ダイエット(食事療法)の語と運動とは直接関係がない! | Prof_Hiroyukiの語学・検定・歴史談義

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<本記事を引用された場合、その旨を御連絡頂けると有り難いです。>

『~運動ダイエット』・・・ミスマッチで凄く気になります!


こういった宣伝文句を使われる方は、「ダイエット」という言葉についてどの様にお考えなのでしょうか?



正しい用法としては、例えば英文誌ではこの様な見出しが有ったと思います。


"Akebono is on a diet."「曙はダイエット中である。」


当時、彼は現役の相撲取りでした。不思議に思われますか?



これは、「体重を増加させるために食事療法に取り組んでいる」という意味だったのです。



ダイエット(diet)は訳語”食事療法”に示されている通りの使い方であるべきです。


この語は運動とは直接の関係が有りませんので、『運動ダイエット』という用い方は本来はあり得ないはずです!



なお、食事と運動との総合で痩せるのは「痩身」と言います。


slimmingが直訳。shape upでも悪くないでしょう。


確かに言葉の意味は時と共に変遷するものです。


しかしながら、「中心となる意味」から外れた使い方は、言葉の乱れのもとです。