天平役人の地位は「服色」で一目瞭然(歴史エピソード第9回) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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・歴史旅行記や言葉(日本語・フランス語・ドイツ語など)へのこだわりや検定・歴史散策などの実践録を書き綴ろうと考えています!    
                      
<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

本日2回目の更新です!


昼過ぎに紹介致しました平城宮跡訪問http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10678475044.html のレポートを「簡単に」「2トピックのみ」で行いたいと考えています。


最初のトピックは「平城宮跡資料館(へいじょうきゅうせきしりょうかん)」から。こちらも入場は無料です。

木簡などが綺麗な形で数多く残っていたのは見事でした。


そして、今回御覧頂きたいのは、次の「役所再現画像」です。


prof_hiroyukiの語学・歴史談義-天平役所再現

<天平役人再現画像>

服の色が鮮やかですよね!


奈良時代の貴族・役人の服の色は、位階によっておおよそ以下の様になっていました:

※位階につきましては、「歴史用語の基礎」第1回:「公卿」と「官職」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10569023272.html を御参照下さい。

一位 深紫

二・三位 浅紫

四位 深緋

五位 浅緋

六位 深緑

七位 浅緑

八位 深縹

初位 浅縹

如何でしょうか?

縹(はなだ)が青系統の色である事が分かれば、どちらの役人が上位かが分かるという訳です。