悲しみの青春 | Untitled




悲しみの青春(’71)イタリア国旗ドイツ国旗


原作 : ジョルジョ・バッサーニの小説「フィンツィ・コンティーニ家の庭」

監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ


デ・シーカ監督は、今作品で4度目のアカデミー賞外国語映画賞を受賞。

4度ってスゴイ・・・・。 ちなみにフェリーニも4度受賞しています。

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

北イタリアの地方都市フェッラーラ。この地の名家であるフィンツィ・コンティーニ家

高い塀に囲まれた広大な屋敷と庭を持ち、若くて美しい娘のミコル(ドミニク・サンダ)と

その病弱の弟アルベルト(ヘルムート・バーガー)は、家に招かれる少数の人々だけを相手に

優雅な生活を送っていた。一家への出入りが許され、中流家庭出身のユダヤ人青年

ジョルジョ(リノ・カポリッチオ)はミコルへの恋心を募らせていくが

次第に戦争の暗い影がこの地にも忍び寄り、ユダヤ人への迫害が深刻化していく。

$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

『1900年』 『暗殺の森』 でも美しかったけど

やっぱり美しい、気品溢れる ドミニク・サンダ

ジョルジョにキスをされた時の、少し冷めた眼差しが忘れられない。

ヘルムート・バーガーが病弱な弟の役なんて、意外な気がしますけど

これが、はかなげな美青年を演じていたんですよね・・・・

変われば変わるものです(笑)

ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

血を見るような暴力的なユダヤ人への迫害は一切映し出さず。

格調高く描ききったデ・シーカ監督。

自転車が多く登場していましたけど、自身の代表作を意識していたのでしょうかね。


アカデミー賞外国語映画賞受賞作

→ アカデミー賞受賞作

→ ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品



30年代末期のイタリアを舞台に、ファシズムとナチズムに迫害されるユダヤ人たちの苦難と、愛し合う幼馴染みの男女が引き裂かれる悲劇を描く。
悲しみの青春 [DVD]/リーノ・カポリッキオ,ドミニク・サンダ,ヘルムート・バーガー

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