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人間ウォッチングで観察力を鍛えると笑いの神が降りてくる?

昔から人を観察することがとても好きな性分と言うかあることをきっかけに学んだという思いです。
仙人が住むような山奥で生まれた運命からか、団体生活とか共同生活よりもコジンマリとした少人数制を好む方です。
小学校の同級生は12人、全校生徒は50人ちょっという過疎地での少年時代、学校から自宅までは3.5キロ。全学年の一斉下校では、
「サヨナラ、また明日ね!」と言って一人、二人と見送るだけの6年間。残り1キロの道のりを一人でトボトボと家まで帰りました。


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そんな山奥生活でも格好よく都会で働くイメージトレーニングを日々重ねて大阪へ!と意気込んだ30年前を思い出します。

時代もバブル全盛期と重なり家族や親戚も喜んで見送ってくれた憧れの都会生活。その時から人間ウォッチングの人生が始まった気がします。
見るもの・聞くもの・触るもの・そして物の豊富さと人の活気に驚きを感じながらも、決して島根の秘境から来たことを悟られまいと右往左往して一日も早く周囲と同化しようと心がけた都会生活でした。

田舎で訓練してきたイメージトレーニングの源は全てが本からの知識。
ポパイやブルータス、メンズクラブなどを読み漁りバッチリ!
のはず・・・ でしたが、田舎ものの浅はかさか、東京と大阪の文化の違いも分からず、本に掲載されていることが都会という街の全国標準と思っていました。


大阪という独特の人間関係や言葉使い、ファッションセンス、想定していたイメージトレーニングとは全く違うことに気づいた次第です。
妄想と化していた知識は全く歯が立たない、昔も今も東京が日本の情報発信地であることは変わらないからです。


では、どうすれば大阪に同化することが出来るのか手段を考えなければなりません。そこで人間ウォッチングという観察力が結果的に生まれたのだと思います。

島根弁、これは直ぐには直りませんから優先順位としては後回し、大阪は面白く喋ってナンボの街ですが会話をしなければ見た目は分かりません。
見た目の勝負であるならば大阪の人に学ばなければなりません。
世はDCブランドやハウスマヌカンと呼ばれる黒服系ファッション全盛期。先輩の格好を観察することは勿論、難波やアメリカ村、梅田の街を歩き回ったこと思い出します。


「みっちゃん、お昼ここにする?」と友人が指を差したのはモスバーガーのショップ!一人でお店に入って注文する勇気なんて当時はありもしませんから当然初めての体験。お店のお姉さんの前に立つとメニュー表でハンバーガーの種類は注文できた。間髪入れず「お飲物はどのサイズですか?」サイズ?S・M・L?何となく洋服をイメージして大きさだとは理解した。都会の人は格好つけてLを注文するんだろうな~ と都合の良い理由を考えて注文。テーブルで待つ友達は言った。


「なんでやねん!またLみたいなバカデカイのを注文して飲めんのかな?Lちゅうのはな、彼女とラブラブになってから飲むサイズやで。1人もんはまだ早いわ」
と真剣な顔で笑いの種を撒く。


恥ずかしかった・・・、でも想像もできないその発想にあこがれを抱いたのも事実です。人の行動を見て瞬時に笑いに変換する例えを生み出すその技術は凄い!
その観察力と喋りは人の心にスッと入り込み自分の領域に近づける。
自分と他人は考え方も違うし行動も違う、行動を起こす大きさも時間軸も違う。
その無意識の行動を多種多様の人から学ぶことが来るならば程々の人間ウォッチングは自分自身の覚醒に繋がるかも分かりません。


ちなみにその友達の笑いの技術は未だ衰えず!

「常識が変わる」・「見方が変わる」管理職が悩む職場とは?

ある団体の事務局の方からコラムの執筆依頼をいただく機会がありましたので、僭越ながらご披露させていただきます。


『「それ○○ハラですよ!」ある管理職はその言葉を聞いて最初は意味が分からなかった。その意味を部下に問うと 「知らないですか?遅れていますよ・・」、知らないというリスクが企業を脅かす時代、冗談を言いながら言葉の意味を教えて貰ったという。「○○ハラスメント」、この○○に入る言葉をこじつけ的感覚で正当化する風潮が新しいハラスメントリスクとして広がっています。


パワハラやセクハラは今や普通の言葉、言葉や態度による精神的暴力の「モラルハラスメント」、アルコールを強要させられる「アルコールハラスメント」、場の空気や雰囲気を壊す「エアーハラスメント」、きつい香水や香り・体臭による「スメルハラスメント」、性別に関する固定観念や差別意識から生まれる「ジェンダーハラスメント」、パソコンなどハイテク技術に弱い人に対する嫌がらせの「テクノロジーハラスメント」、そして妊娠や出産した女性に対する退職を促すような行為、職場復帰が難しいようなイメージ与えさせる「マタニティハラスメント」などなど、新感覚の言葉を生み出す職場へと進化を遂げつつある。


「若年層は仕事への興味が薄いし、依頼した事しかしない。非常識な社員も増えた。」 よく聞く話ではあるがどうだろうか?長い人生の経験者であるお爺さんやお婆さん、熟練の経験値を怒鳴りながら身体と感覚で覚えさせられた職場の先輩方、経験豊かな常識人と出会い触れ合う機会が乏しい若者や経験する機会に巡り会えなかった若者に非常識という言葉は正しいのか。


客観的に見て当たり前と思われる行為が常識という意味ならば、その経験に遭遇すること無く育った若者が「知らなかった」という思考や行為を未常識として解釈すれば、大人や管理職は高揚した自分の気持ちの抑え所を作り出し、平常心を保ちながら協力関係を維持できるかもしれない。非から未への転換を根気よく教え続ける行為こそが新しい時代を築く者との架け橋ならば、カミナリ親父を自称するオーナー社長のカミナリは心の中で光り続けて欲しいと願う。法人格を有する企業は未来へと承継される使命を背負い、社会貢献の責任と社員の幸せを育む経営理念を願い、事業を立ち上げた想いを忘れてはならない。』  (終わり)


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何れにしても管理職とは大変な立場だという事に間違いはない。社長と従業員の間に挟まれたサンドウィッチ型 ストレスの予備軍である。両方から挟み込む姿を社長と従業員に例えるなら、見た目はどちらも同じで自分の立場や存在感をストレートに主張するのがパンの役目、何があっても存在感は変わらない。中身の具材は管理職、美味しさを全面に出して商品(会社)をアピールするし、
時にはパン(社長や従業員)の持つ素材という隠れた特性を引き出す役目に徹することもある。いつの時代になっても会社を美味しくするには人を育てることが優先されることに違いない。

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クレームとは無意識で悪気のない感情から生まれるもの

“クレームは悪気のない感情から生まれるもの”実際に体験した私の大人げない出来事をお話しします。

皆さんもご承知のAmazon、購入するタイミングと条件に見合う地域であればその日に届く、何とも有り難い会社です。

商品を手に入れる為の時間の地域格差はありません!と言っても過言では無いかもしれません。  


先日、このサービスを利用して“画期的に怖いほど凄い”と噂されていたBOE QuietComfort20i ノイズキャンセリング・ヘッドホンを購入しました。都会に行けば一度は口にする、「何処か静かな場所で座りたい」という静かさの願望を叶えてくれるかもしれない商品らしい・・・。


いつもの勢いでマウスをポチッと押すとAmazonは私の期待どおり翌日には不在届けがポストに入っていました。商品の引き替えは代引き、財布のお金では買えず、"今は天国、来月からは地獄" としてお馴染みのクレジットカードに救いを求めました。

○○宅配のコールセンターに電話、「現金で注文したけど営業所に取りに行くので窓口でクレジットカードは使えますか?」と確認、「大丈夫ですよ、19時以降でご来店下さい」、天使の声が聞こえた。


待ちに待った19時、ウキウキ気分で営業所の窓口担当にコールセンターとの

やり取りを説明すると、「現金しか駄目です。ここに現金って書いてあります!」

差し出した伝票を見なさいと言わんばかりの対応に理性というネジが外れました。

『ちょっと待って下さい、確かに書いてありますけど電話で確認もしましたよ、もう一度調べて下さい』、間髪入れずに「コールセンターが間違っていますね、すみません」と普通に回答されて二つ目のネジが外れました。


『じゃなくて、私とコールセンターとの話が事実かどうかを調べて、その情報から答えを出さないと、貴方が間違っている可能性もあるんじゃないですか?』

またまた即答、「私は間違っていません、現金しか駄目です。ここに現金って書いてありますから!」


三つ目のネジが外れた。『貴方が正しいとは思うけど、取りあえずコールセンターに事実を確認して下さい。コールセンターは自動会話録音だから直ぐに分かりますよ』と言うと渋々電話を掛け始めました。

「伝表番号○○○の方がコールセンターに電話して、代引きがカードで払えると言ってますけど出来ますか?現金ですよね、ありがとうございます」、電話の先は誰? それって事実確認じゃないし・・・。初期対応の不甲斐なさに外れるネジは残っていません。


『私の真意が分かっていないようなので上席をお願いします』と伝えると、暫くして支店長が登場。「この度は誠にすみません。コールセンターが間違った対応しまして・・・」、“支店長!コールセンターに聞いてないでしょう! 貴方もかいな・・・”全身の力が抜ける思いです。

『そうじゃなくて、私が間違った解釈をしている可能性もあるから、先ずはコールセンターで会話の内容を確認して事実がどうなのかを判断して下さい。

誤った回答が事実であればその理由と次からの社内対応を説明して貰えれば納得しますよ。どうしようも無い事なので明日でもお金を持って来店しますので 調べて電話下さい』と力説して帰りました。

1時間後電話が入りコールセンターが誤った回答を伝えていたようです。


しかし実は不手際はそれだけでは終わりません。翌日支払いに行くと、「昨日お渡し出来ませんでした荷物がありますのでここにサインを下さい」 えっ!別の日に注文した本を見せられ、「これは営業所止めって言ってないけど」 ・・・




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