長いパットを決めた世界記録はJ・ニクラウスの33.5mだそうです。
→「完全なシミュレーションは可能か」
15mを越えるようなパットでは、1打で決めると言うよりも3パットしないことが大切になりますので、プロでも「限りなく寄せる」が攻め方の基本になります。
ツアーの場面でこんなパットが入ると、プロご本人も驚いていますよね。中にはこういう場面でドヤ顔をなさる方もおられますが、内心では「ラッキー!」と叫んでいると思います。
狙ってはいますが、近づけば(次にストレスのないパットが出来るところによれば)良しというところが現実だと思います。
よほどパットに自信のある方はプロと同じ或いはそれ以上の距離を狙いますが、一般には10mくらいがその上限ではないでしょうか。
長いパットでは距離勘が大切なのは言うまでもないですが、「3パットしない」取り組みも大切です。
そのためには次のように取り組むのが良いとされています。
( )内は自問自答です、自分に決断を迫って下さい。
1.長い上り
カップを大きくオーバーさせない。
次のパットで下りの長いラインを残すようなことは避ける。
(大オーバーしたらどうしよう!?→大丈夫、打ちきれないよ)
2.長い下り
上につけることは避ける。上りのパットが残る距離勘で。
(長い上りが残ったらどうしよう!?→短い下りよりも長い上りの方が入れ易い)
3.曲がる長いライン
距離を合わせて、ラインを浅く読む
(怖いから、ラインを合わせて膨らませた方が寄るのでは!?
→上についたら最悪、2パットで収める可能性を高めよう)
このような長い距離で距離勘を擦り合わせるには、距離半分の位置で距離勘を作った上で、更に全距離での距離勘を作ると、より距離勘を高められます。
これって、ツアーの場面でプロがやっています。
あまりに長い場合は距離を3分割して3回の擦り合わせをやるのも手ですが、スロープレーにならないように手早くやるのが宜しいですね。
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