(前回の関連記事は「神秘体験を引き起こすもの 」です)
大周天法と帯脈の関係
前回の記事では、全身の主要なチャクラを帯状に包むエネルギー
(帯脈)を同時に回転させる事によって、全身をエネルギーが上下に
移動して強烈なエクスタシーが発生する現象について説明しました。
そして、この時発生するエネルギーはクンダリーニの覚醒や
ロバート・モンローの体外離脱体験といった、各種神秘体験を
引き起こす重要な役割をもっているようにわたしには感じられました。
そこで、この「帯状に回転するエネルギー」について他に書かれている
書籍ものはないか?と調べてみたところ一冊の本を見つけました。
それは、某県立病院で外科医長をしながら気功の研究をしている
お医者さんの書いた気功書でした。
(この方の波動にシンクロすると、身体の中心の中脈が太い柱のように
しっかり通っていて、同時に百会(頭頂)、印堂(アジーナチャクラ)、
間脳・松果体部の脳内チャクラが開いているクリアーな意識状態を
感じます。)
本の中には「大周天法」と名付けられた図とその解説がありました。
その図では真ん中に人がいて、その身体を右回りのらせん状の
エネルギーがぐるぐる囲んでいました。
(中学時代に理科の教科書で見た電磁コイル のような感じです)
そして、足の方からは「地の気」、頭の方からは「天の気」が
出入りしています。
(こちらは「地球の地磁気の流れ↓」と同じような描写でした)
大周天法図の下には説明文として、
「天の気は百会より、地の気は仙骨より人間の気の身体と
交流する。」
「衝脈(中脈):身体を縦に貫く気の通路」
「帯脈:身体の横をらせんに流れる気の通路。
気は右回りでらせんで進行する。」
と書いてありました。
文章を詳しく読んでみると、このお医者さんは帯脈の気の流れが
右回りの渦状であることを瞑想によるヴィジョンで知ったそうです。
そして、磁場を右回りに発生する器具(大周天リング)と、
Oリングテスト(被験者の指の力の強弱で気を測定する方法)を
用いた実験を数百人に行って帯脈の気の流れを確かめたそうです。
帯脈が右回りに回るの性質については「電磁気学の右ねじの法則」
と関係があると結論付けていました。
わたしの師匠は、自分の感覚と長年の経験から帯脈を回す時は
右回りと決めていたのですが、さすがお医者さんだけあって
理論的にうまく証明しています。
この方の流派では「大周天」と呼ばれる段階を上記の図のイメージを
行う事によって開発するそうです。
ただ、同じ帯脈を利用していても、この流派の「大周天」と、わたしや
ロバート・モンローが体験した現象は本質的に違う気がします。
なぜかと言いますと、まず本の中では帯脈が回った時、特有の
現象(帯電感、熱感、強烈なエクスタシー)についての描写が
ありません。
大周天については、
「天地の気を取りこみ、チャクラを開発する。気を取りこんで外気と
して出す。」
外気(治療)の効果として、
「気を出しても疲れずむしろ高揚感あり。距離の制限なし」
と説明しているだけです。
また、このお医者さんの下で修業をした経験があり、「大周天」の
イメージで帯脈を回しているという方に会って話を聞いた事がありました。
すると以下の3点で内容が違っていました。
①意識をずっとかけ続けていないと気が流れない、帯脈の回転が止まる。
②電気的な帯電感、熱感が生じない。
③全身を駆け巡るエクスタシーの感覚が起きない
わたしから見るとこれらはかなり大きな違いになります。
次回の記事では、
「なぜ同じ帯脈を回しながらこのような違いが生じるのか?」
という疑問について説明しようと思います。

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