ローフードマイスター2級講座1回目。二日続けて別々の方が受けにこられました。
それぞれに、体調と向き合いながら。。。
この教室に来られる方は、最初から身体と食べ物に関心がある方が多いので、好きなものばかり欲望のまま食べていてはいけない、身体にいいものを食べなければ、と思ってこられる方がほとんどなのですが。。。
しかし好きなものは、身体に悪いものが多い。
でも実は食べ物の味の記憶って、すごくいい加減らしいのです。
食べたときに感じる味で、おいしいとか、これは好きとか嫌いとか、感じてるようにみえて、実は本当に舌から伝わる味覚を味わっているのではないそうです。
ほとんどが以前に感じたことをそのまま脳が記憶から適当に引っ張ってきているだけなのだとか。
だから一度覚えた記憶のままなのだそうです。そのとき好きと感じたらずっと好きだし、そのとき嫌な思いをして食べたらずっと嫌いなまま。そしてその記憶に支配されて、その味をずっと「こういう味」と思い続けているのです。
だから大体は過去の記憶でものを食べているのです。
よほど舌に敏感でなければ、そのものの味を味わっていることになっていないのですね。
21日間のデトックスプログラムをやった後、味覚が敏感になるといわれていますが、それは身体の中の老廃物をデトックスするからだと思っていましたが、同時に精神的な老廃物もデトックスしているからかもしれません。
デトックスが始まると、最初は肉体的に好転反応が起こりますが、その後は子供の頃の記憶とか、押さえ込んでいる感情とかがでてきて、精神面の好転反応?が起こります。沈み込んでいた記憶や感情が、浮き上がって解き放たれた瞬間、そのときに食べた味や、感情も一緒に手放しているのでしょうか。
だとすれば、本当に自然にかえっていけますね。
子供の頃に味わった喪失感を埋めようと、食べ続けているものもあるそうです。
私の場合は逆で、父からよく「お肉ばかり食べないで魚を食べなさい」と言われて育ったので「じゃあお肉を一切食べなければいいんだな」って反抗して、それがお肉をやめるきっかけのひとつになりました。
そうすれば文句言われる筋合いはなくなるだろうと思ったのですが、
今会うと、肉食べないでどうするんだ!と言われるので、結局のところ何をしても同じだったんだと分かりました。
でももう後に戻れなくなりましたけど(笑)
だけどその時の悔しい思いがお肉を食べたくない心情につながっているのははっきりしています。「肉ばっかり食べるな」という子供の頃の父の言葉にずいぶん傷つけられていたように思います。
父とのことではないけど、お酒を飲むのをまったくやめてしまったのも、やめるきっかけになった出来事が今でも記憶の中にくさびとなって打ち込まれていて、そこから動くことができません。
私の場合は、いろんな食べ物が身体にいいから、とか悪いからとかいって食べたり食べなかったりするのは後付けされた理由で、ひょっとして本当にほとんど過去の記憶から記憶から逃れたいために、とっている自己防衛的な手段なのかもしれません。
ということが、昨日いろいろと講習しながら話していて、分かってきました。。
でもどうしようもないんだけどね~(´∀`)
人間なにがベストな状態か、と問われたら、
いつもバランスをとるために、何かしら不足や過剰に気がついて、その偏りを少しでも元に戻そうとあがいている時が、一番ベストな状態だ、
と答えたいです。