大日如来 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「悟りを究めた人間 」 です。)


 大日如来


今から数年前の2月のことです。


30代の男性に気功指導をすることになりました。

(ここではSさんと呼ぶことにします。)


わたしは指導をする際には、必ず受講の目的を

聞くことにしています。


対応できない場合は、安請け合いはしないではっきり断る

ことが相手への礼儀だと思いますし、指導する場合は

目的達成に沿うように波動を調整するためです。


Sさんは、


「資格を取るために今春から大学に入りなおすので、

 そのために気功で気力・体力を高めて能力開発も

 したい。」


という目的でした。


それ自体は問題なかったのですが、


(資格のために大学に入りなおすとはおそらく

 司法試験だろうか?)


(司法試験は法科の卒業が要件だったな。)


(医者なら「医学部に入った」と言うだろうし、税理士や

 建築士も特定の学部の卒業は要件にないはずだ。)


(ただ、これから法学部に入って卒業して、仮に試験に運良く

 2~3回で合格しても40歳だ。)


(その時に弁護士事務所に雇ってもらえるのかな?)


(また、これからかかる学費と学校に通う間に働いていれば

 得られるであろう金額を合わせると、少なく見積もっても

 1000万円以上の損失になる。)


何の資格であれ、これからSさんは苦労するんだろうな。)


と思いました。


そこで初回の遠隔指導です。


電話が繋がると同時に、いきなり頭頂に重苦しい波動が

乗っかってきて、そのエネルギーが体内に流入して胸が

苦しくなってきました。


そのせいで中脈から手足への気の流れが阻害されて

冷たくなってきます。


この重い感覚は仏教系の宗教霊に特有の反応です。


しかし、通常、ここまではっきり頭頂につながることはない。


また、霊能者特有の体が芯から冷えてくるような波動も感じました。


今までの経験で、霊能者の伝授でマイナスとつながったパターンだと

わかりました。


そこでわたしが、


「Sさんって、呼吸法とか気功をしているとメールに書いていたけれど、
 なかなか体が暖まらないでしょ?」


「というか、逆にいつも手足が冷たいでしょ。」


と聞くと、


「はい、なかなか暖まりません。」


と答えました。


わたし 「これね、頭頂にマイナスの霊体が付いているんだよ。」


「そのエネルギーが体内に入って気の流れが阻害されている。」


「Sさん、どこかの霊能者に伝授受けて何かつなげてもらったでしょ?」


「その時、これついたんだよ。」


Sさん「実は半年ほど前に、ある霊能者の方に大日如来と繋げてもらいました。」


(大日如来です↓)


如来


わたし「あぁ、それだ。」


「僕が今つながっているのは大日如来じゃないんですか?」


「大日如来の波動じゃないよ。」


「本当に繋がっている人を知っているけど、こんなに体が冷えたり

 気持ち悪くならないよ。」


「そういう人は光のような波動を出して体が楽になるから。」


すると、彼の声の調子が変わりました。


「でも、大日如来と繋がってるって言われました。」


わたし「じゃあ、仮にこれが大日如来だと仮定するよ。」


「大日如来は沢山の人達の祈りが作り出した集合意識のエネルギー。」


「例えば、大日如来が100万のパワーを持っていたとしよう。」


「しかし、そのパワーは100万の器がなければ受け取れない。」


「霊能者に100の器しかなければ100しか受け取れない。」


「しかも、霊能者は霊的因縁や難病で苦しんでいる人たちに除霊や
 ヒーリングをしている。」


「問題を抱えて苦しんでいる人たちの邪気を毎日受けているわけだ。」


「それが蓄積して70の邪気が溜まっているとしよう。」


「その100の器の霊能者に伝授を受けたら、30は大日如来だけれど、
 70の邪気が混じってしまう。」


「その結果、元の100万の大日如来とは全く違うエネルギーに
 なってしまうんだよ。」


「私の感覚では、霊能者につながっている仏教系の宗教霊のような
 気がするんだけどね。」


「それが大日如来を名乗っているのかな?」


「まぁ、どっちにしてもその霊能者に悪気はなかったと思うよ。」


「実際、Sさんのように霊能者やヒーラーに伝授受けてマイナス貰う
 人って結構いるんだよ。」


「マイナスからのスタートになるけどこれは済んだことだから
 しょうがない。」


「ここは覚悟を決めて、他の受講者の2倍、3倍の時間をかける位の
 長期戦の覚悟で気長にやるといいよ。」


「わたしのところで時間をかけてやっていけば、この程度のマイナスなら

 自然と離れて行くから。」


と、わたしとしては現実の状態を淡々と伝えながらも、元気づける
つもりでアドバイスしました。


すると、逆にSさんは声を荒らげて、


「いえ、霊能者の方は大日如来と繋がっていると確かに
 言ってました!」


と返してきます。


わたしもそれを聞いてムッとしたのですが、感情を抑えながら、

ゆっくりと落ち着いた話し方に変えて、


「いや、確かにその霊能者の霊視は優れているんでしょう。」


「ただ、わたしも指導が始まると同時に、Sさんの手足が冷たい

 肉体の状態や、過去に霊能者に仏教系の霊体を繋げる伝授を

 受けたことを言い当てたわけですよね。」


「わたしも自分が言うことが100%全て正しいとは言いません。」


「しかし、一定の能力があることは客観的に証明されたと言っても
 いいんじゃないかな?」


「そのわたしが、これは大日如来じゃないと判断した。」


「そして、(時間をかければ問題は解決する)と言っている。」


「Sさんは、わたしの指導を受けることを決めたわけですから、

 ここはいったん霊能者の意見は横に置いて、わたしの意見に

 従うのがSさんの今後にもプラスになるんじゃないかな?」


すると、重い口調で、


「いえ、僕は大日如来とつながっていると思います・・・。」


「あなたが間違っているんじゃないですか?」


と返してきました。


それでわたしもさすがに頭に来て、


「もしも、本当にあなたに大日如来ががっちりつながっているんだったら、
 黙ってたって体の調子も良くなるし、夢のお告げで神秘行も教えてくれて、
 現実で何やってもうまくいくんじゃない?」


「実際、現実も神秘行もうまく行かないからわたしのところに来ている
 わけで、こうやってわたしと話していること自体が、大日如来と繋がって
 いない証拠なんじゃないかな?」


と逆に訊き返しました。


すると、


「あんた、最低の人間だよ!」


とだけ言って、ガチャッ!と電話を切りました。


いわゆる、地雷を踏んでしまったんですね。


しかし、彼がこれだけしつこく大日如来にこだわったのは想定外でした。


例えば、キリスト教やユダヤ教の信者のように、彼が幼い頃から大日如来を
信仰し祈り続けていたとしたら、わたしに大日如来との繋がりを否定されて
激怒することは理解できます。


しかし、彼には全く信仰心がない。


ただの現世的利益目的で霊能者にお金を払って1度伝授を

受けただけです。


それなのになぜ激怒したのでしょうか。


ここでSさんと同じように、転職に直面している同年代の男性に

ついて考えてみます。


新しい世界で勝負しようとする30代の大人の男性の武器となるのは、
それまでの人生で培ってきた知識や経験、コミュニケーション能力、
思考能力、忍耐力といった「自分自身の力」ではないでしょうか?


わたしが今まで見てきたひとかどの人物は皆、

「神仏は尊ぶが神仏は頼らず。」

という生き方を貫いていました。


神を敬っても、神頼みにはなりません。


しかし、Sさんが頼りにしたのは自分自身ではなくて大日如来の力です。


転職で成功できる可能性があるのも、自分の能力ではなくて、

大日如来の力があるからです。


そのため、大日如来との繋がりを否定されると、自分自身の

未来の成功を全否定されたように受け取り激怒したわけです。


結局、彼が今までの人生で培ったことは、


「自分には、己の力で人生を生きるだけの能力がない。」


という自分自身への無価値感だったわけです。


そして、


「自分の力で勝負すれば失敗するに決まっている。」



「だから、お金を払って大日如来と繋げてもらおう。」



「大日如来とつながっている自分は特別なんだ。」


という形で、


「自分は他人よりも優れた存在なんだ。」


というプライドを得たわけです。


そして、そのプライドにすがって生きています。


しかし、そうして現実的価値基準から逃れようとすれば

するほど自己無価値感は増大していきます。


スピリチュアル系にはこういう人が少なからずいたりします。


彼は、


○○の女神様にお祈りしていれば宝くじが当たりますぞ。


と、毎日祈り続ける人と同じように、自分の力で現実と戦うことを

放棄した心が折れてしまった人間だったんですね。


そして、こういうタイプの人は甘い言葉を使う人間に
容易にコントロールされます。


例えば、わたしがSさんに以下のような対応したら
どうなったのでしょうか?


Sさん 「僕は大日如来とつながっています。」


わたし 「あぁ・・、何て素晴らしいオーラでしょうか。」


     (大改造!!劇的ビフォーアフターのナレーション風に)


「あなたが今、大日如来の黄金のオーラに包まれているのが
 はっきり霊視できます。」


「Sさん、あなたは大日如来に選ばれた特別な存在です。」


「いや、大日如来の化身です。」


Sさん 「おぉ~、心の友よぉ~!」


「COSMIC SHAMANさん、あなたは素晴らしい人です。」


「いえいえ、わたしなど大日如来の化身のあなたに比べれば、
 エスパー伊東並みのボストンバッグに入るくらいの小物に
 過ぎません。ハイー!!


「ただ、あなたの過去世のカルマがブロックしていて、大日如来の
 力を100%使いこなせていないんですね。」


「でも、ここでわたしが選ばれた人間だけに秘かに行っている

 秘奥義伝授を○百万円で受ければ真の大日如来になります。」


「そうすれば国家試験も一発で受かり、すぐに独立開業して
 年収数千万円。悪い事は一切起きません。」


「アセンションで津波や地震が来ても選ばれた人間のあなただけは

 無事です。 おまけに宝くじも当たりますぞ・・・。」


Sさん 「もちろん、秘奥義伝授を受けさせてください!!」


なんて事になったんでしょうね。


そうなるとわかっているのに真実を話してガチャン!と電話を

切られてしまうわたしは朴訥で不器用な、まるで裸の大将の

ような人間です


(懐かしいですね↓)


大将



「ボクは不器用なんだなぁ~。」


と、思わず芦屋雁之助のモノマネを
してしまったわたしでした。



 つづく





(メールについて)


最近、わたしが問い合わせメールに返信したのに

エラーで戻ってくるケースが増えています。

(特にez.web



当ブログ左カラムのテーマ

「問い合わせしたのに返信メールが来ない」

詳しく書いていますがGmailが一番確実です。



返信が来ない方はご参考にしてください。






※次回の記事更新日は9月20日になります。






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