A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC -824ページ目

ムーン・ダンス / アン・サリー

MOON DANCE / ANN SALLY


moon dance


①I WISH YOU LOVE  アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ

②ONDE EU NASCI PASSA UM RIO  僕が生まれた町には川が流れている

③HAVEN'T WE MET  ハヴント・ウィ・メット

④蘇州夜曲

⑤PEACEFUL  ピースフル

⑥ONLY LOVE CAN BREAK YOUR HEART  オンリー・ラヴ

⑦HAPPIER THAN THE MORNING SUN  輝く太陽

⑧星影の小径

⑨5/4 SAMBA  ファイヴ・フォー・サンバ

⑩MEU CARNAVAL  メウ・カルナヴァル

⑪ALLELUJAH  ハレルヤ



本日紹介するのは、2003年のアン・サリーのアルバム「ムーン・ダンス」です。

2枚同時リリースとなったアルバムのひとつです(もう1枚は「デイ・ドリーム」)。

前作「ヴォヤージュ 」同様、アコースティック・ギターの伴奏が中心のボサノヴァ・テイスト溢れるカヴァー・アルバムです。

ここでもしっとりとした心地よいサウンドを聴かせてくれます。



そしてやはり選曲が(・∀・)イイ!!


スティービー・ワンダーの⑦、

ニール・ヤングの⑥、

ケニー・ランキンの③⑤、

フェアーグラウンド・アトラクションの名曲⑪、


など、思わず( ̄ー ̄)ニヤリ とさせられます。


前作もそうでしたが、アン・サリーはかなり70年代の音楽の影響を受けているように思われます。


それから、なぜか歌謡曲のカヴァーが2曲あります(④⑧)。

どちらも、1940年代の、いわゆる戦前の昭和歌謡です。

2曲とも綺麗なメロディと日本語の語感が美しい、ゆったりとしたピアノが印象的な曲で、情景が目に浮かぶようです。



個人的に一番好きなのは⑪です。

切なく、心温まるようなメロディと歌詞が何ともいえません。





ハレルヤ




西へ向かう道路の灯が連なっている

たくさんの車が家路を急ぐ

アイスクリーム屋の車は

ピカピカの看板をしまい込んだ

冬はもう遠くない


あなたを毎日見ている

この道をあなたが歩くのを私は見つめている

会議場の階段ですれ違うけれど

恥ずかしくて声がかけられない


だけどあなたの微笑みは愛を祈る祈り

そしてあなたの心は高く飛ぼうと伸びた凧

ハレルヤ 私はここにいる

今夜 弦を奏でましょう


8時にあの角で私と会って

ここを抜け出しましょう

そして百万回のキスの最初のキスをしましょう

それから過去を吹き飛ばしましょう


だってあなたの微笑みは愛を祈る祈り

そしてあなたの心は高く飛ぼうと伸びた凧

ハレルヤ 私はここにいる

今夜 弦を奏でましょう



旅に出ます。

突然ですが、4月27日~5月9日まで旅に出ます。


行き先は中国・広州~ベトナム・ハノイです。


気の向くまま足の向くままに旅するつもりなので、細かい予定は一切決まってません。


旅の唯一の目的は「陸路で国境を越えること」、それだけです。



無事日本に帰って来たら、ブログを再開します。





ヴォヤージュ / アン・サリー

VOYAGE / ANN SALLY


voyage


①O BARQUINHO  小舟

②ALL I WANT  オール・アイ・ウォント

③EMOLDURADA  エモルドゥラーダ

④THE DAYS OF WINE AND ROSES  酒とバラの日々

⑤VELAS  ヴェラス

⑥HE LOVES YOU  ヒー・ラヴズ・ユー

⑦MIDNIGHT AT OASIS  真夜中のオアシス

⑧SMILE  スマイル

⑨THE FACE I LOVE  ザ・フェイス・アイ・ラヴ

⑩BOTH SIDE NOW  青春の光と影



本日紹介するのは、2001年のアン・サリーのアルバム「ヴォヤージュ」です。


これは、彼女のデビュー・アルバムになります。


アン・サリーは、非常に変わった経歴の持ち主で、彼女は在日韓国人であり、本業は医者であり、現在はニュー・オリンズに住んでいます。

そして、耳馴染みの良いポップ/ボサノヴァを聴かせてくれます。


クセのない心地よい透明感のあるヴォーカルが、楽曲・アレンジの良さと相まって、オシャレでリラックス出来る空間を作り出しています。


心の落ち着く名盤です。



ボサノヴァのスタンダード①③⑤(特に①③は名曲です)、

映画の主題歌のカヴァー④⑧(⑧はホリー・コール もカヴァーしています)、

マリア・マルダーの⑦、

ジョニ・ミッチェルの②⑩、


など、とにかく絶品です。



特にオレが一番好きなのは、⑩です。

ボサノヴァ・テイストのアルバムですが、この曲だけが唯一ピアノでしっとりと歌われています。


幻想的で深みのある歌詞と美しいメロディが、ゆったりとしたやわらかなピアノの音色とやさしいヴォーカルと絶妙に絡んで素晴らしい作品に仕上がってます。








青春の光と影




幾重にもなって風に流れる天使の髪

空に浮かぶアイスムリームのお城

いたるところに羽の谷間

そんな風に私は雲を見てきた


だけど今や雲は太陽を遮るだけの存在

そしてあらゆる人の上に雨や雪を降らせる

本当にいろんなことが私には出来たかもしれないのに

雲が私の邪魔をした


私は両方から雲を見てきた

上からも下からも

それなのにどういうわけか

私に思い出せるのは雲のまぼろしだけ

雲がどんなものか

私にはいまだにはっきりとはわからない


涙と恐れ、そして誇らしげな気持ち

大声ではっきりと「愛してます」と言うこと

いくつもの夢と企み、そしてサーカスの人込み

そんな風に私は人生を見てきた


だけど今やかつての友達はよくわからない振る舞い

彼らは頭を横に振って私は変わってしまったと言う

失われたものだってあるけど得たものだってある

日々生きていく中で


私は両方から人生を見てきた

勝ったり負けたり

それなのにどういうわけか

私に思い出せるのは人生のまぼろしだけ

人生がどんなものか

私にはいまだにはっきりとはわからない