(前回の関連記事は「流れを読む 」です。)
流れを読む~恋愛編
劇団 「前回の記事では、成功法則や神秘行などスピリチュアルを実践して
いるのに何をやっても真逆の結果になる人はおおまかに
(1)「願望実現」タイプ
(2)「神秘体験、悟り」タイプ
に分けられるが、そのどちらにも共通しているのは
欠乏感が強くガツガツしていることで全体の流れを
掴むことが出来ない。
その正反対の例がタモリで、
彼は
『やる気のあるものは去れ!』
『(頑張ってしたいと思います!)という奴は暑苦しい。』
という態度で(うまくやろう)という欲を無くすことで
全体の流れを掴む能力を手に入れ、
結果、「笑っていいとも」の司会を31年間続けることが出来た。
ということですね。」
CS 「はい、そうです。」
「これって言葉としてはみんな理解していると思うんです。」
「でも、本当に実践できている人は非常に少ないです。」
劇団 「そういうものでしょうか?」
CS 「本当に全体の流れを把握して、行くべきところで行き、
退くべきところで退いていたら、全て自分の思い通りに
なっているはずですから。」
劇団 「うーん。」
CS 「恋愛で言えば、好きな女性にフラれてばかりいる男性って
そこの判断力が完全に壊れてますよね。」
「行くべきタイミングでないところで女性にガーッと告白して撃沈したり、
運良くアドレスをゲットしたらしつこくメールやLINEで
メッセージを送りまくってストーカー扱いされるわけです。」
「そこまでいかなくても、好きな女性と話しているうちに舞い上がって、
たいして面白くも無い話をダラダラ長時間続けて、相手の女性は
顔はニコニコしているけど心の中では、
(ホント、こいつ空気読まないうぜえヤツだなぁ。)
と付き合う対象のランク外の烙印を押しているんです。」
劇団 「それありますよねぇ・・・(しみじみ)」
CS 「一流のホストやナンパ師みたいに、狙った女性を必ず落とすような
男性を観察していると押したり引いたりのさじ加減がもう絶妙なんです。」
「ちょっとした表情や動作、あいづちの1つ1つに意味があって、
緩急を織り交ぜているんです。」
劇団 「そんなすごいんですか?」
CS 「例えるならプロボクサーのコンビネーションみたいなものでしょうか。」
「世界クラスのボクサーってそれこそ数ミリレベルの動きの緩急を
織り交ぜながらパンチを放っているんです。」
劇団 「数ミリですか?」
CS 「例えば、↓は元東洋太平洋チャンピオン坂本博之氏の
インタビューの抜粋です。」
僕はファイタータイプと呼ばれているボクサーで、距離を詰めて
自分から相手の懐に飛び込んでいくスタイルなんです。
当然相手からも打たれるリスクが高い。
でもそれを恐れていたらできないスタイルなんですね。
だから勝つためには勇気とタフネスとパンチ力が要求されます。
でもボクシングのセオリーからいうと、ほんとは打たせてはダメなんです。
打たせずに打つ、これが基本だから。
確かに僕はよく打たれましたが、決してまともに打たれてたわけじゃなく、
ほんとに数ミリ単位で急所をずらしてるんです。
芯には当てさせてないんですね。
逆に打つ方からいうと、急所の芯に当てないと、人間てなかなか
倒れないんですよ
劇団 「数ミリで単位で急所をずらすって、すごい技術です。」
CS 「言い換えれば、それだけの技術を持った選手でも世界チャンピオンには
なれなかったわけです。」
劇団 「一流のホストやナンパ師も数ミリ単位のコンビネーション技術を
持っているということですね。」
「それでは、好きな女性にガーッと告白して撃沈する男性は例えると
どんな感じなんでしょうか?」
CS 「ロボコン・パンチ・・・。 (ぼそっと)」
劇団 「ロボコンですか(笑)」
「好きになった女性に何度も(付き合ってください!)と告白する
だけしか能が無くて、まさに
押してダメでも押し抜くぞ!
とロボコンみたいに同じ動きしか出来ないんですね。」
CS 「そうなんです。」
「ここで弁護すると、女性対する想いはロボコンパンチの男性の方が
ホストやナンパ師よりも一途かもしれません。」
「でも、ロボコンパンチ1本の男性は女性を退屈させたり、怖がらせたり
するんです。」
「そうしてしつこく女性に告白したりまとわりつく男性は、実は相手のことを
考えていないんです。」
「周りを見ないで、自分、自分、自分で、自分の事だけ考えているんです。」
劇団 「そう考えるとホストやナンパ師は女性を楽しませているわけですから、
単純に女たらしだから悪いとは言えないんですね。」
CS 「確かに彼らが女性に近づく動機は性欲やお金だったりるのかも知れませんが、
常に女性の細かい表情や仕草に注意し、女性がどうすれば楽しめるかを
考えているんです。」
「そこには相手へのサービス精神があります。」
「言い換えると、〈相手を思いやる気持ち=愛がある〉ということなんです。」
劇団 「じゃあ、女性にいつもフラれる男性は愛が無いということなんですか?」
CS 「どこか独りよがりで、自分の思い込みをそのまま相手にぶつけているところが
あるんでしょうね。」
「それって、
(相手より自分の思いを満足させようとする=自己愛しかない)
ということだと思うんですけどね。」
劇団 「なるほど。」
CS 「よくいるじゃないですか、女性にプレゼントを贈るけど、実は相手は
全然喜んでいない。むしろ迷惑に思っているケースって。」
劇団 「具体的にはどういう内容なんですか?」
CS 「昔、知人の男性が彼女にイヤリングをプレゼントしたんです。」
「わたしそれ知って(ええっ!)て驚いたんです。」
劇団 「どうしてですか?」
CS 「相手の女性って、常にロングのストレートヘアで耳を出してるのを
見たことなかったんです。」
「それなのにイヤリングを贈るのは、何か男性の行動基準が
壊れてますよね。」
劇団 「そういうものですか?」
CS 「もしかしたら、耳の形や横顔にコンプレックスがあるのかも知れない。」
劇団 「それなら
(いつも髪を伸ばして耳を出さないのは何かコンプレックスがあるの?)
と聞けばいいんじゃないですか?」
CS 「そういう男性よくいますけど、それ最悪です。」
劇団 「そうなんですか?」
CS 「よっぽど本人の機嫌がいい時に、同じようなケースの他人の話を
遠巻きに出しながら、彼女の顔色の変化を伺うしかないですね。」
「もちろん、波動感覚があるのなら同時に感情の反応も読みます。」
「でも、確率論で考えるとイヤリングの話題には一切触れないのが
一番の上策でしょう。」
劇団 「じゃあ、(プレゼント何欲しい?)と直接聞けばいいんですか?」
CS 「それも1つの手ですけど、そうするとサプライズ効果が
無くなってしまいます。」
劇団 「どうしたらいいんですか?」
CS 「うまい人は数ヶ月単位で女性の言動や行動、表情を探っていくんです。」
「普段の何気ない会話の中に、いろいろな質問を紛れ込ませながら
彼女の反応を見て何を望んでいるのかを常に探っているんです。」
「もちろん、(もし、プレゼントもらうなら何がいい?)なんて聞き方するのは
アウトですよ。」
「そうしてマクロ(数ヶ月後の目標)とミクロ(目の前の反応)の
両方の方向から流れを読むんです。」
劇団 「それって本当に、自分よりも相手第一で行動することになりますね。」
CS 「ですから良く言いますが、サービス精神の旺盛なまめな男じゃ無いと
モテないんです。」
「わたしの元師匠も、会話をした女性の誕生日や細かい情報を常にメモって
記録していました。」
劇団 「以前出た気功ナンパの話ですね。」
CS 「元師匠ほど気功や術能力があっても、それだけ細かくチェックして、
さらにタイミングを見ながら女性にまめにプレゼントを贈っていました。」
「逆に女性とトラブル起こす男性は相手の女性の満足じゃ無くて、
自分自身の満足を優先しているんです。」
「それがプレゼントの選び方1つにも反映されるわけです。」
劇団 「それではさっきのイヤリングのカップルもトラブル起こしたんですか?」
CS 「実際は、やはり彼からもらったイヤリングをつけないわけには
いかないじゃないですか。」
「彼女は髪をアップしてイヤリングをつけて喜んでいるふりはしていましたが、
内心では彼に対する静かな怒りが徐々に蓄積していたんでしょうね。」
劇団 「で、その男性は?」
CS 「(やっぱり似合ってる。) (彼女、喜んでるんだなぁ。)と
脳天気に満足してました。」
「その後、2人がどうなったかは知りませんが。」
劇団 「これって男性なら多かれ少なかれ誰でも思い当たる
話じゃないでしょうか。」
CS 「わたしは独身なのでよくわかりませんが、妻がある日突然離婚すると
言い出して、夫はきちんと家にお金は入れているし、浮気はしていないし、
別にケンカをしているわけでもないし、はっきりした原因はない。」
「それって日常の小さい不満や怒りが徐々に蓄積して、何かをきっかけに
彼女の中で爆発したんでしょうね。」
「でも、男にしたら
(なんで?)
(オレ何も悪いことしてないじゃん。)
なんですよ。」
劇団 「ボクも独身ですから夫婦のことはよくわかりませんが。」
CS 「まぁ、その位だったらまだ許容範囲内なんでしょうけど、一番マズイのが
自分の彼女の体型やルックスを、(胸が小さい)とか(足が太い)とか
茶化す男がいるんですよ。」
「あれ最悪です。」
劇団 「そうなんですか?」
CS 「過去にそういう場面に遭遇した事があるのですが、彼氏にいろいろ言われてる
彼女は表面上はニコニコ愛想笑いを浮かべて受け流していたのですが、
波動に意識を向けたら胸が潰れそうな悲しい感情が伝わってきて思わず、
もうその話はやめてくれ~!
って声を出しそうになりました。」
劇団 「そんなに女性ってルックスを気にしてるんですね。」
CS 「だからわたしは森三中みたいな不細工を売りにしている女性芸人を
見ても全く笑えないんです。」
「女性が不細工を売りにするのは根本的に無理がある気がします。」
「面白いというより、むしろ女性芸人が潜在意識に抑圧している
容姿へのコンプレックスを感じて痛々しくなってきます。」
劇団 「それは極端な話でしょうが、確かにプレゼントを贈った男性は
満足しているけど、女性の方は(実は・・・。)ってケースは
結構ありそうですね。」
CS 「わたしも過去に恋愛魔術をメニューに加えていたことがあったの
ですが、話を聞いていると恋愛がうまくいかない男性って、
そこの部分の意識が弱いんです。」
「どこか独りよがりなところがあって、相手の観察が不十分な上に
サービス精神が欠如しています。」
「そういう人は、例外なく全体の流れを読むバランス感覚も
弱かったです。」
劇団 「言い換えると、全体の流れを読める人は、細かい微細な変化も
見逃さないという事ですね。」
CS 「男性は一般的にある程度は鈍いところがあると思うんです。」
「ただ、問題なのはそこの許容範囲を完全にオーバーしていて
恋愛というよりもまともな人間関係も築けない人がいて、
スピリチュアルに救いを求めるケースなんです。」
劇団 「いつもの話のパターンですね。」
CS 「しかも、そういう男性に限って、
クンダリニーを上げて、大周天をマスターして、恋愛魔術を
使えるようになればモテモテになって、どんな女性とも
つきあえるようになる!
なんて考えるんです。」
劇団 「で、CSさんはそういう男性になんて答えるんですか?」
CS 「自分の性格と行動を変えないと、いくら神秘行を極めようが、
術を使おうが、
女性にモテるのは無理です!
とはっきり言います。」
「それでもそういう人は耳の痛い言葉は無視して、甘い夢を
見続けようとするんです。」
劇団 「はっきり言うんですね。」
CS 「現実を直視しないと何も始まりませんから。」
「わたしはメニューから恋愛魔術は削除しましたが、占い師とか
霊能者の仕事のほぼ90%は恋愛相談でしょうから大変だと思います。」
「毎日、そんな人たちの鑑定ばかりしてストレスでおかしくなって
辞めちゃう人がけっこういるそうです。」
劇団 「色恋って難しいですね。」
CS 「でも中年男性と話をしていると、逆に若い頃のような恋愛への興味や
性欲が無くなって悩んでいる人が結構いるんです。」
「それで、
そっちを専門にするのも面白いかなぁ。
と最近考えたりするんですよ。」
劇団 「サイキック回春覚醒気功ですか・・・。」
(↓やるまんまんオット君! 「おやび~ん!!」)
つづく
※次回の記事更新日は10月10日になります。


にほんブログ村