イタリア語における「オペラ」(本日の外来語No.37) | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

本日1回目の更新です。語学物が続いていますが、次は何とか打開いたします。


予想されていた方もいらしたかもしれませんが、本日の外来語は「オペラopera」。イタリア語で「仕事」「作品」・・・すなわち英語で"work"に相当する語です。

英語ではもちろんオペラの意味で使われます。

では、イタリア語では?


なぜその様な問いかけをするのかと申しますと、

・多くの国では「ピアノ」なのに語の発祥のイタリアでは本来の「ピアノ・フォルテ」、

※本ブログの「ピアノ[イタリア]は何の略語・・・」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10536026692.html が参照できます。

・多くの国では「カメラ」なのに語の発祥のイタリアでは本来の意味である「部屋」、

※本ブログの「カメラ[伊←ラテン語]の本来の意味は?」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10587392795.html が参照できます。

という様に、筆者自身が「イタリア語では頑なに意味や形が守られている」という印象を強く受けているからです。

そういえば、先日の「Fine」もイタリア語は本来の意味を守っていましたね。

※本ブログの「音楽用語Fine[伊]をファインと読んだ同級生」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10648689326.html が参照できます。


ところが、この"opera"という語に関しては、本来"opera musicale"(音楽的作品)の「省略形」であるにも関わらず「オペラ」で通用するのです。

それだけ大衆にも受け入れられている事の証左でしょう。



それにしましても、以前の「本日の外来語No.22」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10613828489.html や「おおがき談義」でも触れましたが、やはりオペラをイタリア語で堪能できる事が夢であります。


昨日のNHKテキストの記事http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10651926297.html「オペラとは書かれているけれどフランス語講座というのは・・・」というニュアンスになっているのは、こういった筆者自身の意識がバックグラウンドに在るのです。