後日、そのお客さまからメールが入りました。
「赤ちゃんに湿疹が出た」というのです。
そして「使った材料を全部教えてほしい」と…。
私もシェフも本当に焦りました。
シェフは仕込みの合間を見て、何度も何度もレシピを見直し、使った原材料をすべて調べました。
でも、お客さまから言われた材料は、その日は使っていなかったんです。
おかしい…
やがてそのお母さんからまたメールが入りました。
お医者さんに診てもらったら、「違うアレルゲンが見つかった」というのです。
(※アレルゲン: アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)
確かに、その材料なら、その日の料理に使っていました。
つまり、店に来た時に伝えられた材料以外の、新たなアレルゲンが見つかったんです。
小さいお子さんのアレルゲンは、成長とともに徐々にわかってくるものもあるそうです。
でも、それを聞いた私たちは、一瞬にして凍りつきました。
もし、あの場でアナフィラキシーを引き起こしていたら… と。
(※アナフィラキシー: 微量のアレルゲンによって生死にかかわる症状を引き起こす)
そして、大変考えさせられました。
ひょっとしたらあの時、入店を断ったお店7軒の方々の判断が正しかったんじゃないか、
判断に迷う時は、お断りした方がいいのか… と。
今でも迷う所です。
★次回は、6日(金)にアップの予定です。
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