地域で生きる利用者さんとの関わりの中で理解できてきたこと。
それは医療保険分野と介護保険分野の違い。
何かのアクシデントがあって、入院された患者さん。
医療という世界で。
治療を行い、回復を促していく。
一方、介護の世界は、
病院を退院してからの、その後の生活支援。
医療世界のような、瞬間的な、短時間での回復、関わりではない。
もちろん、介護の世界だからという逃げではない。
利用者さんの人生の中で、医療の世界では見れないゆっくりとした時間軸の中での
奇跡的な回復をみれる。
直してやるではない。
共存
寄り添いともに生きていく。
医療と介護の世界で生きてきたからこそ理解できる世界。
どちらが偉いとかすごいとかではなく、
両方とも必要な世界。
ただ僕はこの介護、地域での時間軸での関わりが好きだし、自分に合った役割を感じる。
介護という世界で、地域の中で利用者さんの人生に寄り添い生きていく。
その中での自分の役割。
必要なタイミングで理学療法士として関わり、
方向性を見いだし、利用者さんの可能性を引き出し、
正しい道へと誘導していく。
地域でのつながり、利用者さんの生きたい人生に近づけるように支援していくこと。
見守っていくことこそ、僕らの役割ではないだろうか?
今日という日をどう捉え、どう向き合ってくのか?
利用者さんの人生を見守り、
ここぞというタイミングに必要とされる。手が差し伸べられる。
察知できる人間になれるように、これからも寄り添っていきたいと思います。