ジャック・ドゥミの少年期(’91)
監督 : アニエス・ヴァルダ
「わたしは残しておきたい。輝くばかりのジャックの少年期と夢みるようなあのまなざしを」
’90年に、59歳という若さで白血病でこの世を去ったジャック・ドゥミ。
彼の映画への憧れに満ちた少年時代を、夫人のアニエス・ヴァルダが映画化。
ドゥミのきらめくような映像の原点を、ヴァルダが愛情たっぷりに描いています。
ドゥミの生まれ育った港町ナントでの少年期。
彼の代表作の名場面、死の直前のドゥミの映像が交錯する。
彼の生家は自動車修理工場。 『シェルブールの雨傘』 で
ギー(ニーノ・カステルヌオーヴォ)が働く自動車修理工場のシーンが交錯する。
戦争で疎開してきた女の子の名前はジュヌヴィエーヴ(シェルブール~でのドヌーブの役名)
お母さんは、家で髪結いの仕事を。 『モン・パリ』 で、ドヌーブが営む美容院のシーンが交錯する。
港町ナントと言えば、長編処女作 『ローラ』 の舞台。
あのアーケード街に、少年期のドゥミとお母さんが買い物にやってくる。
映画のシーンが挟み込まれ、同じアーケード街にアヌーク・エーメが現れる。
ここにあるお店で、ドゥミ少年はお母さんにカメラを買ってもらうんです。
ああ~ もう泣きそ。。。。。
そうそう。 今後、鑑賞するのはかなり難しいのではと思わすような
作品の映像も挟み込まれたしていて。。。。。
家の中では、誰かが自然と歌いだし、つられて家族も自然に歌いだす。
休みの日には、家族そろって映画館へ。
『天井桟敷の人々』 を観て、映画への想いをさらに募らせるドゥミ少年。
きっと、ジャック・ドゥミは奥さんのアニエス・ヴァルダに少年時代のことを
いつも話し聞かせていたんでしょうね。
アニエス・ヴァルダ監督作品
ジャック・ドゥミ監督作品
名匠ジャック・ドゥミの少年期を、彼の妻でもあるアニエス・ヴァルダ監督が映画化。映画監督を夢見る少年の成長を温かいまなざしで綴る。
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