「ひとりでに森」8/30 TIME LAG シアターイワトin神楽坂 | レ・ミゼラブル貧乏

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ひとりで

初 TIME LAG さま。
西遊記のお話ということで、行って参りました。
シアターイワトという劇場も初めてであります。
珍しく(というか、ほぼ初めてかにゃ?)客席最前列よりも、舞台の位置が低い劇場です。
見上げるより横か見下ろす方が好みなので嬉しいっす。
客席もけっこう傾斜がついていてイイ感じ。

ご一行さま。
(「西へ遊びに行く記録」でも思ったのですが。)
「天竺に行くと何か一つ願いがかなう」
 ・・というのは、何時からの決まりなのでしょうか?
良く知らないんですけれど、TVドラマからなのかしらん?
この「ひとりでに森」ははっきりオマージュと明言なさってるし。
「ひとり・・」も「西へ・・」も開演前にはずっとゴダイゴ。(笑)
(DBなんかだと、DB全部集めれば願いがかなう・・って設定でしたネ。)

元の「西遊記」ですと。
三蔵さまは経典をいただきに。
お弟子さんたちは、功によっては彼らを仏にしてもいいということを条件に・・・。
っつー設定だそうです。

「ひとりでに森」*プチネタばれありです。
自分的には、うーーん。
好きな部分とちょっとスッキリしない部分がマジェマジェ・・。

特に好きなのは、ラスト近くのショッキング場面(?)と。
それからの心地の良い展開と、微妙な台詞の違い。
(オチはDB(笑)かと思いきや、タイ・・ムニャムニャオチでした。)

ストーリーラインと役者さんの演技自体は好きなンですけれど。
テンポ的な問題が...。
メリハリというか、ひとつひとつの演技やシーンを大切にし過ぎというか、やや冗長かな、と。
(台本自体はそのままでも)部分的にもっと流しちゃって下さった方が観易いというか、全体的なリズムとして気持いいのではないかと。(ゴメソ)
同じシーンの繰り返しも、あそこまでキチンと長く同じにやらなくても。
つーか。ナンカ勿体無シ。

あと、設定が現在でそれぞれの子孫というのも。
それ程必然性を感じないというか。
(三蔵サマを【女子高生】にしたかったのかな?)
つか。
子孫の設定のわりには、(三蔵サマ以外)元とキャラクター性の違いがあまりないっていうのが...。orz
オリジナルキャラクターの猪さんのくだり・台詞も、なんとなく浮き浮きサン。

現実と虚構のパーセンテージも。
もちっと現実のシーンがないと。寂しい。

□□□

 STORY
世界の荒廃を憂いだ釈迦如来は、人々の心を清めるため、再び経典を授けようと考えた。しかし釈迦が選んだ新たな孫悟空、沙悟浄、猪八戒は、かつての英雄とは似ても似つかない出来損ない、その上玄奘に至っては日本の普通の女子高生だった。
天界の神々が誰もが今度の旅は失敗すると踏んでいた。しかし彼等はいく年月を経て、ついに天竺目前の森へと辿り着いた。天竺に着けば、釈迦がひとつきりだが、どんな願いでも叶えてくれる。猪八戒は期待に腹を膨らませた。そんな時、森の中で恐怖におののく形相で全身毛を真っ白に化えた孫悟空が発見された。

【脚本・演出】とちぼり木
【美術・舞台監督・宣伝美術】佐藤さい子
【音響効果】岡田悠(Sound Cube)
【照明】長澤宏朗
【CAST】田中大輔・飯沼良和・木全隆浩・古嶋友博・勝田恵美子・鎌田智子
【ゲスト】原武昭彦(円谷プロダクション)酒井莉加(立川志らく劇団下町ダニーローズ)田中裕介
【ナレーション】石丸謙二郎

http://www.timelag.jp/schedule/index.html


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