仙道を志す若い人に贈る言葉 | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「最も発現しやすいサイキック能力 」です)

仙道を志す若い人に贈る言葉

前回の記事では、

「気功を行っていればお金持ちになる。」
 
と考える人の思考パターンとして、

気功を行うことによってサイキック能力が発現して
それ利用することでお金持ちになれる。

という考え方があり、

さらに

サイキック能力の中で最も発現しやすいのは、

〈人の心や肉体の状態を読み取れるようになる〉
 
能力だという説明をしました。

それでは実際に能力が発現して、その人たちが皆、金銭的に
豊かな生活を送っているかというと、それは「?」なんですね。

その理由として最も大きいのは、その人自身がどれだけの
「基盤」を持っているかだと考えています。

この「基盤」には、

・人格

・知識

・才能

などさまざまな種類があるのですが、収入面で最も決め手と
なるのは、その人の「社会的基盤=職業」です。

例えば、時給850円でコンビニの店員をしている人が

〈人の心や肉体の状態を読み取れるようになった〉

としても別に収入面に変化はありません。

コンビニの時給は契約で固定されていますし、仕事内容も
ルーティーンワークで決まっていますから、能力の有る無し
にかかわらず収入に差が生じようがありません。

しかし、これが歩合制の仕事なら話が違ってきます。

例えば、青森県の受講者Yさんはセールスの営業を行って
いるのですが、丹道周天にとりかかった段階からお客と話を
していると胸のチャクラに反応を感じるようになりました。

・胸のチャクラが暖かくなる・軽くなる
    ↓
 相手が興味を示している・好反応

・逆に胸が重だるくなる・詰まってくる
    ↓
 全く興味を示していない・買う気なし

といった反応です。

こうして相手の本音がリアルタイムで分かれば、臨機応変に
対応を変化させられます。

また、セールスで最も重要なのは「買う見込みがある客」と
「その気が無い客」をうまく見分けて、見込み客にエネルギー
と時間を集中する点にあります。

Yさんの場合はこれから経験を積んでいけば、もっとリアルに
お客の感情を感じるようになります。

それに並行してパワーを高めていけば、現在は相手の感情を
読む(受信能力)ですが、いずれは自分の感情を相手に同調
させる(送信能力)が開いてきます。

そうなれば、Yさんの業績はさらに上がると思います。

このように歩合制のセールスなら能力を生かして収入を増やす
ことが可能となります。

ただ、収入の増加の度合いには限界があります。

例えば、訪問販売で健康器具を売っている年収400万円の
セールスマンなら、いくら売り上げを伸ばしても、500~
600万円まで持っていくのがいいところではないでしょうか。

しかし、これも完全能力給制の大企業なら話が違ってきます。

例えば、マッキンゼーのような外資系コンサルティング企業で
業績を上げてマネージャークラスにでもなれば、30代で年収
3000万円を稼いだりします。

ただ、当たり前の話ですが、外資系の一流企業に入るためには
「学歴」が必要です。

こう考えると、

気功を行うことによってサイキック能力が発現して
それ利用することでお金持ちになる。

という考えを実現するために最も有効なのは、

「学歴」

だったんですね。

しかし、若い頃から高藤本のような神秘行関係の書物ばかり読んで
いたりすると、

「君、これから部屋を借りたり、道場代を払うお金は大丈夫なの?」
 
「いえ、お金はありません。」
 
「でも仙道を修行すればお金が入るようになると本に書いてあったから
 大丈夫です。」

という思考回路になったりします。

そうなると当然勉強は全くしない。

結局、学歴がありませんから、決まったルーティンワークを
ひたすら繰り返す仕事に就くことになります。

例えば、フリーターを行いながら気功を続けてサイキック能力が
開いたとします。

そうしてせっかく能力が開いても、その時には能力を生かす仕事が
ありません。

能力をお金に換える手段がないわけです。

非常にもったいない気がするのですが、このように気功を長年続けて
何らかのサイキック能力が目覚めているのにワーキングプアーという
人たちをわたしは見てきました。

こういう状況に陥った人が経済状態を変えるためには、自分自身で
ビジネスを立ち上げるしかないです。

要するに、知識や技能を身につけることによって、独力で「基盤」を
作る作業が必要になります。

そのためには人の数倍の努力が必要となりますが、本人のサイキック
能力とビジネスがうまく噛み合えば、外資系コンサル以上の収入を
稼ぐことも可能となります。

しかし、仙道を究めたような人は真逆のタイプになる傾向があります。

仙道研究家 高藤聡一郎氏の「仙人入門」の中に以下のような
一節があります。

中国の超人のイメージを代表する仙人も、多くはこの街(台湾の台北)
の中に隠れ住んでいる。
 
台北市の南のはずれ、淡水河に三方をとり囲まれるように東園街
という街がある。
 
ここに私の師匠というか、友人というか、とにかく台湾の仙人社会の
中では有名な、許進忠という仙人が住んでいる。
 
彼の家も清貧な仙人の例にもれず、暮し向きはあまり豊かでない。
 
どうやらこうやら食っている感じである。

この本によると許進忠という仙人は、

許氏が仙道を始めたのは十六歳、高校に入ってすぐのことである。
 
仙道を始めた動機は、若いうちに誰でもが夢みるスーパーマンになりたい
という願望と、仙道の奥に広がる深い中国文化の源泉に触れてみたかった
からだという。
 
師を求め入門を乞い、熱心に修行したおかげで、二十五歳の頃には、秘伝で
ある大周天という行までマスターした。
 
この大周天は、今、日本で騒がれている密教ヨガの奥義「クンダリニー法」や
チベット・ラマ教の「中脈法」に当たる難しい行である。
 
彼は人の考えを当てたり、ガンなどの難病を治すのは思いのまま、
息を止めれば、最高十六時間も呼吸をしないでいられる。
 
その上自律神経を好きなようにコントロールできるので、心臓の
動きを速くしたり止めたり、自由自在だ。

という、まさに超人です。

ただし、文中のガンなどの難病を治すのは思いのままというのは
眉唾だと思います。

ガンや難病にはその人自身の因縁が関わっていますから、
100%治すのは無理です。
 
しかし、許進忠が超人であることに変わりはありません。

でも、その超人が

どうやらこうやら食っている感じである。
 
という貧乏状態なわけです。

普通の人から見たらこれって不思議に思えるかもしれませんが、
わたしに言わせれば、許進忠は仙道修行ばかりを行い「基盤」を
作ることを怠っていたために貧乏だったわけです。

ただ、許進忠自身は仙道を極めることを目的に生きていてお金には
興味は無かったのでしょうから、それはそれで良かったのだと思います。

一時期、「勝ち組」「負け組」などという言葉がはやりましたが、
別に貧乏でも本人が好きなことやって楽しく生きて死んでいけば、
それで人生「勝ち組」なわけです。

そういう覚悟を持った上で、仕事も勉強もせずに朝から晩まで仙道を
行うのはいいと思います。

ここで問題になるのは、

「でも仙道を修行すればお金が入るようになると本に書いてあったから
 大丈夫です。」

というタイプの人です。

わたしの元には中学生や高校生の若い人から

「どうすれば気が出ますか?」

とか、

「小周天がうまく出来ません。」

などという質問が寄せられたりします。

それを読んでいると、

(あぁ、この子はろくに勉強もしないで高藤本ばっかり読んでるんだな。)

(このまま行くと、現実で通用しない人間になってしまうな。)

と分かりますので、

「気功や仙道ばっかりやっているとワーキングプアーになる可能性大ですから、
 今はしっかり勉強して学歴を作った方がいいです。」

と答えることにしています。

  つづく
 


※次回の記事更新日は8月1日です。



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