「レ・ミゼラブル」千秋楽!(1) | レ・ミゼラブル貧乏

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『パイレートクイーン』『レミゼラブル』『エリザベート』『モーツァルト!』他ミュージカル・ストレートプレイ・狂言など

【囚人の歌】
オープニング前の客席が暗くなった頃、遠い叫び声。
気合い(?)をいれてらっしゃったのかもしれません。

看守。
銃を肩にのせてだらしない態度だったり、3人ともリラックスしたご様子。
副看守長ジャベール(岡幸二郎さん)が来ると姿勢を正して...。
囚人に対してだけでなく、部下にも厳しい(自分にもですけど)副看守長であることをアピール?

副看守長殿、本日もまことにお美しい...。
ご自慢のたてロールもろるろると。まるで少女マンガのようであります。
後ろの方のお席からだと帽子の陰になってよく見えないかと思われますが。
右側の看守さん(クールフェラック役の方・横田大明さん)から『仮出獄許可証』を受け取って、帳面を覗き込む伏し目がちな横顔がまた、気品があって。(笑) 
直後に反対側のバルジャン(別所哲也さん)の方を向くと、厳めしい副看守長のお顔に戻ります。
(顎に力をいれて歌ってらっしゃるせいかと。)
今回、許可証はシンプルにお渡しに。

ジャベール「俺の名を 24653」
のタイミングで、警棒でバルジャンの首にあてがいます。
別所さんのバルジャン...。
警棒に自分から首を押し付けて。

  懐 い て る みたいに視えるのですけれど...。

うーーーむ。(汗)

岡さんの副看守長殿、嘲るように笑って去ることが多いのですが、この日はあまり表情を崩さずに。お品の良いままにお帰りになられました。

【仮釈放】
農夫「荷物をまとめて失せろ!
   金ならば払ってやるから」
ナゼか妙に格好の良い農夫サン。(横田さん)
...って思ってたら。
お着替えの時間が足りないのか、ボトムが看守さんのままなんですね。

【バルジャンの独白】
別所さんバルジャン。本日は大熱唱。
流さず力をいれて、丁寧に歌いあげてらっしゃったと思います。
バルジャン「生まれ変わるのだーーー」
歌い終わって。がくりと膝をつく演技が圧巻。(^-^)

【一日の終わりに】
バルジャン(市長)「君が解決したまえ おだやかに」
手紙を見せて縋ろうとするファンティーヌ(マルシアさん)に、工場長(たぶん)の方を指指して、そっちに任せようとする別所さん市長殿。
袖に引っ込む前に、他の娘さんたちにも、あっち、あっち、と2度の指指しを。
その動作が普段より4割増しでビシイッとして見えたのは、気のせいでしょうか?そうですか。
列に並ぶファクトリーガールに、味方を求めるように寄っていくマルシアさんの演技が自然でイイ感じです。

【波止場】
娼婦1「さあ やらせてやりな」
娼婦2「お道具 見せてやりな」
身を堕とす前、一瞬振り返って年嵩の娼婦(井上珠美さん)に目で縋るファンティーヌ。
マルシアさんの違うヴァージョンでは、お酒を飲む前に同じ娼婦さんの腕に助けを求めるように縋るパターンもあって...。
「理性を保ったまま」堕ちなければならない哀しさがよく伝わってきます。

バマタボア(伊藤俊彦さん)に引き摺られるのもお巧いです。
(腕がんばって引きつけてないと、単に「腕を引き摺られて」るのがバレちゃうし...。)

バマタボアさんのお帽子、今回はあまり内側が見えませんでした。(笑)
↓ バマタボアさんの血塗られた帽子
http://ameblo.jp/raihi/entry-10011610045.html

バマタボア「言い訳は サツで...」
警部さんたちが現れる前、娼婦さんたちが、自分でお机他をかたそうとなさるのが微笑ましいっす。(^-^)


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