ヘリコイドの自作を考える・追記あり | 池袋駅北口の「ぐんまのやぼう」

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「ぐんまのやぼう」攻略法の研究と実践

(6)案を追加しました。

(2013-05-03 20:32:06)
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考えているだけで製作はこれからです。

今ピント合わせにフォーカシングレールを使っているのですが問題があります。

  光軸をあわせるが面倒
  機材が変わると構造・構成を変えることが必要になる
  そもそも自作といいながら既成品のフォーカシングレールを使うのがシャク

そこでどうしようかと考えるとラック・アンド・ピニオンかヘリコイドということになります。
ピント合わせに必要な精度は0.1mmかそれ以下です。
既成品であればヘリコイドや精度の高いラック・アンド・ピニオンがあるんですが、とても高価です。

自作のラック・アンド・ピニオンは精度を出すのが難しそうで眼視にはいいのですが、カメラだったらヘリコイドの方がよさそうです。
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(0) ?

あれこれ書きましたがどうやら星猫ブルーさんに“隠し球”がありそうな気配です。

記事になるのをじっと待つというのがいちばん賢明かもしれません (^^)

(1) 既成のものを利用

(1-a) 組立天体望遠鏡のヘリコイド

使えないことはなさそうですが強度と精度に不安があります。
それにこれだとやっぱり既成品を使ったことになります。組立天体望遠鏡が一つ犠牲になるわけです。

(1-b) 広口瓶のフタの部分みたいなもの

これはほよほよさんも考えられたそうです。探せばいろいろありそうですが、加工が難しそうです。精度もちょっとという感じがします。

(1-c) 塩ビの継手

ガタがあるし光路になる部分がせまいし.....
でもPENTAX Qだったら光路は細いので工夫すればなんとかなるかもしれません。

(2) 既成のものを複製する

要するにたとえば組立望遠鏡のヘリコイドの型取りを行おうというわけです。
ただ赤道儀のギヤが作れないか考えたときほよほよさんにうかがった話じゃ精度・強度が必要なものは厳しいだろう、ということでした。

でもやってみるかも (^^;;

星猫ブルーさんからいただいたコメント
既成のものからは、型取粘土とプラリペアという薬剤を使えばソックリさんが複製できます。内部に針金を仕込むと強度もでますがでかい部品には高いです


(3) 塩ビかアクリルのネジ切り

もちろん金属素材のねじ切りがいいんですが、これは素人にはムリでしょう。旋盤が必要ですし、旋盤を使うにしてもそれなりの技術が必要なようです。

ただ旋盤でのねじ切りの方法を書いた記事を見ると同じような方法で塩ビかアクリルくらいだったら自分で切れるような気がします。時間はめちゃくちゃかかりそうですが。

回転軸の中心を長ネジにしておきます。ここにナットを取り付け塩ビにネジを切るための刃なりヤスリをナットと連動して動かすという方法です。回転軸に使うネジと同じピッチのねじ溝が切れるはずです。

星猫ブルーさんからいただいたコメント
樹脂にねじ切り:割ダイスという工具があります。既成品のナットを縦割りし樹脂を挟み込んで無理やりねじ切りをします。気合と根性が必要です


(4) 針金を巻く

(4-a) まずパイプに針金を巻きます。次にその上に再び針金を巻きます。下側の針金を内側のパイプに、上側のパイプに固定します。

(4-b) 二本の針金をパイプに巻きつけます。一本の針金を内側のパイプに、もう一本のパイプを外側のパイプに固定します。
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いずれもほんとうにスムーズに回転するのかとても疑問なのですが、わりと簡単な方法なのでちょっとやってみたい気はします。

なお外側のパイプに針金を固定するのが難しそうですが、これは工夫すればいくつか方法がありそうです。

なおこれまたほよほよさんにうかがった話なんですが、この方法は火縄銃のライフルを作る方法だそうです。

星猫ブルーさんからいただいたコメント
針金を巻く:ダイソー突っ張り棒で使われていますがズプリングをビヨーンと伸ばすとネジになります。精度を期待してはいけません


(5) 驚異の自作方法

ヘリコイドの自作についてググったら自作の記事が二つ見つかりました。

一つは自分で設計したものの部品を業者さんに作ってもらいそれを組み立てたというものでした。
ASTRO PHOTO SPACE
  「ヘリコイドを自作する~ヘリコイドの動きが重い~

どうやら市販のヘリコイドよりお金がかかってそうな雰囲気です (^^;;

で、もうひとつが“眼から鱗が落ちる”というか“コロンブスの卵”というのか簡単で確実そうな画期的な方法でした。
ベランダで星空散歩
  「ペーパーヘリコイド屈折望遠鏡

これで行くかも!

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(6) ヘリコイドを簡略化する。

ヘリコイドを作るとき外側のパイプのネジを切るのがたいへんそうなのでこれをピンで代用しようという案です。
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パイプBの左側にはふつうにネジを切ります。どうやって切るかが問題ですが「気合と根性」の経験からするとピッチ1mmくらいのネジならけがき針とヤスリで切れそうです。

パイプBの右側にはネジの代わりにパイプと直交する溝を切ります。

そして外側のパイプA,パイプCにはネジを切る代わりにピンを打ちます。

この状態でパイプBを回転するとパイプAとパイプCの間隔が伸縮します。

ピンを打つのはあとからできるのでパイプBの左側に切るネジは最小限ですみます。つまり一回転したいのであれば二回転分、二回転したいのであれば三回転分のネジを切れば十分です。

またパイプCの方にも溝を切ってあるのでヘリコイドの回転にともなってカメラが回転するという問題も発生しません。

ピンとネジ部の摩擦が問題になりそうでどっちかをデルリンかジュラコンのようなものにすべき気がしますが、とにかく一回作ってどんな感じか試してみたいと思っています。

この方法の右側の部分はは(1-c)案を使った場合のカメラの回転を避けるのにも使えそうです。

(2013-05-03 20:32:06)
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ところでヘリコイドを作るのはいいのですが、ヘリコイドを回転すればとうぜんそれに接続されたものも回転してしまいます。接眼鏡とか対物レンズだったら問題ないんですが、カメラだとちょっと困ったことになります。

もう一段回転する構造が必要なようです。

赤い円はボールベアリングのようなものを想定しています。
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ヘリコイド二段重ねでもいいかも。ただしネジは逆向きに切る必要があります。
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ネジのピッチを変えれば同じ向きにネジが切れます。微調整用にはこっちの方がいいかも。もちろん可動距離は短くなります。
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(2013-04-21 13:25:02)
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