（前回の関連記事は「大日如来」 です。）
霊体セールスマン
前回の記事では「私には大日如来がついています。」と、
頑強に主張し続けるＳさんについての体験談を紹介しました。
彼が繋がっている大日如来について
個人的には、
（これは大日如来と違うんじゃないかな？）
（どっちかというと伝授した霊能者についている
なにかの霊体なんじゃないかな？）
という感想でした。
実際、前回の記事を読んだ受講者の数人から、
「あの記事読んでいたら体が重くなりました。」
「なんか嫌な感じがしたので読み飛ばしました。」
などという感想が寄せられました。
わたしとしては記事の文章自体よりも、芦屋雁之助と
垢抜けない女子学生が絶妙な表情で写っている
「裸の大将の写真画像」に力点を置いていたのですが、
そこに注目してくれた人がいなかったのが残念でした。
それはさておき、ある程度の気感が開いている人が重さや
嫌な感じを得た理由は、
わたしが文章を書きながら当時のＳさんの波動につながる。
↓
書かれたブログの文章を通してＳさんの波動が放射される。
↓
それを読んだ人の中である程度の気感が開いている人が
間接的に、Ｓさんが繋がっている「大日如来（仮名）」の
波動を感じた。
↓
その結果として（体が重くなる）（嫌な感じがする）
となります。
わたしはこういったマイナスの波動に関する記事を
書くときは、
この記事の文章を通して出ているマイナスの波動が、
読んでいる人とは繋がらない。
と設定しています。
そのため、ブログ読者が憑りつかれたりはしないのですが、
敏感な人はマイナスを感じ取ったりします。
しかし、世の中にはわたしとは考え方が真逆な人がいます。
スピリチュアル系Ｗｅｂの一部には運営者が意図的にサイトを
開いて読んだ人にエネルギーや霊体が憑りつくように設定して
いるものがあります。
そうして読者の頭の中に霊体が入り込んで、鑑定を受けたり、
セミナーに参加したり、入会したりするように誘導するわけです。
霊体がサイトを通して営業を行っているんですね。
わたしはそれを霊体セールスマンと呼んでいます。
霊体セールスマンに対する報酬は何か？と言うと、
それは
勧誘した人間のエネルギー
です。
これについては謝明徳著「タオ人医学」では以下のように
説明されています。
タオの見解によれば、私たちが小周天を開いてその道筋を浄化し、
自分の中に徳を育て上げることを学んでいないと、私たちの
持っているエネルギーは容易に取り去られてしまう危険性があります。
小周天をまだ開いていない人は、自分自身が不老不死を達成するために
他の人々から生命力を奪い取って枯渇させてしまおうとする非倫理的な
人々からの影響をとても受けやすいのです。
宗教団体や霊的な組織の多くは、人々に、その団体に自らを明け渡して
エゴを捨て、自己犠牲を行って、自分向身に十分なエネルギーを蓄積し
自らを愛する徳を培っていくよりも先に、しかも、自分のよく知っている
隣人よりも見ず知らずの他人を愛するようにと教え込んでいます。
また時には、意識することもできないような巧妙なやり方で、自分自身と
自らのエネルギーを明け渡すように仕向けている場合もあります。
これは、一種の「エネルギー・バンパイア（吸血鬼)」といっても
よいでしょう。
こういう目に遭ってしまった人はだんだんと衰弱していき、最終的には
自分の生命力を誰かに奪い取られてしまうことになります。
そしてこの生命力を吸い取った者は、逆にどんどん強く豊かになり、
さらに強大になっていくというわけです。
私たちが霊的に見て無知のままである、という事実は、現在の社会の
慣習にも反映されています。
本当の意味で霊性を向上させるためにはどうしたらよいか、ということを
知らないために、何両万人もの人たちが自分自身の精神の本質という
ものを取り逃がしてしまい、物質的なものを得ることで自らの満足を
追求するようになってしまっています。
実はわたしの気功の元師匠は謝明徳をやたらと評価していて、わたしに
彼の著書に書かれた行をするように勧めたりもしていたのですが、読んで
みると「？」な部分が多々ありました。
例えば、
①自分の中に徳を育て上げることを学んでいないと、私たちの持っている
エネルギーは容易に取り去られてしまう危険性があります。
と書いていますが、別に徳があろうがなかろうが、霊体セールスマンに
憑りつかれたらエネルギーごっそり持って行かれます。
それに「徳」があるかないかというのも抽象的です。
昔、わたしがスピ系のある人物と話していた時に、
ある人物 「僕は最近、株を始めたのですが、負けることはないんですよ。」
わたし 「へぇ、何で？」
ある人物 「僕は真実の愛に溢れていますから。」
わたし 「ふーん、そうなんだ。」
わたしの内心の声 （もうこの人と付き合うのやめよう・・・。）
ということがありましたが、「愛」とか「徳」が有るか無いかなんて
なかなか判定できません。
というか、自分で愛や徳があるといっている人間には
ロクな奴がいないと思います。
でも、確かに世の中には客観的に見て徳が高い立派な人は
存在すると思います。
しかし、そういう人は現実世界を良くしようと取り組んでいて
スピ系のサイトは最初から見ないでしょう。
また、以前このブログで紹介したヘンリー・ポールソンのように
１つの信仰を貫きながらも、神様にお金持ちにしてください
なんて願ったりしません。
ですから、謝明徳の考えとは全く違う意味で、徳が高い人間は
悪影響を受けづらいと思います。
②小周天をまだ開いていない人は、自分自身が不老不死を達成する
ために他の人々から生命力を奪い取って枯渇させてしまおうとする
非倫理的な人々からの影響をとても受けやすいのです。
これも逆で、小周天が開いて多少なりともチャクラが開いてくると、
いろいろなエネルギーと繋がりやすくなってエネルギーをがっぽり
取られることがあります。
小周天にも長所と短所があるということです。
このように、確かに謝明徳の著書には参考になる部分が多々あるのですが、
逆に根底に流れている宗教的な価値観がバイアスとなって、論理的な
物の見方を阻害する要素があるように感じました。
わたしの元師匠は宗教的な傾向があったため、もろにその影響を
受けていました。
③そしてこの生命力を吸い取った者は、逆にどんどん強く豊かになり、
さらに強大になっていくというわけです。
これは真実だと思います。
霊体セールスマンと直に繋がっている霊能者、セミナー開催者、
教祖たちの下にたくさんの人が集まれば集まるほど、彼らと
霊体セールスマンはエネルギー満タンになります。
彼らは霊体セールスマンとお互いに「Ｗｉｎ－Ｗｉｎの関係」を
築いているわけです。
そして、その下の人間は吸い取られ続けます。
それでは、自分がエネルギーを吸い取られているかどうかを
どうすれば判断出来るのか？
それは、前回の「大日如来」の記事のＳさんと同じです。
自分の現実の姿を直視すればいいだけです。
客観的に現在の自分の「経済状態」「健康状態」「精神状態」
「人間関係」をありのままに見つめればすぐにわかります。
以上のようなカラクリをわたしはよく理解していますので
受講者には、
（スピリチュアル系サイトはもう見ないほうがいいよ。）
とアドバイスしています。
たくさんのサイトを見続けていれば、確率的にいずれは
必ず霊体セールスマンに出会うわけですから。
１つの決まった行法だけ続けて、残りのネットサーフィンしている
時間を、仕事のスキルを高めるための学習に回せば経済状態も
良くなります。
しかし、人の習慣はなかなか止められるものではありませんから、
暇があったらスピ系サイトをネットサーフィンし続ける人がいます。
特にわたしのところで気脈やチャクラが開いたりすると、いろいろな
波動と繋がりやすくなります。
それでもスピ系サイトのネットサーフィンをやめられない人は、
結果、霊体セールスマンとつながって来なくなってしまうことが
よくあります。
わたしと性格的相性が悪いとか、他に熱くなれるものを見つけて
離れる人はいいと思うのですが、フラフラして霊体セールスマンに
つながる人は問題がある気がします。
わたしもいろいろな人を指導してきたせいか、
（この人、そのうち他と繋がって来なくなるな。）
とピンときます。
また、そうなった場合は、
（この人とはもう、縁が切れたんだな。）
とスッパリ切るようにしています。
そこは本人の自由意思というか自己責任ですし、いろいろな人が
いたほうが世の中、面白いですからね。
ただ、そういう人たちを見ていて感じるのは、霊的世界も
現実世界と同じ弱肉強食の世界だということです。
霊的な世界にも厳然たる食物連鎖のピラミッドが存在します。
そして、この世に生きている人間は全てどこかの
霊的階層と繋がっています。
それでも覚悟決めて現実と向き合って闘い続けている
人間は生き残るのですが、
その闘いを放棄して、
楽して特別な存在になって食物連鎖のピラミッドから逃れたい。
とジタバタ足掻いて、あちこちのサイトをフラフラしている人間が
霊体セールスマンの勧誘でピラミッドの最下層に組み込まれて
エネルギーをしゃぶり尽くされて抜け殻になってしまうんですね。
（こんな感じ↓になっちゃうんでしょうか。）
こういった視点で前回の「大日如来」の記事
を読むとさらに
違った読み方が出来る気がします。
その際は裸の大将の写真画像にも少しは注目してやってください。
（メールについて）
最近、わたしが問い合わせメールに返信したのに
エラーで戻ってくるケースが増えています。
（特にez.web）
当ブログ左カラムのテーマ
「問い合わせしたのに返信メールが来ない」
に詳しく書いていますがＧｍａｉｌが一番確実です。
返信が来ない方はご参考にしてください。
※次回の記事更新日は１０月１日になります。
