お菓子とお茶と音楽のひととき

古楽とお菓子のお茶会を開催しました。

フルートの前身、「トラベルソ」という楽器と、チェロの前身、ヴィオラ・ダ・ガンバで演奏しています。

古楽器は今の楽器に比べると、音が小さくて、その理由であまり演奏される機会が少ないのですが、なぜか我が家は、床がタイルで、壁も自然の珪藻土を使っているので、まるで教会にいるような音の響き、まさに古楽器の演奏にぴったりなのです(^_^)

6年前、食の仕事をバリバリとやっていた自分に、思いもかけない転機が訪れ、音楽の道にも関わるようになって以来、食の仕事と音楽が結びつけられたらどんなにいいか、と思ってきました。

色々画策し、紆余曲折を経て諦め掛けていたこともあったのですが、色々な人との出会いを経て、ようやく実現したのがこの日でした。

一番大きな出会いは、一緒に演奏してくれたフルートの香川さんです。

ドイツのリューネブルクへの演奏旅行でオーケストラで参加したのがたまたま香川さんと私の二人でした。色々お話ししている内に、古楽器の響きが好きという話になり、トラベルソをすでに習得されていた香川さんが、先生を紹介してくれて、まだその頃見たことも触れたこともなかったガンバという楽器を手に入れ、またレッスンに行き詰まっていた私に再度アドバイスをくれて、宝塚の偉大な師匠のところへ通うようになり、先生の本当の音楽に触れることができるようにもなって・・・ともう数えたら切りがないほどの恩恵を受けたのです。

そしてこの演奏会に向けて、1年近く、下手な私の伴奏にも何も言わず粘り強く演奏会の実現に向けてお供してくれました。香川さんがいなければ、この日を迎えられることはなかったです。