伝統気功と脳科学気功の違い | 遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

遠隔気功操作 サイキック覚醒丹道周天法

背骨内部を気が通る丹道周天、クンダリニー覚醒を体験したCOSMIC SHAMANが、気功・仙道、神秘行に対する
考察を述べるブログです。

(前回の関連記事は「他人の気の流れを読み取る 」です)


超実用的!気功講座 第3回


伝統気功と脳科学気功の違い


わたしはDVDの「気の感覚化」と「気を体内に流す」
テクニックの指導映像を見て、

「そうか、これが原因で気功を行っているのに、
 全く気脈が開いていないんだな!」

と納得しました。


その理由ですが、行法自体には全く問題がないんです。


①手を擦り合わせて手のひらの感覚を敏感にした上で、
 両手のひらで気のボールを作って気を感覚化する


②気の感覚を利用して、腕や体内に気を流す


これは一般的な気功スクールで初心者に対して
よく行われる指導法です。


問題なのはテロップの文章中の以下の赤字の部分です。


「これ(気の感覚)は神経の残像感覚です。」


「この神経の残像感覚を利用して気の感覚を
 開発
します。」


「手を動かして、もわーっとした感覚が腕を移動する
 感覚を記憶します。」


「このようにして、体内で気が移動する想像力を鍛えます。」


この赤字部分の何が問題なのかといいますと、


「神経の残像感覚」  →気の感覚は神経の残像である
         
              →気は存在しない


「感覚が腕を移動する →神経の残像感覚が移動しているに
 感覚を記憶します」   過ぎない 
            
              →実際に気は移動していない


「体内で気が移動する →気が移動する感覚は単なる

 想像力を鍛えます。」  想像      
    


このように根本的に気の物理的存在を否定しながら
気功テクニックを指導しているんです。


ですから、このDVDを観た人の潜在意識には


気は実際には存在せず、神経の残像感覚に
 過ぎない。


体内を気が流れる感覚も、ただの神経が生み出した
 想像だ。


というメッセージが植え込まれてしまうんです。


よく「人の想念は必ず現実化する」と言いますが、

気や波動といったエネルギーは、それを扱う人の

意識がダイレクトに反映されます。


「気は物質的なエネルギー」だと思って気功を行って

いれば、人や物が実際に動いたりします。


わたし自身は、気を万物の素となる物質的エネルギー

と考えて行法を行ってきました。


ですから、


「クンダリーニで身体が異常に熱くなると、周囲の人間も

熱さを感じる。」


「尾骨・仙骨に気を通すとミリミリ音がして鈍痛を感じる。」


「電話指導で、気が背骨を移動してわたしの背中が

のけ反ると、同時に受講者の方の体が動く。」


などという物理的現象が起きるわけです。


逆に「気はただの想像上のイメージ感覚に過ぎない

と考えていれば、何十年修行を続けようが実際に

気脈が開くことはないんです。


それでは、

「今回紹介したDVDの内容は間違っているのか?」

と言えば、それは違うんです。


潜在意識を利用した効果的な願望実現法を

短期間で身につける。


という目的に限定して気功を行うのでしたら、
このDVDは非常に優れていると思います。


わたしなりに、このDVDの要旨をまとめてみますと、


①潜在意識下では人の意識は皆つながっている。


②願望達成のためには他人の潜在意識下の情報を
 書き換えなければならない


③そのためには、まず自分が変性意識状態になって
 他人の潜在意識につながる。


④その上でイメージの気の感覚を利用して他人の
 潜在意識下に存在する情報を書き換える


⑤その結果、周囲の人間が願望実現の方向に動き、

 金運UP、恋愛が成就する。


という理論なんです。


要するに、Yさんのイメージする気というのは、
人間の意識の力(パワー)」らしいんです。


ですから、イメージで気(人間の意識パワー)を
自在に操ることによって、他人の意識を操作して
願望をかなえる事が出来るという考えなんです。


この場合、

気は意識をコントロールするために利用する感覚
に過ぎませんから、単なる想像上の感覚でも全く

問題ないんですね。

これはおそらくミルトン・エリクソンが秘かに行っていた

波動を利用した催眠テクニックの応用なんでしょうね。


確かにわたし個人の体験から言っても、気を相手に

つなげて情報を送ることによって、他者の感情、

思考に影響を与えることは可能です。


ただ、わたしが考える気というのは、

「人間の意識パワー」よりも、もっと物理的かつ

神秘的なものなんです。


DVDの最後の章では、

「気とはあの世の情報を脳で受け取るための

信号である。」


「しかし、科学はあの世や気について存在を

認めていない。」


「そのためⅩ博士は気の存在を否定している。」


とはっきり言いきっていました。


ですから、これは伝統気功とは別物の、

潜在意識を利用した願望実現法

考えるべきものなんです。


わたしはこの気功を

脳科学気功」と呼ぶことにしました。


そして、今後このような脳科学の立場から

気を科学的に解釈した気功法がさらに

拡がってゆくと思うんですね。


その時、問題になるのは、

クンダリーニ覚醒のような神秘行としての

気功を始めようとした方が、脳科学気功

知らずに選択した場合なんです。


その場合、何十年修行しても

クンダリーニ覚醒のような本物の

神秘体験は起きません。


ですから、


「自分は神秘体験や本格的なサイキック発現

 には興味が無い。」


「潜在意識を利用した願望実現法のみ

 興味がある。」


という方は脳科学気功を行うといいのでは

ないかと思いました。


個人的には、

X博士とYさんの気についての考え方は

受け入れられませんが、


変性意識状態を作り出す理論やテクニックに

は非常に興味を惹かれましたので参考に

させていただきたい思っています。


(わたしの場合は、日常変わった体験ばかり

しているので、今さら気に対する考えは変わら

ないと思いますので。)


次回は、意識の持ち方が気に影響を

及ぼした面白い話を紹介したいと思います。


 つづく




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