人はみな死ぬと21グラムだけ軽くなる。
チョコレートバー1本分の、人がいつか失う重さとは、いったい何の重さなのか。
テーマが相当重いので観る前に心構えが必要ですね。
![$ちょっと!!あなたが食べてるの消しゴムですよ!!-21g](https://stat.ameba.jp/user_images/20100416/21/pyscipks/4b/9a/j/t02200149_0560037910499125783.jpg?caw=800)
監督は私の大好きな「アモーレス・ペロス」「バベル」の
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
このブログで3度目の登場です。
やぱり好きです。彼の世界。
彼の撮る映画は「絶望」や「喪失感」といったテーマを描いて一見救いのない感じに見受けられますが
劇中で何度か出たセリフで
「それでも、人生は続いていく」
なにか小さな光を見つけたような感覚になります。
また、キャストにも触れないわけにはいきません。
「ショーン・ペン」「ベニチオ・ベル・トロ」「ナオミ・ワッツ」
3人とも迫真の演技でした。
だからといって、お互い食い合うわけでもなく絶妙でした。
ただ、時間軸を交差される手法を、この監督は得意としてるんですが、今回はあまりに細かく
切りすぎて、かなり混乱します。置いてけぼりになりそうになります。
21gの重さの意味.......
あえて数値化することで、逆に計り知れない重さなんだ、という思いにかられるのでした。
絶望の淵に絶たされた人間が葛藤の末に希望を見いだす姿を描いた人間ドラマ
21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]/ショーン・ペン,ナオミ・ワッツ,ベニチオ・デル・トロ
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