(前回の関連記事「頭頂チャクラの神霊体 」)
クンダリーニの危険性(肉体編)
クンダリーニが覚醒してハートのチャクラが開くと共に、
やたらと感情の起伏が激しくなり、ちょっとしたことで
すぐに感動したり、涙ぐむようになりしました。
それと同時に宗教的な傾向が出てきたんです。
TVをつけると仏教に関する番組だったり、書店に行くと
仏像関連の書籍が目につくようになったりして。
中でもなぜか観音菩薩が気になって、仏像のムック本を
買って観音菩薩を眺めていると心が安らぐんですね。
そうすると頭頂チャクラにいるエネルギー体のパワーが
強まってきて頭のてっぺんから気持ちいいエネルギーが
全身にゆっくりと広がってゆくんです。
何か自分自身が観音菩薩と一体化してくるような感覚で、
以前は治療を行っている時は患者さんに冗談を
言ったりして和気あいあいとした雰囲気だったが、
慈悲の心で治療を行うような宗教的な雰囲気に
なってきたんですね。
ちょうどその頃から、クンダリーニに関する情報が自然と
集まってくるようになりました。
実際にクンダリーニ覚醒を体験した人から直接話を聞いたり、
気功を行っている知り合いがクンダリーニに関する情報を
教えてくれたり、関連書籍が手に入ったりと、
まさに「引き寄せの法則」が起きました。
その結果、クンダリーニには副作用があることが分かりました。
1つは肉体的な問題を引き起こすことです。
クンダリーニ覚醒では「先天の気」と呼ばれる性器付近に
眠っているエネルギーが何かのきっかけで脳に上昇して
チャクラを開いて宇宙とつながるんです。
わたしの場合は、背骨の内部の経脈を開いていたために、
クンダリーニのエネルギーがすんなりと頭頂チャクラを開いて
抜けていったため、肉体的な問題は起きませんでした。
しかし、経脈が開かれていないのに瞑想などを行っていて
クンダリーニが上昇した場合、途中のルートで詰まってしまう
場合があります。
そうなると、行き場を失ったエネルギーがその部位の肉体組織を
破壊することがあるんです。
特に頭頂チャクラが開かずに脳の中で詰まってしまうと、高熱で
脳細胞が破壊されて死んでしまったりするケースもあります。
死んだりしなくても、クンダリーニが上がって経脈が開いた後に
何もしないでいると、開いた経脈が塞がってしまうのですが、
そうすると原因不明の体の不調を引き起こします。
これはクンダリーニ・ヨガに関する本を読んで瞑想を行って
たまたまクンダリーニ覚醒が起きた場合に多いみたいです。
実はインドのクンダリーニ・ヨガの修行法というのはかなり
危険なんですね。
中国では経絡学が発達しているために、気功・仙道の修行法では
まず最初に経絡(気脈)を十分に通してからクンダリーニ覚醒に
取り組むために事故が起きにくいんです。
(実際に教えられる気功家の数はかなり限られてますが。)
しかし、インドのクンダリーニ・ヨガでは、気脈を開かないで
いきなり呼吸法やイメージ法でクンダリーニを上昇させようと
するんです。
そのため、実際にクンダリーニが上がるとそのままコントロールが
出来ずに事故が起きるケースが多いんですね。
ただ、呼吸法やイメージ法だけではなかなかクンダリーニと
いうのは上昇しないものですから、本場のインドの行者でも
クンダリーニ覚醒を体験した人は限られています。
逆に言うとそのような状況が、
「修行法に関する伝承だけは残っているけれども、実際に
クンダリーニが上昇した場合は誰もアドバイス出来ない。」
という恐ろしい状況を作り出しているんです。
日本でも最近はクンダリーニに関する情報が徐々に公開される
ようになりました。
例えば、「炎の呼吸(ファイヤーブレス)」という本来はクンダリーニ
覚醒に用いられる呼吸法が、肉体を活性化させる健康法として
書籍やDVD、セミナーなどで公開されています。
これは柔術家のヒクソン・グレイシーがトレーニングに取り入れて
いたクンダリーニ・ヨガの呼吸法を某格闘団体のトレーナーの方が
アスリート用のトレーニング法として指導していたものです。
ただ、教えている方の波動にシンクロしたところ神秘行としての
クンダリーニは覚醒していませんので、
もしも、実際に受講者の方のクンダリーニが上昇した場合は
アドバイスは出来ませんから、かなり危険な事になるんじゃ
ないかと思っています。
「断片的にしかクンダリーニに関する知識が伝わっていない
現在の状況は危険なのではないか?l
「実際の体験者としてクンダリーニついての知識を
伝えるべきではないか?」
と疑問を感じるようになったことが、
わたしがこのブログを開設した理由の1つなんです。
ただ、クンダリーニ覚醒で起きる問題は肉体面だけではないんです。
実はさらに次の段階に起きる危険があるんです。

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