【第二の攻撃】
アンジョルラス「どうした 報告しろ」
フイイ 「弾丸がない 足りないぞ」
東山義久さんのアンジョルラス。
布(毛布っぽいもの?)の入った木箱の中に弾丸が残って無いのをたしかめると、ぷちヒステリックにその布をバサっとはたきつけます。
マリウス 「僕が行きます 外に出たなら
死体の中で 弾丸も見つかる」
アンジョルラス「行かせない それは危険だ」
マリウス 「ここに居ても同じだ」
アンジョルラス、やや引き摺られるようにしてマリウス(岡田浩暉さん)を止めようとするのが「必死っ!」な風情です。
(...岡幸二郎さんのアンジョルラスも、ズルズルと目一杯引き摺られてましたけれども。)
岡田さんマリウス。
両手(か手首かも)をギュッと握るだけで、残念(笑)ながら、ハグは無し。
このシーンでの岡田さんのハグ、去年の帝劇の楽近く、たしか東山さんと坂元健児さんのアンジョルラス両方ともで観た記憶が。
岡田さん、コゼットにぶつかってから此の方、ふにゃらけたお顔か泣いたお顔がメインなので(「下向け...」の辺りはキリッとしてましたけど)。
厳しい引き締まったお顔が新鮮。(笑)
バルジャン 「任せろ俺が行く 何も恐れはしない」
去年の帝劇では東山さんアンジョルラス、もうただただ必死で人間起重機バルジャンにしがみついて止めようとなさってましたが。
最近の公演では、心引き裂かれつつも老人志願兵(バルジャン)に頼んでしまおうか、止めようか葛藤する演技で。
岸祐二さんのアンジョルラスくんも似た感じに葛藤してらっしゃいです。
坂元健児さんワ...「頼みます」と素早く判断。
ガブローシュ「見てろよ 子犬もでかくな...」
ガブローシュ少年(大久保祥太郎くん)が撃たれ、命が尽きるシーン。
基本的にはお客さんの視線はガブローシュくんにいっている訳ですが。
東山さんのアンジョルラスくん、旗の裾を握りしめ、激情を抑えるように全身に力を込めて天を仰ぎます。
ちょい膝を落としたこのポーズ、とても綺麗だと思いますが、バリケードが回転して学生さん側になった時(観客の視線が自然にアンジョルラスくんたちに行く時)にはもう終わっているのがイケズですね。(笑)
【最後の戦い】
女の子(と思ってましたケド、たぶん少年・村井麻由美さん)の肩に手をまわして励ます別所哲也さんのバルジャン。
(...このマイム、去年の4月の帝劇で見たと思っていたのですが、日生公演の中盤になるまでめぐり逢えなくて。ずっと自分が実際に見たのかどうか自信なくなって悩んでました。)
別所さんのバルジャンの演技、いちばん多くの人に対しての慈愛を感じます。
マリウスに「まるで我が子」とお歌いになられるけど、他の学生さんたちに対してもそんなお気持があるような...。
バリケードの中程で撃たれて床と水平にふっとぶ岡田さんマリウス。まるで。
海 老 みたいで凄いんですけれども。
...海老が泳いでる姿をご覧になったことがおありでしょうか?
体を曲げた勢いでか、水中をヒョーーーっと進んで。...そんな感じ。(笑)
水の中でもないのにそんな...。
打ち身とかできないんでしょうか...?(心配)
倒れたマリウスに駆け寄った東山さんアンジョルラス。
(マリウスが撃たれるのをリアルタイムで目撃して駆け寄り。)
悲痛な叫びの後、止めようとするグランテール(伊藤俊彦サン)の腕をすり抜けて。
再びバリケードを駆け上がると、旗を握って中央で振り返って...。
(旗に接吻してだったかも)
ニ コ ッ
うーーーん。
グランテールの手を握り返して、「ニコッ」と比べて。
胸キュン度は如何でしょうか?