2014W杯ゆるふわプレビュー 「俺よりでかそうな奴に会いに行く」 part2 | picture of player

2014W杯ゆるふわプレビュー 「俺よりでかそうな奴に会いに行く」 part2

CL決勝は熱い試合だった!!
シメオネは残念だったなー。アトレティコ惜しかった。いいチームだった。

part1 から続いてpart2!
一個目にpart1ってつけるの忘れたけど、気にしない!





グループC



■コロンビア

出れるかな?出れないかな?ファルカオ占い、どっちかなー?ものすごく高度なレベルでアジジってるファルカオだが、実際問題出れるかどうかは不明。車椅子から乗ったり降りたり、松葉杖をついたりへし折ったりしてるという未確認情報も。ただ、彼が出れなくてもバッカだのグティエレスだのラモスだのジャクソン・マルティネスだのの一線級FWがずらり。ファルカオ確かにすごい選手だけど、あんまり影響ないっちゃないんじゃないのか。またその攻撃陣を操るのはモナコのハメス・ロドリゲスという卑猥ネームの持ち主。「バルデラマの後継者」というコロンビアにおいては「ネクスト・ジョーダン」並の不吉称号で呼ばれてるのは気になる限りだが、それでも若き司令塔が攻撃の肝であり、日本としてはこの男をどうにかしないときついだろう。逆サイドのクアドラードも沙悟浄みたいな髪型をしているが、セリエで活躍するウイング。対面の長友と何度目かの対決。攻撃陣は絢爛豪華だが、守備陣はちょっと不安あり。レギュラーCBのジェペスとペレアのおっさん二人は38歳と35歳でかなりお年を召しており、もう一人のミランでいろんな意味で活躍するサパタくんは「ミスターうっかり」というあだ名がぴったりのドジっ娘DFでサン・シーロのピッチに君臨。左サイドのアルメロは出場機会に恵まれず、右サイドのスニガはいい選手だが怪我上がり。ここは日本も攻めどころだろう。つまりもう殴り合うしかない。コロンビアと当たる3戦目までに突破を決めておけば、適当に伊野波あたりを出してお茶を濁せるが、そううまく話が進むとも思えない。おそらくグループ最強の敵と突破をかけて戦う第三戦目は最高に痺れる試合になるだろう。


・注目選手 ラダメル・ファルカオ
その靭帯に4カ国の視線が釘付け。プレースタイルはエネルギッシュそのもの。前線を幅広く動き周りながら、フィニッシュに絡むそのプレーは捕まえにくいことこの上ない。ただ、仮に治ったとしても、100%の状態で出場はかなり厳しいっぽいのは対戦国には朗報。上で書いたように実力的にはそんなに下がるわけでもないけど、やっぱりエースを欠くってのは象徴を欠くということで、地味にチームにダメージありそうなのよね。久々の出場でエースを欠く不運だけは避けたいのだが、なんつうか、この国ってエスコバル事件もあったし、ほんとW杯ではついてねえな、って感じもあるのよね。ダークホースに上げる人もいるけど、ちょっと守備が弱すぎる気が。


・chinkodekasou ファリド・モンドラゴン
正直言えば「え?まだいたの?」感が強い、大ベテランの控えGKである。94年というもう歴史になりつつあるW杯から代表にいて、なんと現在42歳。今大会最年長のエントリー選手である。実はそのアメリカ大会で達成されたロジェ・ミラの最年長出場記録41歳を更新できる可能性を持った、今大会唯一の男でもある。セカンドGKという立場なので中々出場は難しいだろうが、1、2戦目を軽く快勝していただき、余裕綽々の第3戦目でキーパー交代というのが、日本としてもコロンビアとしても望ましいので、是非がんばっていただきたい。そして、何よりもモンドラゴンという超絶面白ネームの持ち主でもある。アメリカの頃から「性欲強そうな名前だな」とずっと思っていた。是非おじいちゃんセービングで大会を盛り上げていただきたい。




■ギリシャ

曲者、曲者、どこを見渡しても曲者。というハンパない曲者感を漂わせるギリシャ。なんかすんげえ強い感じは全然しないのだけれど、すっきり勝てる場面も全く想像できない。肝はやはりDF。ドルトムントのパパスタソプロスを中心とした中央は堅固極まりなく、ローマのレギュラー右サイドバックのトロシディスは堅実。ここに中盤も加わってギリシャDF地獄が繰り広げられる。なんだよ、予選で流れから無失点とか、その高校の部活みたいな伝説。ここは香川あたりがちょこまかと動いて大男どもを振り回していただきたい。小回りはきかなそうだしね。中盤もはてしなく地味だが、ここにいるのはカラグニス(37歳)。まだ生きていたのか。オールマイティな攻撃的MFだが、とにかく印象に残るのはそのギリシャ悲劇のような大袈裟な身振り手振り。円熟の顔芸おじさんをどれだけ無視してゲームを進められるのか、鈍感力が問われる試合となる。前線も変な奴が多い。エースのミトログルは長身で重戦車のようなFWであり、右サイドのサルピンギディスは非常に広範囲にわたって活動する機動型。そして、左サイドはあのサマラスである。どういうことなんだ、この前線は。どうにもつかみどころがない前線の構成だが、ミトログルが怪我上がりの上に冬に移籍したフラム・マガト軍事教練所で出場機会に恵まれず、すっかり調子を崩してるっぽいのは朗報だろうか。日本と対戦する2戦目で濃厚なのはスコアレスドロー。というか、ヘタしたらギリシャは全試合スコアレスドローの可能性さえもある。このグループでギリシャ相手に点をとるかどうかというのが突破の鍵となってきそうな感もある。日本は点をとにかく点をとらなければいけない。香川が細かいところで振り回して、逆サイドの岡崎が死角から飛び込むという必殺パターンはけっこうここにもききそうだ。


・注目選手 テオファニス・ゲカス

かつてのエースも今は控え。すっかり干上がった頭でなんか落ち武者感溢れる感じになっている。ぱっと見てハゲは彼だけなのだが、ミトログルの生え際の両サイドのオーバーラップ、カツラニスという名前も非常にハゲ評論家としては高評価を与えたい。とにかく男性ホルモンがみなぎっているようで、ほとんどの選手が髭であり、でかくてガタイがよくて髭というむさくるしいことこの上ない代表になっている。ユーロで優勝した頃の監督は「レーハーゲル」でこれもハゲポイント高かったのだが、今は違うので少し残念。ゲカスが出るかどうかはわからないが、出場した時には今大会屈指のハゲっぷりを堪能していただきたい。ちなみにハゲのことを「ファラクラ」とギリシャ語でいうことをギリシャ人に教えてもらったことがあるぜ。ファラクラ!!ハゲ!


・chinkodekasou ゲオルギオス・サマラス
セルティックでさえネタ扱いをされているという、長身FWである。193cmの長身ながら空中戦に弱く、なぜか左サイドに張って、そこからドリブルを開始するという効率というものを度外視した現代サッカーへの反逆のような選手である。なぜかCKも蹴るらしい。競れよ、中で戦えよ。ただ、彼がいなくて誰か代わりがいるかっていうといないわけであり、まあ使っていくしかないのだろう。見た目は宗教画で刺されて死んでる奴みたいな荘厳な顔をしている。そして、あんまり褒められてるところを見たことがない可哀相な奴。がんばれサマラス、日本戦以外で。




■コートジボアール

アフリカ最強の呼び声高い、初戦の相手である。攻撃陣は超強力。トップのドログバの兄貴は36歳ながらもいまだにトップレベルにあり、右サイドの「点を取らないクリスチャーノ・ロナウド」ことジェルビーニョのドリブル突破は驚異の一言。そして、トップ下に構えるヤヤ・トゥーレは現在キャリアで最も輝いている時期であり、プレミアリーグでは流れも状況も完全に無視したマップ兵器としてMFながらもすさまじい得点力を誇っている。控えにもフィジカルお化けのボニー、疾風のドゥンビア@徳島、2メートル超えのトラオレなどの特徴を持った選手が揃う。ボランチも昔はロマリッチがなんちゃってゲームメイクをしてバイタルスカスカだったのだが、今はニューカッスルでイギリス人をなぎ倒しているティオテがいることで、少しはマシになってそう。正直言って、中盤から前は非常に強い。じゃあ、日本は絶望的なのかというとそういうこともなく、DFははっきり言って穴。ゾコラは元ボランチで守備力が弱く、コンビを組むコロ・トゥーレはすっかり年を取って往年のスピードがない。控えのバンバはフィジカルなプレーヤーだが、守備インテリジェンスは2くらいで、三国志で言ったら刑道栄みたいな奴である。左サイドバックのボカは酒井極楽とのポジション争いに負けた経歴を持っている。右サイドのオーリエはよくわからないが、ローリエみたいな名前だからたぶんたいしたことないだろう。攻撃陣をゼロ点で止めるのは至難の業だが、点をとることはそれほど難しいことであhない。もうこうなったら殴りあうしかない。ドログバの兄貴の優秀の美と思われるが、それに日本が付き合ってやる筋合いも全くない。初戦からフルスピードで殴り倒して、引導を渡してやるのだ。っていうか、それしかやりようがない。最後になるが、このチーム最大の面白ネームは控えDFのブリス・ジャジェジェです。じぇじぇじぇ!!


・注目選手 ヤヤ・トゥーレ
無茶苦茶な能力を持った攻撃陣が多いのだが、全くもってどうやって止めるのかが想像できない選手はこのヤヤだろう。今までも確かに能力は高かったのだが、今年の彼はちょっと異常である。プレミアの大男2人を引きずりながら平気な顔でミドルを叩き込んだりと、もうそれは人間ではないのではないか、首筋に切り込みを入れると煙になって消失する類の生物なのではないのだろうか、と世界UMA研究所が興味を示しているとの噂が。日本はどうやって止めるんだろうと思ったんだけど、まあ山口長谷部で挟んで、それでも足りなかったらベンチから伊野波とか酒井極楽とか投げて対応するしかないのではないだろうか。撃ち落されそうだけど。ただ、そんな無敵超人ヤヤも「誕生日祝ってもらえなかったから移籍する」とお前は女子中学生かというようなことを言っているらしい。やはり弱点はつかなければいけない。ここは試合前にこれ見よがしに伊野波の誕生日をベンチで祝ったり、マークにつくたびに長谷部と山口に「ハッピーバースデー、ミスターヤヤ!」と囁かせるなどをして冷静さを失わせていきたい。


・chinkodekasou ディディエ・ドログバ
代表ラストダンスのエヴァンゲリオンに最も近かった人間である。代表ラストダンスと思われる。アフリカ選手権は知らないが。なんかリアルに内戦をしていてこの世代以降の層ががっつり薄いというしゃれにならない話もあり、今回のW杯にかける思いは強いだろう。アフリカ特有のチーム内紛がないのは、彼の圧倒的統率力によるところも大きいと思われる。普通に空中戦をやったら普通に負けるだけなので、そもそもロングボールを蹴らせないようにすることが肝要である。個人的には闘莉王を選んでもらい、前回の大会直前に叩き折られた腕の遺恨試合を是非やって欲しいのだが、それは叶わぬ夢となった。代わりと言ってはなんだが、今度は伊野波あたりに叩き折ってもらいたいものである。




■日本

さて、我らが日本である。メンバーについては言わずもがなだが、一点だけ。今回、ザックは三つのオプションを捨ててしまった。それは長身DFであり、試合を締める守備的MFであり、長身FWである。具体的には1つ目は栗原、闘莉王、2つ目は細貝、最後は豊田とハーフナーが当たる。まあぶっちゃけ入れたところで栗原あたりはケーヒルにずたずたにされる程度だし、豊田もオーストラリアに高さで勝てないレベルなので、実際問題としてはどうにもならなかったとは思う。守備的MFも特に細貝の繋げなさを気にしたのだろう。ただ、見せ球として持っておくという手はあった。こういうやり方もするかもよ、という内角高めのブラッシュボールである。ただ、それをザックはやらなかった。現在の日本のショートパスを繋いで、ぎりぎりのパス回しで勝負するというスタイルに適合する人材だけを選んだ。それは潔いと言えば潔いのだが、結局はザックのやりたかったスタイルとは乖離していて、選手の求めるスタイルに迎合したとも言える。予選でハーフナーを投入したものの、選手が全く彼の頭を使おうともしなかったのを見て、諦めたのかもしれない。ともかく、ブラジルとは違う意味で遊びの少ない代表となった。戦術の幅がないという意味では、ジーコジャパン臭が若干する代表である(レベルは全く違いすぎるが)。ただ、もうこれで行くしかない。幸いにも、対戦相手もそんなに柔軟に対応できるようなチームでもない。今回の代表は日本のW杯史上最も攻撃力のあるチームである。98年は出ただけだった、2002年は守備のチームだった、2006年はジーコという鉄の足枷を嵌めていた、2010年は攻撃を志向したが最後に岡田さんが宙返りをした。今回、急に守備的に舵を切ることはないだろう。実際、ハマった時の攻撃力は列強並とまでは言わないが、それに近い強力なものを持っている。守備の弱さ、ハマったときの攻撃力の強さ、機動力を重視したメンバーと、あらゆる意味で日本っぽい日本となっている。日本として素のままの状態で挑む初めてのW杯。一度は必要なことであると思うし、それが今かというのも中々感慨深い。もちろん成否は神のみぞ知る、である。なんかコートジボアール相手に3-3くらいで両者ぽかんとしてるみたいな壮絶な開幕戦から始めて、馬鹿っぽい試合が多くなりそうな感はあるし、それはそれで楽しみである。願わくば、幸運を。


・注目選手 山口蛍
去年の東アジア選手権からあれよあれよという間に代表レギュラーまで上り詰めたシンデレラボーイ。オリンピックで見せたその知性と献身は本物だった。持ち場放棄の激しい香川や本田の尻拭いができるのは彼しかいない。セレッソでは勝負のACLで右ウイングバックで使われるなどとんちきな起用をされたこともあるが、ポ将のことは柿谷とともに忘れて、W杯に集中していただきたい。相手するのはヤヤ・トゥーレやハメス・ロドリゲスなど一筋縄ではいかない相手ばかりだが、彼らを相手に遜色のない働きを見せれば、海外も見えてくるだろう。セレッソほどぶっ壊れてはいないが、それでも意図的に開ける穴が多いチームなので、彼はその修繕職人として仕事を全うしていただきたい。できれば目立たない展開がいいんだけど、まあそれも難しそうだしさ。代表の仕事が終わったら「穴を埋める」という前衛文学的なタイトルで自伝を出していただきたい。金髪やめたのもその布石だと睨んでいる。


・chinkodekasou 森重真人
攻撃的だとは言っても、最低限は守らなければいけないのであり、その場合に鍵を握るのが間違いなくでかそうなこの男である。今野が自分を見失いつつあり、吉田が怪我あがり、あとは伊野波ということになると必然的に彼が中心にならざるを得ない。身長は183cmだが空中戦に飛び切り強く、パス出しもうまいし、1対1も強い。日本で最もバランスのいいDFではないだろうか。なんで中心じゃないのかよくわからない。ドログバ、ミトログル、コロンビアの錚々たるFW陣と彼がどれだけ渡り合えるかが鍵になるのであり、番犬今野とお調子者吉田をうまく使って、なんとか1点くらいに抑えてもらいたいものである。彼が相手にならないようだと試合にならない可能性もけっこうある。最終的には伊野波とか酒井極楽とかザックとかぶん投げてもいいから、とにかく相手を止め、川島と共にゴール前に君臨していただきたい。





グループD



■ウルグアイ

前回ベスト4のチームは、今回も泥沼の南米蟻地獄で挑む。前線にワールドクラスを揃えるのだが、基本は守備のチーム。今日惜しくもCL決勝を逃してしまったアトレティコ・マドリードのゴディンとルガーノは二人とも対人の鬼であり、堅固そのもの。また、両サイドのカセレス、マキシ・ペレイラも人に強く、彼らを見ると南米DFの対人能力の高さを思い知ることができる。そして、ボランチもガルガーノ、アレバロは地味だがカバーリングが的確で、左サイドのクリスティアン・ロドリゲスは疲れ知らずのマラソンマンと、一人をかわしても次々と人が現れてくるのは一昨年の日本戦でも披露済み。やってて疲れるだろうな、こんなん。そして前線はカバーニ、スアレスのワールドクラスにお任せ・・・のはずだったのだが、スアレスがなんと膝を怪我して手術をしてしまった。どうも100%の状態で戻ってくるのは難しい模様。このチームにおけるスアレスの重要性というのは、リバプールの比ではないと思うので、これは非常に痛い。代わりはガストン・ラミレスかフォルランか。彼らもいい選手だが、今シーズン、メッシ、ロナウド級の選手へと進化したスアレスに比べるとやはり落ちてしまう。前大会の再現をする可能性はだいぶ低くなってしまった。ただ、それでもやることは基本的には変わりない。前回大会と主力が変わらないため、平均年齢が非常に高いのは気がかりだが、南米という地の利を生かして、見てるほうがうんざりするような無限カバーリング地獄を見せてもらいたいものである。


・注目選手 ディエゴ・フォルラン
今回は英雄としてチームのまとめ役兼スアレスのお目付け役としての参加が濃厚だった前大会MVPだが、スアレスの怪我によって俄然重要性が増してきてしまった。ご存知のとおり今シーズン日本にきたわけだが、訳のわからない使い方をされて、コンディションを上げるつもりが、よくなったんだか悪くなったんだが、不明のままにシーズンが中断してしまった。前大会の無敵状態はなくなったが、それでもはやはりうまい。フルでは無理だろうが、要所要所で決定的な仕事をして、フォルラン健在をアピールすることは十分に可能だと思われる。ウルグアイの監督はタバレスなので、不可解なことをする可能性も低いだろうし。もしコンディションが整わなかったら、普通にポ将を殴ってよいと思われる。決勝トーナメントまで行って柿谷、山口蛍に戦わせたいなあ。


・chinkodekasou ルイス・スアレス
怪我をしても天罰としか思えない選手も珍しい。「世界で最も金を貸したくないサッカー選手」1位のスアレスくんである。今シーズン最も驚異を与えたストライカーではないだろうか。技術もさることながら特筆すべきはその強靭なメンタリティ。噛み付いて10試合出場停止になろうが平気でチームに戻ってきたり、既にイエローカードをもらっているのにダイブを繰り返し、審判の温情でピッチの残れたのは明白なのに、試合後に審判に一言物申しに行くというのは、我々日本人にはさっぱり理解できないタフすぎるメンタリティであり、ナイーブなメッシ、ええかっこしいのロナウドの上を行くものである。山本さん、これも人間力なのだろうか。W杯では勝手知ったるイングランド相手に大暴れして欲しかったのだが、ここにきて怪我で間に合わないという話も。ただ、奴の性格を考えるとそもそも怪我自体が大嘘であり、1ヶ月使ってアジジってる可能性も否定はできず、The Sunなどの英国版週刊ゲンダイの続報が待たれることである。そして、肝心のchinkoはdekasouというよりもものすごくねじれてそう。三回転半くらい。



■コスタリカ

グループDの草刈場となること必至のコスタリカ。一体コスタリカについて何を書けというのか。知ってる選手がFCWCに出ていたボラーニョスとサボリアオしかいない上に、この人たちはどうも控えっぽいのだ。「強国相手に意地を見せて欲しい」。これ以上何も言うことがないので、「チリポ国立公園」というギリギリ卑猥ネームを持つコスタリカ有数の観光名所の美しい写真をお楽しみください。









・注目選手 いない


・chinkodekasou
コスタリカ人は短くて太そう




■イングランド

大幅に当初の予想とメンバーを代えてきたホジソンソン監督。左サイドバックにはルーク・ショウ、中盤にはスターリング、ヘンダーソン、バークリー、ララーナ、ウィルシャー、FWにもスタリッジ、ウェルベックなどの今をときめく若手たちを招集。これは・・・リバプールするつもりだな!スアレスのところをルーニー、コウチーニョのところをウィルシャーもしくはバークリーにすることで、廉価版リバプールがあっという間に完成。DFはケーヒル&ジャギエルカということで、リバプールよりも固いかもしれない。やった!攻撃サッカーでW杯を席捲するぜ!だが、そう世間は甘くない。まず、ジェラードの代えがさっぱりいない。キャリックを外したので、アンカーができるのはジェラードのみである。CBの控えも少ないし、もしものときのためにもキャリックは入れといたほうがいいのではないだろうか。そもそも、チェンバレンなんか必要なんだろうかという疑問がががが。キャリックがいないことで、ヘンダーソンが倒れると、10年やってうまくいかなかったランパード&ジェラードの黄金噛み合わないコンビが見れるかも!!ていうか、ほんとにジェラード倒れたらどうするんだろう。リーグの疲れで割とかすかすだと思うんだけど。また、チームがうまくいかずに本領を発揮できなかったルーニーがスアレス役をこなせるかどうかも不明。今年のスアレスさんは明らかにメッシクラスの化け物になっていたので、それを期待されるとちょっと、という。そして、そのいくつかの不安要素の中でも最大なのが、そもそもホジソン監督では攻撃サッカーを教えられない、という重要な前提がある。いやいや、無理っしょ。アラーダイスのほうがまだ攻撃的だぜ。うまくいかない状況を打開するために、紅蓮ジョンソンが炎のオーバーラップを仕掛けるも、出しどころがなく右往左往する姿が目に浮かぶようである。ウルグアイにカモられるに3000オデムウィンギーだったのだが、スアレス欠場という朗報が。散々リーグで苦虫を噛み潰してきた面々(リバプール陣含む)には復讐のチャンスが訪れた。ボコボコにしてスアレスを涙目にして欲しいが、来年リーグで普通に倍返しくらいそうな気がする。


・注目選手 スティーブン・ジェラード
リーグでは自分がずっこけたせいで悲願の優勝を逃してしまったキャプテン。おそらくW杯はラストダンスだろう。代表では監督が代わる度にランパードとのコンビを試されていたが、正直両方とも鍵みたいなプレースタイルなもんで、がっちりハマるわけがない。ようやく前ユーロから一人で固定された感じ。ただ、いかんせんイングランド代表と自身の全盛期は過ぎてしまっており、今回は若手の爆発に賭けるしかない。彼らを気持ちよくプレーさせるのが彼の大きな仕事の一つだが、狂犬スアレスをあそこまで手なづけたのだから、簡単なことだろう。後は大会中に倒れないことが重要。ジェラードこけたらすべてが終わる。ピッチの上で燃え尽きてもいいので、とにかく最後までいることが義務。あと、グループリーグ突破後に円陣とか絶対組むな。「この試合は終わりだ、次の試合に切り替えよう」とか絶対言わないこと。


・chinkodekasou ウェイン・ルーニー
チームの崩壊のせいで、今年は鬱憤が溜まりに溜まりまくっている。勝利のためにはハードワークも厭わない、イングランドを体現するFWで、個人としてはあいかわらずすさまじいのだが、いつの間にやら28歳。全盛期として挑むW杯はこれが最後になる可能性もある。イングランドのエースとなって久しいのだが、彼がエースになってから代表が凋落期を迎えたこともあり、代表レベルではほとんどと言っていいほど何も成し遂げていない。そろそろ何か勲章をとも思うのだが、チーム状況を考えると中々難しいわけで。ただ、そんな状況を跳ね返すような活躍をルーニーが見せてくれたら、このチームはずっと高く飛べるだろう。史上初にして唯一の増毛系ストライカーとして、1ゴールごとに1000本増毛などの公約を掲げて頑張ってほしいものである。好きなんだよね、ルーニー。




■イタリア

「わ、わいらはもう守備とかしたくないんやあ!」の大号令の下、提案型だか練り餡型だか知らんが、プランデッリの下で前のユーロからがんがん攻めまくってる。コンフェデでは日本風情と殴り合いをする始末で、「カテナチオってなに?おいしいの?」という状態。今回も中盤にはテクニカルな面子を多く送り込み、主導権を持って戦う気まんまん。デ・ロッシ、ピルロ、モッタ、モントリーヴォ、マルキジオがいる中盤はボール保持力抜群で、並のチームではボールを奪うのは難しいだろう。またFWも曲者が揃っている。ご存知みんなのアイドルバロテッリに、元悪童現悪人のカッサーノ、突然ぶち切れて試合中に暴行を働いてシーズン終盤を棒に振ったデストロなど多士済々。おまけに俺にはインシーニェとインモービレとイカルディ(別国籍)の区別がつかない。これに怪我上がりのジュゼッペ・ロッシがいるのだから怖いことこの上ない。誰が選ばれるかはまだ決まっていないが、誰がスカッドに入っても怖いFW陣となるだろう。DFはチーム戦術もあって、往年の固さはない。日本風情に殴りあいをするような始末である。ただ、スペインなどと違うのは、押し込まれても相当やれるということ。刻み込まれたカテナチオDNAが発動するのか、守る気になれば守れちゃう。本気の試合だと、特に指示もないのになんか示し合わせたように試合を殺しにきたりするので、守備集合体っぽくて若干気持ち悪い。プランデッリの集大成的なこの大会、監督も期するところは大きいだろう。前ユーロでは開幕戦でいきなり3バックをやってスペインをハメ殺したりもしたので、奇策にも期待ができる。そして、今回はイタリアファンには朗報。「大会前に揉め事があるとイタリアは強い」のジンクスどおり、大会前にブッフォンとピルロの浮気が発覚。できるだけイタリアに帰りたくない2人の驚異の活躍が見れることだろう。そして、終わったらラニエリに代表を任せて、半年くらいでクビ切って花道を飾らせてあげて欲しい。


・注目選手 アンドレア・ピルロ
稀代のコンダクターもこの大会で代表引退を表明。トップ下からコンバートされて早10年、並ぶもののないレジスタとしてのキャリアを全うしようとしている。取られそうで取られないボールキープから、見てるんだか見てないんだかよくわからない姿勢で繰り出されるロングパスは正確無比で、あんなことができるのはピルロだけ。シャビ大先生もすごいが、ピルロのほうがセクシー。一人ですべてを組み立ててた番犬ガットゥーゾ時代に比べて、近年はデ・ロッシ、モントリーヴォなどのテクニカルな相棒が多くて、やってて楽しそうな感じがあるんだろうが、見た感じからは全然そんな素振りは見せず、苦行のように淡々と試合を進める変わった男でもある。ダニエル・デイ・ルイス似のその見た目でモテてしょうがないので浮気もやむなし。なぜか杉内だと許せないが、ピルロやブッフォンだとやむを得ないと思えるのは、やはりイタリアというお国柄のせいだろうか。できるだけイタリアに帰りたくないと思われるので、滞在を伸ばすためにもがんばっていただきたい。


・chinkodekasou マリオ・バロテッリ
世界が誇る中二病フォワードであるバロテッリが今大会は前線の軸になる。前ユーロでは敗戦に涙を流して「かわいいとこあるじゃん」と一部ギャングスタ系女子の評価もうなぎのぼりだったのだが、その後の2年間で特に成長しなかった。「誰も俺をわかってくれない」をキーワードにミランで好き勝手なプレーを繰り返し、匙を投げられ気味。うん、なんていうか、わかってくれないならわかってもらう努力をしようよ。ただ、才能は折り紙つきなのは言うまでもなく、重鎮揃いの代表ではそれなりに本気でプレーする模様。今大会で成功したからといって性根が直るとはとても思えないのだが、とりあえずは誰もがうらやむその才能を試合の間だけはサッカーに100%使って欲しいものである。最悪、1人くらい殺しててもベルルスコーニがうやむやにしてくれるだろ。あとは、「Why always me?」Tシャツや、ハルクポーズなどゴール後のパフォーマンスで話題をさらってきただけに、今大会でも注目が集まる。オススメは「STAP細胞はあります」Tシャツなので、後で元岐阜のデズモンド経由で送ってあげようと思う。



なんかもう色々尽きてきてやめたくなってきたけど、がんばるよ!!
part3 にレリゴー!