ニンフォマニアック Vol.2 | Untitled



ニンフォマニアック Vol.2(’13)デンマーク国旗ドイツ国旗フランス国旗ベルギーイギリス


監督:ラース・フォン・トリアー



「私にとって色情狂は(ニンフォマニアック)は無感覚と同じ。」

「Vol.2」からは、いよいよ回想シーンにもシャルロット・ゲンズブールが登場。

ジョーの色情狂(ニンフォマニアック)は更にエスカレートしていき・・・・・



ジョーは新たな刺激を求めて、言葉の通じない黒人男性に目をつける。

実はこの映画、過激すぎて結構笑えるんですよ。

ジョーと黒人男性たちとの3人でのプレイは、ひっくり返ってしまうほど(笑)

その後、ジョーは快楽を暴力に求めるようになって、K(ジェイミー・ベル)が

闇で経営するSMクラブに通うようになるんですけど、これも強烈で笑える。

でまた聞き手のセリグマン(ステラン・スカルスガルド)が

ジェイミー・ベルの縛り方は世界的登山家と同じ縛り方だとか

“暴力”と“キリストの受難”の関連づけには興味を引かれたものの

「ローマのむち打ちの刑が40回だというのは間違っている。」

「3回ずつ打つのが決まりだ。 だから、イエスは39回。」

「40回にはならない。」だとか・・・・ その知識どうでもいい(笑)



「人間の特質はひと言で表せる “偽善” よ。」

過去の彼の作品にも同じこと書いたかもしれませんが

ラース・フォン・トリアーという人は、ものすごい真面目な人なんだと思います。

自分自身や物事に対して、とことん向き合った結果、若干クレイジーな作風に(笑)

カンヌで問題発言して映画祭を追放されたりもしましたが

そんな鬼才と呼ばれるデンマーク人のことを嫌いになれない自分がいます。


酸いも甘いも噛み分けた18歳以上の方だけ「YouTube.comで見る」からどうぞ。



「Vol.1・2」あわせて4時間にも及ぶ大長編の最終章は

どういう締めくくり方をするのだろうと思って観ていましたが

簡単には終わらせてくれませんね。

やっと、心の平安が訪れたと思っていたのに・・・・・・

流した涙が引っ込んでしまった 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 レベル。

そして、エンドロールではシャルロット・ゲンズブールが

ジミ・ヘンドリックスの名曲「HEY JOE」をカバーしております。


HEY JOE / Charlotte Gainsbourg




→ ニンフォマニアック Vol.1


鬼才ラース・フォン・トリアーが女性の“セクシュアリティ"に挑む、
映画史上最もセンセーショナルな問題作。
ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2 2枚組(Vol.1&Vol.2) [DVD]/シャルロット・ゲンズブール,ステラン・スカルスガルド,クリスチャン・スレイター

¥6,264
Amazon.co.jp