■J1■2016ゆるふわプレビュー「Tポイントは勝点に加算できますか」part3
Part1
、Part2
から続くー。
さいごでーす、イエイ!
■6位 柏
・加入
[福岡] GK 中村 航輔
[柏レイソルU‐18] GK 滝本 晴彦
[仙台] DF 鎌田 次郎
[甲府] FW 伊東 純也
[柏レイソルU‐18] MF 安西 海斗
[チョンブリ(タイ)] MF ジュリアーノ・ミネイロ
[スポルティング・リスボン(ポルトガル)] FW 田中 順也
[オネハンガ スポーツ(ニュージーランド)] MF 手塚 康平
[ポンチプレッタ(ブラジル)] FW ディエゴ・オリヴェイラ
[アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)] 監督 ブルーノ・メンデス
・放出
[京都] GK 菅野 孝憲
[長野] GK 三浦 龍輝
[千葉] DF 近藤 直也
[鳥栖] DF 藤田 優人
[川崎] MF 狩野 健太
[バンクーバー・ホワイトキャップス(アメリカ)] FW 工藤 壮人
[甲府] FW クリスティアーノ
[全北現代(韓国)] DF キム・チャンス
[ジムナスティック・タラゴナ(スペイン)] DF 鈴木 大輔
[新潟] 監督 吉田達磨
なんとなくこの順位に上がってきてしまっているが、けっこう読めないチーム。でも、うまくいけば今年はそこそこいけるんじゃないか。ユースからのシームレスでコードレスでプライスレスなサッカーは1年で封印。それはそれでどうかと思うのだが、吉田監督のもとで上を目指せる絵をフロントが描けなかったのなら仕方がない。エースの工藤が抜け、守備の要の鈴木が抜けたのだが、前者の代わりは田中順也炎の帰還で代替できるだろう。後者も鎌田を仙台から獲得したのでグレードは若干下がるが補完はできてる感じ。中谷もエドゥアルドもいるしね。ユース上がりの選手である小林、山中、中村あたりも着々と経験を積んでおり、甲府から伊東も加入したし、若々しいチームになりそう。攻撃陣はかなり強力っぽい。エデルソンは守備はたらたらやってるけど攻撃はやっぱりけっこうよいし、ディエゴ・オリヴェイラは完全に当たり外人。ジュリアーノ・ミネイロは見たことないからわからんけど、名前がブラジルでいったら「田中達也」くらいありがちな感じなので、全盛期の田中達也くらいは活躍してくれるかもしれない。このブラジルトリオに大津、田中、茨田が絡んでくる攻撃は中々に迫力がありそうだ。メンデス監督は去年までのポゼッション重視戦術から縦に早い攻撃を志向しており、クロスには逆サイドを必ず飛び込ませている模様。謎の機械を駆使するIT派でもあり、ロジカルな印象がある。シーズン終盤には大津や栗澤のこめかみにアルミのプラグが刺さっていて、メンデス監督がレバーで操作しているという状況も十分にあり得ると見ている。ただ、やっぱり守備は少し不安で、ちばぎんカップではセットプレーから間抜けな感じの失点を繰り返していたので、そこらへんをきちんとできるようになればよいのかな、と。去年の福岡のように中村航輔が狂ったようにシュートを止めまくる展開を期待。個人的にはゼンデン現象によってサイドバックやらされてる伊東純也が疲れのあまり黒塗りの高級車にぶつかったりはしないか心配だが、示談の条件に気をつけてがんばっていこう!!
・Key Player ディエゴ・オリヴェイラ
よくよく考えたらこの男もブラジルでいったら「山本太郎」くらいの名前なのかもしれない。仲間たちをがんばって集めよう!ちばぎんカップで初めて見たのだが、千葉のディフェンスがそこそこきてるのにもかかわらず悠然とキープしてボールを捌き、ドリブルで持ち上がっていくその姿に「明らかにものが違う」と感じたので千葉にくださいダメですかそうですか。去年のクリスティアーノも戦術兵器として素晴らしかったのだが、ディエゴ・オリヴェイラはそれよりももっと周りを使えて、汎用性も高い感じ。両足を使えるし、二人に囲まれても全然苦にしてなかった。相手が千葉だからかもしれんけど、千葉だからかもしれんけど。ともかく今年のJ1の外国人選手の中ではかなり上位に位置すると思われ、彼の活躍次第で柏の今年が決まってくるだろう。ちなみに顔はイケメンな感じはあんまりなく、2、3人は消してる感じで迫力があります。シーズン中にうまくパスが合わない大津が消されるかもしれない。
■5位 FC東京
・加入
[湘南] GK 秋元 陽太
[磐田] DF 駒野 友一
[鳥栖] MF 水沼 宏太
[甲府] FW 阿部 拓馬
[北京国安(中国)] MF ハ・デソン
[明治大学] DF 室屋 成
[FC東京U-18] DF 柳 貴博
[光云大学(韓国)] MF ユ・インス
[無職] 監督 城福浩
・放出
[SVホルン(オーストリア)] GK 権田 修一
[フィテッセ] DF 太田 宏介
[川崎] DF 奈良 竜樹
[C大阪] DF 松田 陸
[仙台] MF 三田 啓貴
GK ブラダ・アブラモフ
[鳥栖] 監督 ポマード三太夫
リーグ最終戦での森重の涙から1ヶ月、棚ボタで得たACL出場プレーオフでタイのチョンブリを9-0で虐殺。見事に本選出場を飾ることとなった。ただ、これがリーグ戦にとってはよくないことになりそう。2012年以来久々のACL出場となるが、プレーオフで勝つためにおそらく前倒しで調整しているはずであり、後々それがボディーブローのように効いてきそう。そこを久々の復帰となる城福監督がうまくコントロールできればよいのだけれども、城福さんもACLとか初だからよくわかってないかもしれぬ。ハ・デソン、水沼、阿部、室屋(怪我しちゃったけど)などの加入もあったし、ユース上がりがうじゃうじゃいるので選手層ははそこそこ問題なさそう。ただ、外国人枠のサンダサ&バーンズのドイツあたりのメタルバンド名っぽくてパンチが効いてるのだが、肝心のプレーはイマイチ助っ人感がないのが痛いところ。どちらもいまだに武藤の代わりになることはできていない。ただ、それでも阿部の加入は前田をより自由にしてくれるはずである。ちなみに、新加入のハ・デソンの名前を聞くと、明石家さんまを思い出すことをここに申し添えておきます。流出した戦力としては去年は武藤離脱後は戦術砲兵として狂ったようにクロスを上げていた太田の離脱がやはり痛い。駒野を獲得したが、さすがにもう年だからというのもあるし、左サイドからのクロス精度もいいとは言え太田には劣る。去年のような「かっちり横分けクロスでどっかん」みたいな攻撃戦術をとることはないだろうとは言え、ここは純粋に落ちたところだろう。新監督、ACLの負担ということもあり、まあこのへんの順位かな、と。前の城福さんのときのようにメダパニって降格とかはなさそう。最後に、賛否両論ある城福さんの監督就任だけど、まあ悪くはないんじゃないかな、と。前監督のフィッカちゃんが攻撃で限界を示しつつあったのも確かだし、Jでそこまで固いゾーンの約束事をしてもあんまり意味がないってのもあるし。城福さんは甲府で幅も広がったし、守備の適当さとかほんとはぐんぐん攻撃したいところとかあらゆる意味でJリーグっぽい監督という認識なので、いったん回帰もありではないだろうか。ちなみに城福さんの代名詞である「ムービング」の意味については諸説あるのだが、「なんかいい感じ」くらいにとっておけば正解である。
・Key Player 水沼宏太
おそらく4-2-3-1か4-4-2になるであろう今年のFC東京で、愚直にワイドを走れる選手として珍重されるだろう。また鳥栖の地獄トレーニングを潜り抜けてきたので単純に走力もあるし当たりもそこそこ強いので、ACLでも相手に負けなさそう。ユース時代から父親のプレーした横浜FMにいたがトップではあまり出場機会がなく、鳥栖で数年修行してプロテインを摂取、満を持して横浜FMより上の順位だったクラブに移籍というのは非常に復讐感に溢れており、物語としてエモい。なかなかこのパターンで成功する選手がいないだけになおさら。年齢的にも選手として全盛期に差し掛かっており、代表とかにあんまり呼ばれそうな選手でもないのだが、ここから数年は堅実にサイドを支える職人としてFC東京だけでなく他チームにいったとしても重宝されるだろう。パパも喜んでることだろうなー。
■4位 浦和
・加入
[専修大学] GK 福島 春樹
[湘南] DF 遠藤 航
[京都] MF 駒井 善成
[作陽高校] MF 伊藤 涼太郎
[アスタナ(カザフスタン)] DF ブランコ・イリッチ
・放出
[湘南] DF 岡本 拓也
[愛媛] DF 茂木 力也
[水戸] MF 斎藤 翔太
[引退] MF 鈴木 啓太
ここから上はどこが優勝してもおかしくないかなー。そんな浦和は4位くらいで。今年は地味な補強に終始。と言っても、遠藤を獲ってきたのは森脇のところがさすがに脆弱だったので良い補強。イリッチはでかくて強くて対ACL用感満々なのだが、とにかくDFに小回りと持ち上がりを期待するペトロビッチ監督が使いこなせるかどうかは知らん。たぶんそんな使われずに、橋本と一緒にベンチにいる時間が長くなりそう。駒井は普通にいろんなところでドリブルさせられそうだ。ここもやはりACLが重くのしかかってきそう。元々ターンオーバーが得意ではない監督であり、選手のコンビネーション命なので部分的にも代えづらいチーム構成なので、例年のように主力に疲労が溜まりまくりそう。また、「世界基準だ!」と言ってオールコートプレスとか試してるようなのだけれど、そんなん1試合ずっとやるチームなんかない。一体それはどこの世界の話なのか。オールコートプレスは当然のように体力を使うので、リーグ戦に向いてないと思われる。さすがにマンネリ化してきたので、選手の目先を変えるにはなかなか面白いと思うが、本気でやろうとしてるんならマジで止めてあげたい。きみは岡田“カミカゼ”ジャパンを見たことがないのか。広島やガンバに比べて下にしてるのはやっぱり監督の違いということで。割り切って守れるかどうか、割り切って試合を殺せるかどうか。その耐える行為を選手にうまくやらせることができずないペトロビッチ監督は、やっぱりロマンチストだし、勝てる監督というよりも選手を育てるユース監督とかのほうが向いてるような気がする。彼で勝つためには、もう一段上の戦力を用意してあげたい。ほら、ジャクソン・マルティネスとかアレックス・テシェイラとか。まあ無理なんだけど。また、先にちょっと書いたけども徐々に忍び寄るマンネリ化も心配。あのグァルディオラやモウリーニョでさえ3年以上になるとやり方に難しさを感じてるようだし、浦和も主力が気づけばけっこう長い期間定着している。高齢化もあるし、そろそろ監督かチームかどっちかの変化をする時期にきているのかな、と。普通に考えたら監督だけど。ただ、他のチームも極度に安定してるわけではないし、ACLで他が勝ち進んだらどうなるかわからないので、優勝を狙える可能性はもちろんある。監督の指示は期待できないので、選手が自主的にゲームを殺す方向にコントロールできれば。その中心となるのは柏木、阿部だろう。彼ら次第。
・Key Player 興梠慎三
前線はけっこう数がいるのだけれど、攻撃の機能的にもっとも必要なのは彼のポストプレイ。阿部、柏木の次に怪我しないで欲しい選手だろう。楔にはいるタイミングがうまく、足元も確かなので彼にボールが入るのを起点にする、あるいは彼がスルーしてその裏に走り込むというのが浦和の攻撃の十八番。そろそろ読まれてきてもいるのだが、読まれていても止められないことも多々ある。ただ、惜しむらくは去年は怪我が多かった。相手を背負うことが多いので仕方がないのだが、それでも常時出場してほしい選手であり、こういうところでもペトロビッチ監督は試合の重要性を考えてターンオーバーして欲しい気がするんだけどなあ。なぜか口髭を生やしていたのだがあんまり似合ってないし、アゴ髭と一緒に伸びると抜群のレスホーム感が出てくるので、今年はつるっといってほしい、つるっと。そういえば、いつの間にかもう今年は30歳になるのだなあ。
■3位 G大阪
・加入
[熊本] DF 野田 裕喜
[愛媛] MF 岡崎 建哉
[藤枝] MF 小川 直毅
[山形] MF 小椋 祥平
[横浜FM] MF 藤本 淳吾
[横浜FM] FW アデミウソン
[熊本] FW 一美 和成
[関西学院大学] FW 呉屋 大翔
[ガンバ大阪ユース] FW 高木 彰人
[ガンバ大阪ユース] MF 市丸 瑞希
[ガンバ大阪ユース] MF 堂安 律
[ガンバ大阪ユース] DF 初瀬 亮
[大津高校] DF 野田 裕喜
・放出
[名古屋] MF 明神 智和
[岡山] FW 赤嶺 真吾
FW リンス
去年は天皇杯だけだったが、今年も目指すは優勝!ということになるのだろう。最大の補強は宇佐美の残留。「絶対出る」「むしろ去年から出てた」「最初からいなかったものと思え」「事故にあったと思って」と宇佐美が抜けることをほとんどの人が覚悟していたのだが、そういう状態からの残留はプレゼント以外のなにものでもない。また、アデミウソン、藤本の加入は朗報。ほぼバックアップがいなくて死にかかっていた大森、阿部、倉田のところに、タイプは違うと言えども質の高い選手が来たのは普通にうれしいことだろう。藤本は左足のセットプレーも蹴れる貴重な人材。アデミウソンは去年横浜FMでその才能に疑いの余地がないことを示しているし、宇佐美不在あるいは夏に出ていった時の攻撃のパンチ不足を補う存在になるだろう。宇佐美と合うのかという一抹の不安はあるのだが、中村初号機ともなんとか合わせていたし、その不安はそっと淀川に流しておこう。放出の赤嶺はほぼ出番がなかったし、リンスは仕上げ専用の上に「あれ?それほど仕上げられない?メリットの安いやつ?」って感じだったし、明神も年齢的にさすがにきつくなってきたので、問題はなさそう。ACLもあるので選手層は厚ければ厚いほどよい、できれば一個師団くらい欲しいところなので、これでよいだろう。ユースから大量引き上げはセカンドチーム作るから?なのかな。ただ、岩下“WORST”敬輔と西野の負傷によって火の車で、今野をセンターバックに使ったりしてるDF陣がとても不安なこと。右サイドバックも米倉のバックアップである初瀬が普通に使われたりしてるので、けっこう危うい。これが緊急避難だったらよいのだが、恒常的にこういう状態になるとさすがにしんどいし、丹羽ががんがん両手を上げてスライディングしてPKを与えてしまうことになるだろう。それでもまあACLはそこそこいいところいくだろうし、リーグも優勝争いだろう。逆にACLでこけたりすると、一気にリーグの優勝候補の主役になる可能性も大。まあ捨てることはないだろうけどね。
・Key Player パトリック
彼の成長がそのまま得点力のアップにつながるという上位チームには珍しい状況にあって、今年も奮闘する筋肉。年々うまくなってるのは確かで、去年は難易度Sの大技「ワンツー」と難易度SSの幻の技「ワンツーのリターン」を会得した(成功率3.2%くらい)。まあそれは冗談として、天皇杯でも西川のタイミングをうまく外すシュートを決めたりして、「シュートは力いっぱい撃たなくても殺されない」ということを学びつつある。ともあれ、小技をいろいろ学んだのもいいのだが、やはり彼の魅力と言えば筋肉と勢いである。どれだけ足元がおぼつかなくてもフィジカルに明るい選手がどれだけJで優位に立てるかというのは、彼自身が証明しているので、今年も森重とかオーマンあたりの重量級とプロレスをして主に俺を楽しませていただきたいものである。帰化の話も出ていて実際そうなったらハリルホジッチ大興奮して思わず丹羽をビンタしちゃうと思うが、手続きのタイムリミットがちょっと絶望的であり、なんらかの特例でもない限りは次のW杯は無理だろう。ただし、パトリックが「アルトコロニハアルヨナ・・・」とか「リョウリジョウズハトコジョウズ」とか「ズットタイセツニシテネエイキュウホショウノワタシダカラ」とか言ってたらすごく面白いので、みんな黙って間違った日本語をたくさん教えていこう!!
■2位 鹿島
・加入
[清水] GK 櫛引 政敏
[神戸] DF ブエノ
[湘南] MF 永木 亮太
[東京V] MF 三竿 健斗
[山形] FW 高崎 寛之
[鹿島アントラーズユース] FW 垣田 裕暉
[鹿島アントラーズユース] MF 田中 稔也
[鹿島アントラーズユース] MF 平戸 太貴
[鹿島アントラーズユース] DF 町田 浩樹
・放出
[熊本] GK 佐藤 昭大
[愛媛] DF 鈴木 隆雅
[C大阪] DF 山村 和也
[山形] MF 梅鉢 貴秀
[北九州] MF 本山 雅志
[岡山] FW 豊川 雄太
FW ダヴィ
昨年はヒゲをクビにした後に怒涛の追い上げを見せたが届かず。ヒゲーニョの負債がでかすぎたので、返済を求める内容証明でもブラジルに送ってあげるとよい。今年も去年の勢いが衰える要素があまり見当たらず、序盤から優勝争いに絡んできそうだ。まず、大きいのはいったんポルトガルに帰った金崎が戻ってきたこと。昨年の攻撃を支えてMVPクラスの活躍だった彼が戻ってきたのは純粋な戦力の上積みでしかなく、二列目でもトップでも使える彼の帰還によって再び高崎がレンタル先を探し始めたとかの噂も(未確認)。戻ってくる際に金崎が「パパーーーーーーーー!!鹿島復帰おめでとぅーーーーーーーー!!!」と叫んだかどうかは定かではない。また去年は前十字靭帯をぶっちーんとしてしまったジネイが順調に復帰してるのも朗報。その懐の深いキープは多士済々の鹿島攻撃陣の中でも異質であり、金崎あたりとはすごく合いそうである。ジネイ順調の様子を見た高崎が(以下略)。つうか、これに赤崎もいるので、、真面目に高崎の出番はパワープレーだけということにもなりかねない。二列目もカイオ、遠藤、鈴木優磨、中村、土居といるので、豊川移籍もそれほどダメージはなさそう。豊富なコマを柴崎、小笠原が操る攻撃はまったくもって厄介の一言。また、ボランチの補強も秀逸。永木は小笠原の代わりもできるし、急に「ロックの本場に行きたい」とか言って海外行く可能性もある柴崎の代替にもなる。三竿もベテランのような落ち着いたプレーができる選手で、将来性含めてグッドな補強。またDF陣も身体能力お化けのブエノを獲ってきたのも面白い。植田と一緒に並べると、「空中戦でも地上戦でも1対1は一度も負けなかったのに5失点」とかとんでもないことになりそうだが、張飛と顔良並べたみたいで面白そうなので年に1回くらいはやって欲しいと思う。それとキーパーも五輪代表で活躍した櫛引を獲得し、曽ヶ端の後継者としては期待できる存在だろう。レンタルだけどそんなもんは札束でほっぺたひっぱたいてやればええねん!(ナニワ金融道)総じて補強が成功している印象。さらにはACLがないという強みもある。石井監督もインタビューなんか聞いてると非常に論理的であり、いい監督の臭いがプンプンする。久々のリーグタイトルも視野に入ってきた。広島は非常に高い壁だが、勢いでいったら鹿島の方が上。うやむやのうちになんとか王者を倒そう!!
・Key Player 植田直通
五輪代表では無類の空中戦の強さを誇り、出場権獲得に大きく貢献した。守備組織がグダグダになればなるほどこういう無茶苦茶な身体能力がものを言うのがサッカーである。それにしても空中戦が強いとは思っていたけど、そこまで強いとは思わなかった。マジで無敵に近い状態。それほど空中戦頼みの選手も多くないJリーグなら、ほんとうに最強かもしれない。ただ、そのためにはもっとDFとして成長しないと使ってもらえない。五輪代表でも空振りしたりしていまいち安定感とは程遠かったため、そこらへんをなんとかできないだろうか。同じ身体能力系のブエノにいろいろ教えるうちに何かに気付き、必殺技「サイレントキリング」を思いつくという少年漫画的な展開も期待していきたい。「サイレントキリング」は相手FWに後ろから忍び寄って首の骨を折る技です。五輪予選を見た方はお気づきだと思うが、おもいっきり任侠顔であり、この顔に一番似合う職業はと聞かれたら「組長のボディガード」としか答えようがなく、同じく任侠顔の鈴木優麿と並ぶと仁義なき鹿島感がすごいことになるが、受け答えも非常にしっかりしていてナイスガイなのでみんなで応援していこう!真面目な話、日本代表の守備の将来を決める存在にもなりうるのだから。
■1位 広島
・加入
[熊本] DF 大谷 尚輝
[山形] MF キム・ボムヨン
[清水] FW ピーター・ウタカ
[京都] FW 宮吉 拓実
[サンフレッチェ広島ユース] MF 長沼 洋一
[四日市中央工業高校] MF 森島 司
・放出
[清水] DF ビョン・ジュンボン
[大分] MF 山岸 智
[アル・アインFC(UAE)] FW ドウグラス
ベタで申し訳ないのだが、ここは押さざるを得ない。昨年王者の二連覇の可能性はやっぱりけっこう高そうだ。MVP級の活躍を見せていたドウグラスの後釜をどうするのかと思っていたが、そこには清水でくすぶりかけていたウタカを悪魔召喚。清水のチーム状態が悪かったので昨年はあまり活躍できなかったが、ウタカ自身はスピードと独特のドリブル、パスで違いを創りだしてきた。広島のシャドーに合うかどうかが焦点だったが、ゼロックススーパーカップでとんでもないボレーを決めただけでなく、間で受けて再三にわたって脅威を与えて価値を示している。運動量はそんなに多くないが、明らかにフィットしていて、シーズンが深まるにつれて手がつけられなくなる可能性は高い。また、サイドは山岸が抜けたがその代わりにもっと走れるミスター筋肉キム・BOMBヨンを獲得。攻撃ではいまいちだしクロスも適当だが、二人分のスペースを90分埋められる驚異の運動量は山岸とはまた違った意味で重要になり、柏、ミキッチ、清水のサイド陣に新たな選択肢をもたらすだろう。ネクスト佐藤寿人として伸び悩んでいた宮吉もとったし、補強は100点。DF陣は盤石だし、佐々木もフィットしてきた。ボランチは言うまでもなく安定。この既存の戦力に浅野、野津田、茶島、皆川、丸谷、宮原などが虎視眈々とレギュラーを狙い続けている。つえーよ、普通に。ACLがあるのでぶっちぎりとはいかないだろうが、それでも省エネ戦術を普通にとれるチームだし、選手層も相当に厚いので他チームよりも有利にリーグを進められそうである。あと、他チームが広島対策を打ってくるのを地味にさらに対策して新しいことをやってくる森保監督は本当に優秀である。怖いのは怪我だけ。GK林、青山、森崎が怪我をすると代えが効かないことはないが、戦力はがたっと落ちるので、怪我をしないように毎日ハムストリングに「きみはできる!できる!できるぞおおおお!!!」と松岡修三のように檄を飛ばして予防しよう!それと「3回優勝してもスタジアムは建たない」ということが明白になってきたので、「5回ならどう?」「7回でもだめ?」「10回したのにダメなんてさすがにひどくない?やり逃げする気?」と言い続けるためにもがんばっていこう!!
・Key Player 浅野拓磨
今年から10番を背負う韋駄天くん。そのスピードが常軌を逸してることは昨シーズンと五輪代表で証明済み。ヨーイドンでスタートしたらまず勝てるDFはいない。そのスピードを生かして1トップなら生き生きと活躍するのだが、シャドーで出場すると威力半減。そのため、佐藤寿人からポジションを奪い取る必要がある。寿人の狡猾なポジショニングとポストプレーはすぐに追いつくことができないが、スピードだけは今でもぶっちぎりで浅野の勝ち。青山からのロングパス一発で抜けるという場面が寿人は少なくなってきたので、浅野はそこで勝負したい。今でも裏には抜けているのだが、ロングフィードの浮き球処理があまりうまくないこともあってせっかくのチャンスをふいにすることも多々ある。そこをうやむやでもいいから収められるようになれば、本当に恐怖の選手となるだろう。あと、得点決めたあとのジャガーポーズがかわいいので、広島の選手は全員それをやってもらいたいのだが、ウタカとかがやると畏怖の対象でしかないので、ウタカはなんか変なナイジェリアの踊りにしてください。
■番外編 千葉
・加入
[東京V] GK 佐藤 優也
[鳥栖] GK 藤嶋 栄介
[城西国際大学] GK 大野 哲煥
[甲府] DF 阿部 翔平
[栃木] DF イ・ジュヨン
[松本] DF 大久保 裕樹
[柏] DF 近藤 直也
[仙台] DF 多々良 敦斗
[横浜FM] DF 比嘉 祐介
[大分] DF 若狭 大志
[横浜FC] MF 小池 純輝
[YS横浜] MF 仲村 京雅
[川崎] MF 山本 真希
[東京V] FW 菅嶋 弘希
[川崎] FW 船山 貴之
[水戸] FW 吉田 眞紀人
[クルブ・オリンピア(パラグアイ)] MF エドゥアルド・アランダ
[ECヴィトーリア(ブラジル)] FW エウトン
[浦和] MF長澤 和輝
・放出
[甲府] GK 岡 大生
[川崎] GK 高木 駿
[水戸] DF 伊藤 槙人
[沼津] DF 河津 良一
[PSTC] DF 浦田 樹
[仙台] DF 大岩 一貴
[横浜FM] DF 金井 貢史
[福岡] DF キム・ヒョヌン
[山形] DF 栗山 直樹
[山形] DF 田代 真一
[磐田] DF 中村 太亮
[京都] MF 佐藤 健太郎
[水戸] MF 佐藤 祥
[甲府] MF 田中 佑昌
[湘南] MF パウリーニョ
[仙台] MF 水野 晃樹
[町田] MF 谷澤 達也
[金沢] FW 安 柄俊
[大宮] FW ネイツ・ペチュニク
[名古屋] FW 松田 力
[川崎] FW 森本 貴幸
FW 能登 正人
[引退] FW 鈴木隆行
すでに移籍の記事でも煽ったが、改めて見ると引くくらいの加入・放出リストである。「全部合わせるとAKBよりもちょっとだけ少ない」という事実に気が付いたことで、なおさら震えが止まらない。チームを総取っ替えしてなんか妙な期待感だけ先行させてファンの期待を煽る、それで去年大失敗した監督はそのまま留任、というQPRメソッドの採用に踏み切った高橋GMの勇気には拍手する他ないのである。できたらレンジでチンしたい。ともかく、QPRだろうがなんだろうがシーズンは始まってしまうのである。基本的には今年は4-4-2でいく模様。ほとんど新加入なのでここまでのプレシーズンで整理すると、GK佐藤、DFが右から多々良、近藤、イ・ジュヨン、阿部。あと北爪とか若狭とか大久保もいる。ボランチがアランダ確定で、相棒が佐藤勇人、山本、冨澤のどれか。2列目が井出、小池、長澤、町田あたりで2枠。2トップがエウトンが軸で船山が基本。そこに吉田とかオナイウが絡んでくるという形。基本こんな感じだけど、いまだに選手の特徴を把握しておりません!!多々良が右サイドバックでいいのかとかわかりません!!ていうか、イ・ジュヨンの顔がわからない!!とにかく、そんなあやふやな布陣ながらも、ニューイヤーカップとちばぎんカップの2冠を達成。もう今年はこれでいいのではないかという気もしてくる。ちなみにちばぎんカップのスタメンで去年もいたのは井出だけでした。一応勝ってるのだが、内容はがんがんに押し込まれてたりもするのでシーズン始まってみないとよくわからない。この2つの大会でわかったことは「エウトンがケンペスっぽい」ということくらいである。プレシーズンの調子がよいので、あれ、千葉やれんじゃね?と各所からちらほら声が上がってるのだが、あくまでもプレシーズンである。去年もプレシーズンどころか5月までは調子がよかった。俺の千葉に対する信頼度は「長谷川和彦監督新作映画を撮影予定」とか「神田うのが毎日使ってるオススメ化粧水」とか「STAP細胞はあります!!」と同程度と考えていただけたら幸いです。宮崎議員の言い訳のほうがまだ信用できるというものだ。そんな状態なので、予想の立てようもございませぬ。まあ、監督は同じなので、基本的には気持ちディフェンス+カウンターというところに落ち着くのだろうと思われるけど。これですんなり昇格できたら今までがなんだったのかという話にもなってしまうので、今年はもうプレーオフ行けたら御の字くらいで。広い心で見守ろう!!俺たち!ジェフっぽい何か!!
・Key Player エドゥアルド・アランダ
選手の顔を把握するのも大変だったプレシーズンだが、アランダだけは別格ということはすぐにわかった。長短のパスを出せるし、なにしろ守備が堅固。押し込まれてもアランダのところだけ壁。さすがは現役パラグアイ代表というところであり、なんで千葉にいるのかさっぱりわからない。性格も実直そのもの、年齢も31歳と円熟の極みであり、この選手がもっと早く千葉にいればさっさとJ1に戻れていた気がしないでもないが、たぶん気のせいだろう。パウリーニョ出さなくて二人のダブルボランチだったらふつーにぶっちぎれる気もするのだが、それも気のせいだろう。ただ、J2でナンバーワンボランチの可能性もある彼だが、1つだけ問題がある。彼が現役代表であるということだ。インターナショナルマッチデーを二部リーグは考慮しないので、最大で10試合くらいいなくなる可能性もあるとのこと。10試合て。4分の1いないがな。それでは困るんです!現在パラグアイ代表の監督を務めるのはあの横浜FMでプレーしたラモン・ディアス。できれば代表に呼ばないでもっとパラグアイにいい選手いるでしょということをかつてのライバルチームでプレーしていたラモスあたりから伝えてもらい、うるせーばかと喧嘩になって殴り合いをしてもらいたい。以上!!解散!!
それでは、今年もJリーグ楽しもう!!!
さいごでーす、イエイ!
■6位 柏
・加入
[福岡] GK 中村 航輔
[柏レイソルU‐18] GK 滝本 晴彦
[仙台] DF 鎌田 次郎
[甲府] FW 伊東 純也
[柏レイソルU‐18] MF 安西 海斗
[チョンブリ(タイ)] MF ジュリアーノ・ミネイロ
[スポルティング・リスボン(ポルトガル)] FW 田中 順也
[オネハンガ スポーツ(ニュージーランド)] MF 手塚 康平
[ポンチプレッタ(ブラジル)] FW ディエゴ・オリヴェイラ
[アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)] 監督 ブルーノ・メンデス
・放出
[京都] GK 菅野 孝憲
[長野] GK 三浦 龍輝
[千葉] DF 近藤 直也
[鳥栖] DF 藤田 優人
[川崎] MF 狩野 健太
[バンクーバー・ホワイトキャップス(アメリカ)] FW 工藤 壮人
[甲府] FW クリスティアーノ
[全北現代(韓国)] DF キム・チャンス
[ジムナスティック・タラゴナ(スペイン)] DF 鈴木 大輔
[新潟] 監督 吉田達磨
なんとなくこの順位に上がってきてしまっているが、けっこう読めないチーム。でも、うまくいけば今年はそこそこいけるんじゃないか。ユースからのシームレスでコードレスでプライスレスなサッカーは1年で封印。それはそれでどうかと思うのだが、吉田監督のもとで上を目指せる絵をフロントが描けなかったのなら仕方がない。エースの工藤が抜け、守備の要の鈴木が抜けたのだが、前者の代わりは田中順也炎の帰還で代替できるだろう。後者も鎌田を仙台から獲得したのでグレードは若干下がるが補完はできてる感じ。中谷もエドゥアルドもいるしね。ユース上がりの選手である小林、山中、中村あたりも着々と経験を積んでおり、甲府から伊東も加入したし、若々しいチームになりそう。攻撃陣はかなり強力っぽい。エデルソンは守備はたらたらやってるけど攻撃はやっぱりけっこうよいし、ディエゴ・オリヴェイラは完全に当たり外人。ジュリアーノ・ミネイロは見たことないからわからんけど、名前がブラジルでいったら「田中達也」くらいありがちな感じなので、全盛期の田中達也くらいは活躍してくれるかもしれない。このブラジルトリオに大津、田中、茨田が絡んでくる攻撃は中々に迫力がありそうだ。メンデス監督は去年までのポゼッション重視戦術から縦に早い攻撃を志向しており、クロスには逆サイドを必ず飛び込ませている模様。謎の機械を駆使するIT派でもあり、ロジカルな印象がある。シーズン終盤には大津や栗澤のこめかみにアルミのプラグが刺さっていて、メンデス監督がレバーで操作しているという状況も十分にあり得ると見ている。ただ、やっぱり守備は少し不安で、ちばぎんカップではセットプレーから間抜けな感じの失点を繰り返していたので、そこらへんをきちんとできるようになればよいのかな、と。去年の福岡のように中村航輔が狂ったようにシュートを止めまくる展開を期待。個人的にはゼンデン現象によってサイドバックやらされてる伊東純也が疲れのあまり黒塗りの高級車にぶつかったりはしないか心配だが、示談の条件に気をつけてがんばっていこう!!
・Key Player ディエゴ・オリヴェイラ
よくよく考えたらこの男もブラジルでいったら「山本太郎」くらいの名前なのかもしれない。仲間たちをがんばって集めよう!ちばぎんカップで初めて見たのだが、千葉のディフェンスがそこそこきてるのにもかかわらず悠然とキープしてボールを捌き、ドリブルで持ち上がっていくその姿に「明らかにものが違う」と感じたので千葉にくださいダメですかそうですか。去年のクリスティアーノも戦術兵器として素晴らしかったのだが、ディエゴ・オリヴェイラはそれよりももっと周りを使えて、汎用性も高い感じ。両足を使えるし、二人に囲まれても全然苦にしてなかった。相手が千葉だからかもしれんけど、千葉だからかもしれんけど。ともかく今年のJ1の外国人選手の中ではかなり上位に位置すると思われ、彼の活躍次第で柏の今年が決まってくるだろう。ちなみに顔はイケメンな感じはあんまりなく、2、3人は消してる感じで迫力があります。シーズン中にうまくパスが合わない大津が消されるかもしれない。
■5位 FC東京
・加入
[湘南] GK 秋元 陽太
[磐田] DF 駒野 友一
[鳥栖] MF 水沼 宏太
[甲府] FW 阿部 拓馬
[北京国安(中国)] MF ハ・デソン
[明治大学] DF 室屋 成
[FC東京U-18] DF 柳 貴博
[光云大学(韓国)] MF ユ・インス
[無職] 監督 城福浩
・放出
[SVホルン(オーストリア)] GK 権田 修一
[フィテッセ] DF 太田 宏介
[川崎] DF 奈良 竜樹
[C大阪] DF 松田 陸
[仙台] MF 三田 啓貴
GK ブラダ・アブラモフ
[鳥栖] 監督 ポマード三太夫
リーグ最終戦での森重の涙から1ヶ月、棚ボタで得たACL出場プレーオフでタイのチョンブリを9-0で虐殺。見事に本選出場を飾ることとなった。ただ、これがリーグ戦にとってはよくないことになりそう。2012年以来久々のACL出場となるが、プレーオフで勝つためにおそらく前倒しで調整しているはずであり、後々それがボディーブローのように効いてきそう。そこを久々の復帰となる城福監督がうまくコントロールできればよいのだけれども、城福さんもACLとか初だからよくわかってないかもしれぬ。ハ・デソン、水沼、阿部、室屋(怪我しちゃったけど)などの加入もあったし、ユース上がりがうじゃうじゃいるので選手層ははそこそこ問題なさそう。ただ、外国人枠のサンダサ&バーンズのドイツあたりのメタルバンド名っぽくてパンチが効いてるのだが、肝心のプレーはイマイチ助っ人感がないのが痛いところ。どちらもいまだに武藤の代わりになることはできていない。ただ、それでも阿部の加入は前田をより自由にしてくれるはずである。ちなみに、新加入のハ・デソンの名前を聞くと、明石家さんまを思い出すことをここに申し添えておきます。流出した戦力としては去年は武藤離脱後は戦術砲兵として狂ったようにクロスを上げていた太田の離脱がやはり痛い。駒野を獲得したが、さすがにもう年だからというのもあるし、左サイドからのクロス精度もいいとは言え太田には劣る。去年のような「かっちり横分けクロスでどっかん」みたいな攻撃戦術をとることはないだろうとは言え、ここは純粋に落ちたところだろう。新監督、ACLの負担ということもあり、まあこのへんの順位かな、と。前の城福さんのときのようにメダパニって降格とかはなさそう。最後に、賛否両論ある城福さんの監督就任だけど、まあ悪くはないんじゃないかな、と。前監督のフィッカちゃんが攻撃で限界を示しつつあったのも確かだし、Jでそこまで固いゾーンの約束事をしてもあんまり意味がないってのもあるし。城福さんは甲府で幅も広がったし、守備の適当さとかほんとはぐんぐん攻撃したいところとかあらゆる意味でJリーグっぽい監督という認識なので、いったん回帰もありではないだろうか。ちなみに城福さんの代名詞である「ムービング」の意味については諸説あるのだが、「なんかいい感じ」くらいにとっておけば正解である。
・Key Player 水沼宏太
おそらく4-2-3-1か4-4-2になるであろう今年のFC東京で、愚直にワイドを走れる選手として珍重されるだろう。また鳥栖の地獄トレーニングを潜り抜けてきたので単純に走力もあるし当たりもそこそこ強いので、ACLでも相手に負けなさそう。ユース時代から父親のプレーした横浜FMにいたがトップではあまり出場機会がなく、鳥栖で数年修行してプロテインを摂取、満を持して横浜FMより上の順位だったクラブに移籍というのは非常に復讐感に溢れており、物語としてエモい。なかなかこのパターンで成功する選手がいないだけになおさら。年齢的にも選手として全盛期に差し掛かっており、代表とかにあんまり呼ばれそうな選手でもないのだが、ここから数年は堅実にサイドを支える職人としてFC東京だけでなく他チームにいったとしても重宝されるだろう。パパも喜んでることだろうなー。
■4位 浦和
・加入
[専修大学] GK 福島 春樹
[湘南] DF 遠藤 航
[京都] MF 駒井 善成
[作陽高校] MF 伊藤 涼太郎
[アスタナ(カザフスタン)] DF ブランコ・イリッチ
・放出
[湘南] DF 岡本 拓也
[愛媛] DF 茂木 力也
[水戸] MF 斎藤 翔太
[引退] MF 鈴木 啓太
ここから上はどこが優勝してもおかしくないかなー。そんな浦和は4位くらいで。今年は地味な補強に終始。と言っても、遠藤を獲ってきたのは森脇のところがさすがに脆弱だったので良い補強。イリッチはでかくて強くて対ACL用感満々なのだが、とにかくDFに小回りと持ち上がりを期待するペトロビッチ監督が使いこなせるかどうかは知らん。たぶんそんな使われずに、橋本と一緒にベンチにいる時間が長くなりそう。駒井は普通にいろんなところでドリブルさせられそうだ。ここもやはりACLが重くのしかかってきそう。元々ターンオーバーが得意ではない監督であり、選手のコンビネーション命なので部分的にも代えづらいチーム構成なので、例年のように主力に疲労が溜まりまくりそう。また、「世界基準だ!」と言ってオールコートプレスとか試してるようなのだけれど、そんなん1試合ずっとやるチームなんかない。一体それはどこの世界の話なのか。オールコートプレスは当然のように体力を使うので、リーグ戦に向いてないと思われる。さすがにマンネリ化してきたので、選手の目先を変えるにはなかなか面白いと思うが、本気でやろうとしてるんならマジで止めてあげたい。きみは岡田“カミカゼ”ジャパンを見たことがないのか。広島やガンバに比べて下にしてるのはやっぱり監督の違いということで。割り切って守れるかどうか、割り切って試合を殺せるかどうか。その耐える行為を選手にうまくやらせることができずないペトロビッチ監督は、やっぱりロマンチストだし、勝てる監督というよりも選手を育てるユース監督とかのほうが向いてるような気がする。彼で勝つためには、もう一段上の戦力を用意してあげたい。ほら、ジャクソン・マルティネスとかアレックス・テシェイラとか。まあ無理なんだけど。また、先にちょっと書いたけども徐々に忍び寄るマンネリ化も心配。あのグァルディオラやモウリーニョでさえ3年以上になるとやり方に難しさを感じてるようだし、浦和も主力が気づけばけっこう長い期間定着している。高齢化もあるし、そろそろ監督かチームかどっちかの変化をする時期にきているのかな、と。普通に考えたら監督だけど。ただ、他のチームも極度に安定してるわけではないし、ACLで他が勝ち進んだらどうなるかわからないので、優勝を狙える可能性はもちろんある。監督の指示は期待できないので、選手が自主的にゲームを殺す方向にコントロールできれば。その中心となるのは柏木、阿部だろう。彼ら次第。
・Key Player 興梠慎三
前線はけっこう数がいるのだけれど、攻撃の機能的にもっとも必要なのは彼のポストプレイ。阿部、柏木の次に怪我しないで欲しい選手だろう。楔にはいるタイミングがうまく、足元も確かなので彼にボールが入るのを起点にする、あるいは彼がスルーしてその裏に走り込むというのが浦和の攻撃の十八番。そろそろ読まれてきてもいるのだが、読まれていても止められないことも多々ある。ただ、惜しむらくは去年は怪我が多かった。相手を背負うことが多いので仕方がないのだが、それでも常時出場してほしい選手であり、こういうところでもペトロビッチ監督は試合の重要性を考えてターンオーバーして欲しい気がするんだけどなあ。なぜか口髭を生やしていたのだがあんまり似合ってないし、アゴ髭と一緒に伸びると抜群のレスホーム感が出てくるので、今年はつるっといってほしい、つるっと。そういえば、いつの間にかもう今年は30歳になるのだなあ。
■3位 G大阪
・加入
[熊本] DF 野田 裕喜
[愛媛] MF 岡崎 建哉
[藤枝] MF 小川 直毅
[山形] MF 小椋 祥平
[横浜FM] MF 藤本 淳吾
[横浜FM] FW アデミウソン
[熊本] FW 一美 和成
[関西学院大学] FW 呉屋 大翔
[ガンバ大阪ユース] FW 高木 彰人
[ガンバ大阪ユース] MF 市丸 瑞希
[ガンバ大阪ユース] MF 堂安 律
[ガンバ大阪ユース] DF 初瀬 亮
[大津高校] DF 野田 裕喜
・放出
[名古屋] MF 明神 智和
[岡山] FW 赤嶺 真吾
FW リンス
去年は天皇杯だけだったが、今年も目指すは優勝!ということになるのだろう。最大の補強は宇佐美の残留。「絶対出る」「むしろ去年から出てた」「最初からいなかったものと思え」「事故にあったと思って」と宇佐美が抜けることをほとんどの人が覚悟していたのだが、そういう状態からの残留はプレゼント以外のなにものでもない。また、アデミウソン、藤本の加入は朗報。ほぼバックアップがいなくて死にかかっていた大森、阿部、倉田のところに、タイプは違うと言えども質の高い選手が来たのは普通にうれしいことだろう。藤本は左足のセットプレーも蹴れる貴重な人材。アデミウソンは去年横浜FMでその才能に疑いの余地がないことを示しているし、宇佐美不在あるいは夏に出ていった時の攻撃のパンチ不足を補う存在になるだろう。宇佐美と合うのかという一抹の不安はあるのだが、中村初号機ともなんとか合わせていたし、その不安はそっと淀川に流しておこう。放出の赤嶺はほぼ出番がなかったし、リンスは仕上げ専用の上に「あれ?それほど仕上げられない?メリットの安いやつ?」って感じだったし、明神も年齢的にさすがにきつくなってきたので、問題はなさそう。ACLもあるので選手層は厚ければ厚いほどよい、できれば一個師団くらい欲しいところなので、これでよいだろう。ユースから大量引き上げはセカンドチーム作るから?なのかな。ただ、岩下“WORST”敬輔と西野の負傷によって火の車で、今野をセンターバックに使ったりしてるDF陣がとても不安なこと。右サイドバックも米倉のバックアップである初瀬が普通に使われたりしてるので、けっこう危うい。これが緊急避難だったらよいのだが、恒常的にこういう状態になるとさすがにしんどいし、丹羽ががんがん両手を上げてスライディングしてPKを与えてしまうことになるだろう。それでもまあACLはそこそこいいところいくだろうし、リーグも優勝争いだろう。逆にACLでこけたりすると、一気にリーグの優勝候補の主役になる可能性も大。まあ捨てることはないだろうけどね。
・Key Player パトリック
彼の成長がそのまま得点力のアップにつながるという上位チームには珍しい状況にあって、今年も奮闘する筋肉。年々うまくなってるのは確かで、去年は難易度Sの大技「ワンツー」と難易度SSの幻の技「ワンツーのリターン」を会得した(成功率3.2%くらい)。まあそれは冗談として、天皇杯でも西川のタイミングをうまく外すシュートを決めたりして、「シュートは力いっぱい撃たなくても殺されない」ということを学びつつある。ともあれ、小技をいろいろ学んだのもいいのだが、やはり彼の魅力と言えば筋肉と勢いである。どれだけ足元がおぼつかなくてもフィジカルに明るい選手がどれだけJで優位に立てるかというのは、彼自身が証明しているので、今年も森重とかオーマンあたりの重量級とプロレスをして主に俺を楽しませていただきたいものである。帰化の話も出ていて実際そうなったらハリルホジッチ大興奮して思わず丹羽をビンタしちゃうと思うが、手続きのタイムリミットがちょっと絶望的であり、なんらかの特例でもない限りは次のW杯は無理だろう。ただし、パトリックが「アルトコロニハアルヨナ・・・」とか「リョウリジョウズハトコジョウズ」とか「ズットタイセツニシテネエイキュウホショウノワタシダカラ」とか言ってたらすごく面白いので、みんな黙って間違った日本語をたくさん教えていこう!!
■2位 鹿島
・加入
[清水] GK 櫛引 政敏
[神戸] DF ブエノ
[湘南] MF 永木 亮太
[東京V] MF 三竿 健斗
[山形] FW 高崎 寛之
[鹿島アントラーズユース] FW 垣田 裕暉
[鹿島アントラーズユース] MF 田中 稔也
[鹿島アントラーズユース] MF 平戸 太貴
[鹿島アントラーズユース] DF 町田 浩樹
・放出
[熊本] GK 佐藤 昭大
[愛媛] DF 鈴木 隆雅
[C大阪] DF 山村 和也
[山形] MF 梅鉢 貴秀
[北九州] MF 本山 雅志
[岡山] FW 豊川 雄太
FW ダヴィ
昨年はヒゲをクビにした後に怒涛の追い上げを見せたが届かず。ヒゲーニョの負債がでかすぎたので、返済を求める内容証明でもブラジルに送ってあげるとよい。今年も去年の勢いが衰える要素があまり見当たらず、序盤から優勝争いに絡んできそうだ。まず、大きいのはいったんポルトガルに帰った金崎が戻ってきたこと。昨年の攻撃を支えてMVPクラスの活躍だった彼が戻ってきたのは純粋な戦力の上積みでしかなく、二列目でもトップでも使える彼の帰還によって再び高崎がレンタル先を探し始めたとかの噂も(未確認)。戻ってくる際に金崎が「パパーーーーーーーー!!鹿島復帰おめでとぅーーーーーーーー!!!」と叫んだかどうかは定かではない。また去年は前十字靭帯をぶっちーんとしてしまったジネイが順調に復帰してるのも朗報。その懐の深いキープは多士済々の鹿島攻撃陣の中でも異質であり、金崎あたりとはすごく合いそうである。ジネイ順調の様子を見た高崎が(以下略)。つうか、これに赤崎もいるので、、真面目に高崎の出番はパワープレーだけということにもなりかねない。二列目もカイオ、遠藤、鈴木優磨、中村、土居といるので、豊川移籍もそれほどダメージはなさそう。豊富なコマを柴崎、小笠原が操る攻撃はまったくもって厄介の一言。また、ボランチの補強も秀逸。永木は小笠原の代わりもできるし、急に「ロックの本場に行きたい」とか言って海外行く可能性もある柴崎の代替にもなる。三竿もベテランのような落ち着いたプレーができる選手で、将来性含めてグッドな補強。またDF陣も身体能力お化けのブエノを獲ってきたのも面白い。植田と一緒に並べると、「空中戦でも地上戦でも1対1は一度も負けなかったのに5失点」とかとんでもないことになりそうだが、張飛と顔良並べたみたいで面白そうなので年に1回くらいはやって欲しいと思う。それとキーパーも五輪代表で活躍した櫛引を獲得し、曽ヶ端の後継者としては期待できる存在だろう。レンタルだけどそんなもんは札束でほっぺたひっぱたいてやればええねん!(ナニワ金融道)総じて補強が成功している印象。さらにはACLがないという強みもある。石井監督もインタビューなんか聞いてると非常に論理的であり、いい監督の臭いがプンプンする。久々のリーグタイトルも視野に入ってきた。広島は非常に高い壁だが、勢いでいったら鹿島の方が上。うやむやのうちになんとか王者を倒そう!!
・Key Player 植田直通
五輪代表では無類の空中戦の強さを誇り、出場権獲得に大きく貢献した。守備組織がグダグダになればなるほどこういう無茶苦茶な身体能力がものを言うのがサッカーである。それにしても空中戦が強いとは思っていたけど、そこまで強いとは思わなかった。マジで無敵に近い状態。それほど空中戦頼みの選手も多くないJリーグなら、ほんとうに最強かもしれない。ただ、そのためにはもっとDFとして成長しないと使ってもらえない。五輪代表でも空振りしたりしていまいち安定感とは程遠かったため、そこらへんをなんとかできないだろうか。同じ身体能力系のブエノにいろいろ教えるうちに何かに気付き、必殺技「サイレントキリング」を思いつくという少年漫画的な展開も期待していきたい。「サイレントキリング」は相手FWに後ろから忍び寄って首の骨を折る技です。五輪予選を見た方はお気づきだと思うが、おもいっきり任侠顔であり、この顔に一番似合う職業はと聞かれたら「組長のボディガード」としか答えようがなく、同じく任侠顔の鈴木優麿と並ぶと仁義なき鹿島感がすごいことになるが、受け答えも非常にしっかりしていてナイスガイなのでみんなで応援していこう!真面目な話、日本代表の守備の将来を決める存在にもなりうるのだから。
■1位 広島
・加入
[熊本] DF 大谷 尚輝
[山形] MF キム・ボムヨン
[清水] FW ピーター・ウタカ
[京都] FW 宮吉 拓実
[サンフレッチェ広島ユース] MF 長沼 洋一
[四日市中央工業高校] MF 森島 司
・放出
[清水] DF ビョン・ジュンボン
[大分] MF 山岸 智
[アル・アインFC(UAE)] FW ドウグラス
ベタで申し訳ないのだが、ここは押さざるを得ない。昨年王者の二連覇の可能性はやっぱりけっこう高そうだ。MVP級の活躍を見せていたドウグラスの後釜をどうするのかと思っていたが、そこには清水でくすぶりかけていたウタカを悪魔召喚。清水のチーム状態が悪かったので昨年はあまり活躍できなかったが、ウタカ自身はスピードと独特のドリブル、パスで違いを創りだしてきた。広島のシャドーに合うかどうかが焦点だったが、ゼロックススーパーカップでとんでもないボレーを決めただけでなく、間で受けて再三にわたって脅威を与えて価値を示している。運動量はそんなに多くないが、明らかにフィットしていて、シーズンが深まるにつれて手がつけられなくなる可能性は高い。また、サイドは山岸が抜けたがその代わりにもっと走れるミスター筋肉キム・BOMBヨンを獲得。攻撃ではいまいちだしクロスも適当だが、二人分のスペースを90分埋められる驚異の運動量は山岸とはまた違った意味で重要になり、柏、ミキッチ、清水のサイド陣に新たな選択肢をもたらすだろう。ネクスト佐藤寿人として伸び悩んでいた宮吉もとったし、補強は100点。DF陣は盤石だし、佐々木もフィットしてきた。ボランチは言うまでもなく安定。この既存の戦力に浅野、野津田、茶島、皆川、丸谷、宮原などが虎視眈々とレギュラーを狙い続けている。つえーよ、普通に。ACLがあるのでぶっちぎりとはいかないだろうが、それでも省エネ戦術を普通にとれるチームだし、選手層も相当に厚いので他チームよりも有利にリーグを進められそうである。あと、他チームが広島対策を打ってくるのを地味にさらに対策して新しいことをやってくる森保監督は本当に優秀である。怖いのは怪我だけ。GK林、青山、森崎が怪我をすると代えが効かないことはないが、戦力はがたっと落ちるので、怪我をしないように毎日ハムストリングに「きみはできる!できる!できるぞおおおお!!!」と松岡修三のように檄を飛ばして予防しよう!それと「3回優勝してもスタジアムは建たない」ということが明白になってきたので、「5回ならどう?」「7回でもだめ?」「10回したのにダメなんてさすがにひどくない?やり逃げする気?」と言い続けるためにもがんばっていこう!!
・Key Player 浅野拓磨
今年から10番を背負う韋駄天くん。そのスピードが常軌を逸してることは昨シーズンと五輪代表で証明済み。ヨーイドンでスタートしたらまず勝てるDFはいない。そのスピードを生かして1トップなら生き生きと活躍するのだが、シャドーで出場すると威力半減。そのため、佐藤寿人からポジションを奪い取る必要がある。寿人の狡猾なポジショニングとポストプレーはすぐに追いつくことができないが、スピードだけは今でもぶっちぎりで浅野の勝ち。青山からのロングパス一発で抜けるという場面が寿人は少なくなってきたので、浅野はそこで勝負したい。今でも裏には抜けているのだが、ロングフィードの浮き球処理があまりうまくないこともあってせっかくのチャンスをふいにすることも多々ある。そこをうやむやでもいいから収められるようになれば、本当に恐怖の選手となるだろう。あと、得点決めたあとのジャガーポーズがかわいいので、広島の選手は全員それをやってもらいたいのだが、ウタカとかがやると畏怖の対象でしかないので、ウタカはなんか変なナイジェリアの踊りにしてください。
■番外編 千葉
・加入
[東京V] GK 佐藤 優也
[鳥栖] GK 藤嶋 栄介
[城西国際大学] GK 大野 哲煥
[甲府] DF 阿部 翔平
[栃木] DF イ・ジュヨン
[松本] DF 大久保 裕樹
[柏] DF 近藤 直也
[仙台] DF 多々良 敦斗
[横浜FM] DF 比嘉 祐介
[大分] DF 若狭 大志
[横浜FC] MF 小池 純輝
[YS横浜] MF 仲村 京雅
[川崎] MF 山本 真希
[東京V] FW 菅嶋 弘希
[川崎] FW 船山 貴之
[水戸] FW 吉田 眞紀人
[クルブ・オリンピア(パラグアイ)] MF エドゥアルド・アランダ
[ECヴィトーリア(ブラジル)] FW エウトン
[浦和] MF長澤 和輝
・放出
[甲府] GK 岡 大生
[川崎] GK 高木 駿
[水戸] DF 伊藤 槙人
[沼津] DF 河津 良一
[PSTC] DF 浦田 樹
[仙台] DF 大岩 一貴
[横浜FM] DF 金井 貢史
[福岡] DF キム・ヒョヌン
[山形] DF 栗山 直樹
[山形] DF 田代 真一
[磐田] DF 中村 太亮
[京都] MF 佐藤 健太郎
[水戸] MF 佐藤 祥
[甲府] MF 田中 佑昌
[湘南] MF パウリーニョ
[仙台] MF 水野 晃樹
[町田] MF 谷澤 達也
[金沢] FW 安 柄俊
[大宮] FW ネイツ・ペチュニク
[名古屋] FW 松田 力
[川崎] FW 森本 貴幸
FW 能登 正人
[引退] FW 鈴木隆行
すでに移籍の記事でも煽ったが、改めて見ると引くくらいの加入・放出リストである。「全部合わせるとAKBよりもちょっとだけ少ない」という事実に気が付いたことで、なおさら震えが止まらない。チームを総取っ替えしてなんか妙な期待感だけ先行させてファンの期待を煽る、それで去年大失敗した監督はそのまま留任、というQPRメソッドの採用に踏み切った高橋GMの勇気には拍手する他ないのである。できたらレンジでチンしたい。ともかく、QPRだろうがなんだろうがシーズンは始まってしまうのである。基本的には今年は4-4-2でいく模様。ほとんど新加入なのでここまでのプレシーズンで整理すると、GK佐藤、DFが右から多々良、近藤、イ・ジュヨン、阿部。あと北爪とか若狭とか大久保もいる。ボランチがアランダ確定で、相棒が佐藤勇人、山本、冨澤のどれか。2列目が井出、小池、長澤、町田あたりで2枠。2トップがエウトンが軸で船山が基本。そこに吉田とかオナイウが絡んでくるという形。基本こんな感じだけど、いまだに選手の特徴を把握しておりません!!多々良が右サイドバックでいいのかとかわかりません!!ていうか、イ・ジュヨンの顔がわからない!!とにかく、そんなあやふやな布陣ながらも、ニューイヤーカップとちばぎんカップの2冠を達成。もう今年はこれでいいのではないかという気もしてくる。ちなみにちばぎんカップのスタメンで去年もいたのは井出だけでした。一応勝ってるのだが、内容はがんがんに押し込まれてたりもするのでシーズン始まってみないとよくわからない。この2つの大会でわかったことは「エウトンがケンペスっぽい」ということくらいである。プレシーズンの調子がよいので、あれ、千葉やれんじゃね?と各所からちらほら声が上がってるのだが、あくまでもプレシーズンである。去年もプレシーズンどころか5月までは調子がよかった。俺の千葉に対する信頼度は「長谷川和彦監督新作映画を撮影予定」とか「神田うのが毎日使ってるオススメ化粧水」とか「STAP細胞はあります!!」と同程度と考えていただけたら幸いです。宮崎議員の言い訳のほうがまだ信用できるというものだ。そんな状態なので、予想の立てようもございませぬ。まあ、監督は同じなので、基本的には気持ちディフェンス+カウンターというところに落ち着くのだろうと思われるけど。これですんなり昇格できたら今までがなんだったのかという話にもなってしまうので、今年はもうプレーオフ行けたら御の字くらいで。広い心で見守ろう!!俺たち!ジェフっぽい何か!!
・Key Player エドゥアルド・アランダ
選手の顔を把握するのも大変だったプレシーズンだが、アランダだけは別格ということはすぐにわかった。長短のパスを出せるし、なにしろ守備が堅固。押し込まれてもアランダのところだけ壁。さすがは現役パラグアイ代表というところであり、なんで千葉にいるのかさっぱりわからない。性格も実直そのもの、年齢も31歳と円熟の極みであり、この選手がもっと早く千葉にいればさっさとJ1に戻れていた気がしないでもないが、たぶん気のせいだろう。パウリーニョ出さなくて二人のダブルボランチだったらふつーにぶっちぎれる気もするのだが、それも気のせいだろう。ただ、J2でナンバーワンボランチの可能性もある彼だが、1つだけ問題がある。彼が現役代表であるということだ。インターナショナルマッチデーを二部リーグは考慮しないので、最大で10試合くらいいなくなる可能性もあるとのこと。10試合て。4分の1いないがな。それでは困るんです!現在パラグアイ代表の監督を務めるのはあの横浜FMでプレーしたラモン・ディアス。できれば代表に呼ばないでもっとパラグアイにいい選手いるでしょということをかつてのライバルチームでプレーしていたラモスあたりから伝えてもらい、うるせーばかと喧嘩になって殴り合いをしてもらいたい。以上!!解散!!
それでは、今年もJリーグ楽しもう!!!