたらくインターネットベンチャーキャピタリストのアメブロ-Majestic Hotel







シンセン市場に新たに開設される新興企業向け株式市場「創業板」が、10月23日に開始されることが正式に決まりました。

当初の上場企業は28社、業種は製造業からバイオ関連までと幅広く、うちIT企業は4社となっています。


IT企業の業態としては、データセンターや企業向けソリューション提供などBtoB関連の企業が中心で、インターネット関連の企業は当初の28社には含まれていませんが、金融総合情報を提供する

浙江核新同花顺网络信息股份有限公司

が上場予定企業の中に含まれています。


バリュエーションのほうは、28社の直近業績と発行価格から計算した平均PERは56.7倍

28家创业板公司平均市盈率56.7倍

となっており、期待感の非常に高い価格形成であることが伺えます。


過熱感や上場企業のガバナンス問題を指摘する声ももちろんありますが、一方で世界各国の新興市場の成功例や失敗例も見た結果の市場開設ですので、中国経済の発展にますます貢献する健全な新しい市場になってほしいと思います。