グレート・ビューティー 追憶のローマ | Untitled



グレート・ビューティー 追憶のローマ(’13)イタリア国旗フランス国旗

監督:パオロ・ソレンティーノ



『ライフ・イズ・ビューティフル』
 以来、イタリア映画としては15年ぶりとなる

アカデミー外国語映画賞受賞だそうで。 もうちょっと、がんばろうよ。イタリア~(笑)

でも、力強いイタリア映画が帰ってきたって感じで、嬉しい~



ローマでは毎夜、テレビスターやアーティスト、モデル

プロデューサーなどのセレブが集まりパーティが繰り広げられている。

65歳の作家でジャーナリストのジェップ・ガンバルデッラ(トニ・セルビッロ)は

そんなセレブコミュニティの有名人だが、連日の狂騒に嫌気を感じつつあった。

そしてある日、初恋相手だった女性の訃報を聞き

心に大きな穴があいたような虚無感にとらわれたジェップは

人生の価値を求めてローマの街をさまよう。



40年前に書いた小説がベストセラーになり、富と名声を得た男は

筆を折り、コロッセウムを見下ろす高層マンションに住み

夜な夜なパーティやクラブを徘徊する、享楽の日々を送る。

“退廃”と“空虚” それは、まさに 『甘い生活』 の世界。

創作することへの苦悩は 『8 1/2』

永遠の都ローマへのノスタルジーを描いた映画であるとともに

フェデリコ・フェリーニへのノスタルジーでもあります。

巨乳巨尻のオバさんもしっかりと登場してますし(笑)



歴史的建造物に囲まれ、厳かな雰囲気を醸し出しながら

人間たちの破廉恥なまでな姿をさらけ出す・・・・・・

乱痴気パーティーで、セレブたちが連なり“電車ごっこ”と称するダンスに興ずる。

その電車は行き先も分からないまま、あてもなく、さまよいつづける。

「それはそうと、まだ君とは一度も寝てないね。」

「で・・・・・?」 って返されたら、身も蓋もありませんが(笑)

そんなこと言える男は、そうはいないですし

白のパンツに黄色のジャケット着こなせる65歳もそうはいない。

現代のマストロヤンニ、トニ・セルビッロ かっこよすぎるっ!!




大いなる美が集う、永遠の都ローマ。
筆を折った作家が、人生の最後に追い求めたものとは・・・・
グレート・ビューティー 追憶のローマ [DVD]/トニ・セルヴィッロ,カルロ・ヴェルドーネ,サブリナ・フェリッリ

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