札幌に滞在する際に良く行く・・・とは言い過ぎですが、毎日必ず通るのがスペイン風の「バル」。
スペインの「バル」イタリアの「バール」(共にbar)は英語バーに由来する語ですが、バーとは違って軽食喫茶をメインで来られる方も多いものです。
この札幌の店はかなり人気が有り、満員に近い時間帯も有ります。
その理由の一つがどうやら日曜日の晩などやっている本場のフラメンコ(Flamenco)。
フラメンコはスペイン、特に南部のアンダルシア地方の伝統芸能で、派手な色合いの衣裳を着た女性が伴奏とともに踊る・・・というのが我々の持つイメージですよね。
そのフラメンコを、店の中では狭いせいか店の前で踊っているのです!
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さて、フラメンコの伴奏としては何をイメージされますか?
掛け声(jaleo,ハレオ)、手拍子(palma,パルマ)は楽器ではありませんので・・・
まず有名なのはフラメンコギター(guitarra flamenca)。これはアコースティックギターの一種です。
そして今回の主題、踊り子さんの持つ「カスタネット(Castan~uelas,カスタニュエラス)」です。
Wilipedia、はてなキーワードさんから引用しました。
如何でしょうか?右の方は皆さんも一度は手にされた事があるのではないでしょうか。しかしこの教育楽器用カスタネットはミハルスと言い、考案者千葉みはるさんに由来するという幾分「和製楽器の匂い」がするものです。
なお、Castan~uelasと複数形(スペイン語でも複数形は-sでした)なのは、当然ながら2つセットでないと音が鳴らないからです。ミハルスもみはる「ス」(複数形)という意味でしょう。
なお、カスタネットCastan~uelaの語源はcastan~a(栗)で、形が栗の実に似ているからという訳ですが、面白い単語を見つけました:
castan~etear「歯がカチカチ鳴る(自動詞)」
上顎と下顎の運動で、歯のカスタネットか・・・でも、音は余り出そうにありませんよね。