昨日の記事を書きましたら、
さっそくわたしの感情が
ちょっと刺激された出来事がありました。
たいしたことではない、誰しもよく経験することです。
あるお店に入りました。
そこはアイリッシュバーで
注文したときにお金を支払う方式。
「領収書いりますか？」
と聞かれて、自営業ですから
「はい。」と答えました。
すると、定員の女の子は目をむいて大きな声で
「リョウシュウショイリマス？！」
と、いかにも珍しくおかしいことであるかのように
言い返しました。
その声のニュアンスは、
「ああ、あなたはこんな店で場違いにも領収書なんて、
そんな大層なものを要求する空気の読めない御人なのですね～。
こういうところでは、領収書とかずうずうしく要求しない心で
黙って大人しく飲んでればいいのですよ。
な～んて客でしょう。
ほんっとに、わたしの仕事をこれ以上増やすのは
いいかげんにしてほしいですことよ。」
というふうに聞こえたのです。
わたくしには！
そうなんです！
これこそが、大いなる勘違い。
以前のわたし、
10代のわたしでしたら間違いなく、
「その態度はおかしいでしょう！？
そもそも客に対する態度なの？」
と、説教してましたね。
ええ、わたしはそんな女でして、昔は始終吠えておりました。
ふふふ。
その頃よりちょっとは大人になったわたしは、
彼女の声のとげとげしさ、
目をくわっと見開いた表情
舌が見えそうなほど開いた口腔
を観察しつつ、
同時に、自分の内側で生じている
心の状態も観察できていました。
二つの視点を持てると、
一方だけに偏らずにすみ、
反応しているものに支配されず、
わたしはいま、こういう風に感じているんだなー
それはこの人の表情と態度に反応しているのだなー
と思えるんですね。
彼女の声のとげとげしさ、
目をくわっと見開いた表情
舌が見えそうなほど開いた口腔
そのものに、
実は反応しているのではなく、
それらに対する自分の解釈、つまりイメージに
反応しているのです。
すなわち、店員の態度から
客をバカにしている
という解釈を、わたしはしたのですね。
異なる状況で、同じ
声のとげとげしさ、
目をくわっと見開いた表情
舌が見えそうなほど開いた口腔
をたとえ目の当たりにしても、
「わはははー！！」と笑い転げていたかもしれないですしね。
そもそも
自分のつくったイメージへの反応なのに、
反応から、相手を「悪い」と判断して、
とくとくと説教したり批判するのは、
ただの迷惑者です
よく、他人をすぐに判断して、あろうことか
説教までする方がいらっしゃいますが
それらの大半がとんちんかんなものであるのは
こういった理由でからなのですね
この、
相手の態度を観察する、
外側の意識と
自分自身が何に反応しているか観察する、
内側の意識は
いろいろ役に立つのです
また、書いてみます