私が、このようなエンターテイメント性の高い映画を観るのは珍しいです。
でも、この監督なら観るでしょう。
グリーン・デスティニー(’00)中国、台湾、香港、アメリカ
監督は、「ラスト、コーション」「ブロークバック・マウンテン」「いつか晴れた日に」「ウェディング・バンケット」
このブログ、最多5度目の登場、アン・リー
雄大な草原の映像。流れるようなワイヤーアクション。息を飲む剣の戦い。
竹林を優雅に飛ぶ情緒あるシーン。ヨーヨー・マの刹那的なチェロ
美しいです。
ワイヤーアクションに限って言うと、この頃から乱立するようになり
映画の中身がどっか飛んでってしまった感が否めなかったが、この作品ではハマっていたと思う。
「弾丸をイナバウアーで避ける映画」よりも、ハマっていたとさえ思う。
「弾丸をイナバウアーで避ける映画」は映画というより、長編プロモーション・ビデオだと思う。
MTV Video Music Awards でなら高い評価を受けたのではないしょうか。
え? ハイ、皮肉を込めて言ってます(笑)
「この映画でチャン・ツィイーに萌えた。」
と言う方が多いようなんですけど、アクションシーンとか頑張ってましたが
私はこちらの方を推したい。
ミシェル・ヨー
この人に「萌える」わけではないですが、アジア女性の奥ゆかしさのようなものを感じた。
また、この人がいることで「アイドル・アクション映画」にならずに済んだと思う。
と、ここまで、べた褒めですが、アン・リー作品の中では下の方かもしれない。
う~ん・・・・・ なんかしっくりこない。
ストーリーも「寓話的」「ファンタジー」と思って割り切ればいいんだけど
取ってつけたような所もあったりして・・・・・
高級ホテルで中華料理を食べてるような感覚でしょうか・・・・・
美味いんだろうけど、なんかしっくりこない。
エアコンのないラーメン屋で汗タラタラかきながら餃子ほおばる美味しさ
とは、やっぱり違う。
このたとえも、なんかしっくりこない(笑)
話をアン・リー監督に移すと、この監督ホント凄いです。
この作品で、アカデミー賞外国語映画賞を受賞
他の作品でも、アカデミー賞監督賞(アジア人初)
ベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭をそれぞれ2度受賞している。
賞を獲ればいいってもんじゃないですが、ここまで華麗な経歴だと・・・・
近々「この監督がヤバイっ」でも詳しく紹介したいと思います。
さっきから、ずっと気になってたんですけど
やっと、わかりました。
チョウ・ユンファって、劇団ひとりに似てる。
「武侠」とは、中国に語り継がれる不思議な能力をもつ英雄伝説のこと。名剣グリーン・デスティニーの使い手、リーに扮するチョウ・ユンファを中心に、許されない恋のため、はたまた幻の秘伝書をめぐって美しき男女が武術を競う。
グリーン・デスティニー ― コレクターズ・エディション [DVD]/チョウ・ユンファ,ミシェル・ヨー,チャン・ツィイー
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