仕事の報酬に、金は払わない? | 野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座

仕事の報酬に、金は払わない?

こんにちは、イナミネです。

昨日は節分で、近所の神社では豆まきをしていました。

例年行われているようで、子供たちはたくさんの甘い豆やお菓子をもらって喜んで帰ります。

今年、我が子は残念ながら、学校が早く終わらず、参加できませんでした。

ちょっとがっかりしていた様子でした。

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さて、話は変わります。

仕事をしたら、報酬をもらいたいのは当たり前です。

モノを売ったら、代金を払ってもらいます。

会社間はそれで成り立っています。

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一方、個人はどうでしょう。

今日の作業をしたら、それなりの評価がほしいでしょう。

大きな作業をしたら、大きな評価がほしいでしょう。

しかし、それは「作業」=「報酬」という構図から出られないので、作業を頼んだ側は発注者、受けた側は作業をしただけです。

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でも、本当の報酬は、「喜んでもらえること」です。

皆さんも、覚えがないでしょうか。

たとえば、仕事に対して、いろいろ創意工夫をして、上司や同僚の期待を超えたときに、

「おお、ここまでやってくれたの」

「早かったね、助かるよ」

と言われたとき。

そのときに、高揚した気分を味わったことはないでしょうか?

「もっとやってあげますよ」

とか

「いつでも言ってください!」

とやる気に満ちた返答をしたことはないでしょうか?

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そんな精神論、と思うかもしれません。

でも、実際にはいろんな社会学の実験からも明らかなように、賃金を上げるだけでは、人の意欲に結び付かないのです。

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マネージャー目線としては、人に意欲をだしてやってもらうヒントです。

一方で、やる側の自分を鼓舞するヒントでもあります。

仕事に、お金やすぐにもらえる対価を期待しない。

心がけるのは

 相手の期待を上回る仕事をする。

 報酬は「おお、ここまでありがとう」というホメ言葉をもらうこと。

そのために、創意工夫をし、研究し、学習します。


このとき、働く相手は、お客さんでも、上司でも同じです。

それはつもり積って「評価され」「昇給」「昇進」「経験値のアップ」「外にアピールできる成果」という風に大きなリターンになります。

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仕事抜きでも、人は、他人に喜んでもらうことで、自分の存在意義を確認することができます。

自分を認めてもらうのは、ものすごい報酬です。

例えば、孫は笑ってくれるだけなのに、その笑顔をみたさで、おじいさん、おばあさんはお金や労力を惜しみません。

1円にもならないのに、「ありがとう」と言われたくて、重労働をした経験は誰でもあるでしょう。

お金じゃない、というのはそこにあります。


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