本日1回目の更新です。語学物が続いていますが、次は何とか打開いたします。
予想されていた方もいらしたかもしれませんが、本日の外来語は「オペラopera」。イタリア語で「仕事」「作品」・・・すなわち英語で"work"に相当する語です。
英語ではもちろんオペラの意味で使われます。
では、イタリア語では?
なぜその様な問いかけをするのかと申しますと、
・多くの国では「ピアノ」なのに語の発祥のイタリアでは本来の「ピアノ・フォルテ」、
※本ブログの「ピアノ[イタリア]は何の略語・・・」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10536026692.html が参照できます。
・多くの国では「カメラ」なのに語の発祥のイタリアでは本来の意味である「部屋」、
※本ブログの「カメラ[伊←ラテン語]の本来の意味は?」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10587392795.html が参照できます。
という様に、筆者自身が「イタリア語では頑なに意味や形が守られている」という印象を強く受けているからです。
そういえば、先日の「Fine」もイタリア語は本来の意味を守っていましたね。
※本ブログの「音楽用語Fine[伊]をファインと読んだ同級生」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10648689326.html が参照できます。
ところが、この"opera"という語に関しては、本来"opera musicale"(音楽的作品)の「省略形」であるにも関わらず「オペラ」で通用するのです。
それだけ大衆にも受け入れられている事の証左でしょう。
それにしましても、以前の「本日の外来語No.22」http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10613828489.html や「おおがき談義」でも触れましたが、やはりオペラをイタリア語で堪能できる事が夢であります。
昨日のNHKテキストの記事http://ameblo.jp/prof-hiroyuki/entry-10651926297.html で「オペラとは書かれているけれどフランス語講座というのは・・・」というニュアンスになっているのは、こういった筆者自身の意識がバックグラウンドに在るのです。