ハルカ様とのコラボ企画~いたずら。(side蓮)5~ | ななちのブログ

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このブログは、スキップビート好きの非公式2次小説作成SS中心です。作品については、あくまで個人の趣味で作成しています。
馬車馬のごとく働く社会人ですので、更新スピードは亀ですが、よろしければお読みください☆

「いたずらをしかけてきた悪い子に、お仕置きをして何が悪いの?」

「!?だからって…!!」

「うん。まぁ、こういう喧嘩も楽しいんだけれどね。俺としては、今日こそ決着をつけたい。…君に寂しい想いはさせたくないし、俺もこれ以上は限界だから。」



 いつも通りの言い合いになりそうなのを止めて。…今日こそは、今までの関係に終止符を打つために、俺は彼女と向き合う。



「だから…最上さん。まずは君のファーストキスを、俺がもらってもいいかな?」

「ふぇ?」



 気の抜けそうな返事をする彼女。…よく分かっていないこの子には申し訳ないけれど、男としては最高のシチュエーションを彼女自身が用意してくれていたので、それを利用して少女をソファに押し倒し、その上に覆い被さった。



「明日から、しばらく会えないから…。ゆっくり『君』を充電させて?それで君の『いたずら』は全部許してあげるから。」



 ―――充分に『キョーコちゃん』の栄養補給、するんだぞ?―――



 俺のお節介やきのマネージャーは、2週間前。彼女を俺の下へ派遣する際に、にやりと笑って言ったものだった。

 そう。俺に必要なのは、彼女の手料理じゃない。俺に必要なのは、『最上キョーコ』自身。



 展開についていけない純情乙女に、俺はにっこりと笑ってみせる。途端にカチンと固まった彼女は、可愛らしかった。



いつもなら、ここで逃がしてあげるのだけれど、君の気持ちを知った以上、俺は我慢しない。



俺はニヤリと意識的に笑って、彼女を抱く腕に力を込めた。そして、未だ大きな瞳を開けて俺を見つめる少女に顔を寄せ…。



「愛しているよ。…キョーコちゃん。」



 ずっと。

ずっと伝えたかった言葉を口にした。



そして、彼女の『ファースト・キス』を手に入れるべく…彼女が触れた時よりももっと甘く、もっと深く、震える少女の唇を塞いだ。




Papillon -coterie--押さえつけチュ色


(「いたずら。」side蓮FIN)






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