長崎原爆で犠牲となった人たちの死没者名簿を風通しする作業が22日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館であった. 昨年7月末までに亡くなった15万5546人(156冊)の名前や年齢、亡くなった日を書き込んだ名簿を、白手袋をはめた市職員11人が1枚ずつめくり、傷がないか確認した. 名簿は犠牲者が生きていた証しを残し、平和を願うため、1968年から作られ、毎年8月9日の平和祈念式典で奉安されている. 新たに亡くなった人たちの名前は、6月4日から式典直前まで、4回に分けて名簿に書き込まれる. 自民党は7日午前の臨時役員会で、民主党と消費増税関連法案の修正協議に入ることを正式に決めた. 協議入りにあたり、谷垣禎一総裁は15日までの合意や社会保障政策の対案受け入れなど三つの原則を掲げ、民主党に迫る方針を示した. また、公明党も7日、「協議の中で党の主張をする」として参加を決めた. 谷垣氏は臨時役員会で「民主党の輿石東幹事長が『15日までに修正協議(の合意)に努める』と言明されたので修正協議に入る判断をした」と説明. 協議入りと「3原則」を全会一致で了承した. 自民党は会期内採決に持ち込むことで民主党内の分裂を誘い、早期解散につなげる狙いがある. ただ、消費増税法案に賛否が分かれる民主党内では、輿石氏を中心に会期内採決に慎重意見が強い. 社会保障政策を巡る両党の隔たりもあり、協議は難航が予想される. パキスタンの首都イスラマバード近郊で20日午後6時40分(日本時間同10時40分)ごろ、同国のボジャ航空の旅客機が墜落した. ムフタル国防相は「生存者はいない」と述べ、乗員乗客127人全員が死亡したことを明らかにした. voitroopanch 旅客機はボーイング737型機で、南部カラチからイスラマバード国際空港に向かっていたが、同空港の約10キロ手前で墜落した. 管制塔から着陸の指示を受けた後に通信が途絶え、急降下したという. 事故当時は激しい雷雨が続き、視界も良くなかったとみられる. ボジャ航空の関係者は地元記者団に「悪天候が事故原因とみられる」と述べた. 運航前に旅客機を技師が点検しており、機体にも問題がなかったと主張している. 在イスラマバードの日本大使館によると、乗客名簿に日本人らしき名前は見当たらないという.