忙しいから解放される「時間の使い方」ステップ⑥「他の人」の「他のタスク」とコラボする | 『7つの習慣®』認定コンサルタントが教える人生を輝かせる最高の時間術

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株式会社プレゼンス 代表
田路 カズヤの公式ブログです。
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次に、「第Ⅳ領域」以外の3つの領域の「タスク」について、「コラボする」ことで「ROT(時間生産性)」を高めることを考えます。
「コラボする」とは、同じ課題を抱える仲間と協力し、それぞれの「タスク」を分担することです。分担することで、各自の負担の軽減ができるだけでなく、各チームメンバーのノウハウが交換できるなど、相乗効果が期待できます。
あなたの「タスク」を誰かとシェアすることで、「ROT(時間生産性)」を高めることを考えるのです。

これを成功させるためには、前提条件が1つだけあります。
それは、社内外にコラボできる仲間を持っていることです。仲間は、一朝一夕でできるものではありません。あなたに協力してくれる仲間を見つけやすくする環境を常日頃からつくっておくことが大切です。
例えば、営業マン時代の私は、社内の飲み会の幹事を務めた回数も、実は会社記録だったのではないかと思うくらい、率先して務めていました。また、営業部内の飲み会だけではなく、営業部と密に連携する必要のある部署との合同飲み会も数多く主催していました。
幹事という仕事は、一見、面倒くさいことが多く、実際、仕事に投資できる時間は減るのですが、その投資対効果は非常に大きいものがありました。このプロセスで培われた人間関係は、失った時間の何倍もの成果を仕事にもたらしてくれました。
人との信頼関係は、あなたの「ROT(時間生産性)」を最大化させる武器になります。(第6章参照)。

また、私は現在、いくつものコミュニティーを主宰しています。
例えば、ナシゴレン(74-5連)という1974~75年生まれの経営者の会の発起人も務めています。2ヶ月に1回ペースでゆるく運営していますが、口コミだけで、Facebook上の登録者は500名を超えるコミュニティーに成長しました。
毎回数十名の同世代経営者が、企業の大小に関わらず、同世代だというだけで初対面から打ち解けられます。そして、そこからビジネスマッチングやジョイントベンチャーが生まれています。
私のような極度の人見知りでも、同世代の有名社長や上場企業の経営者とも心の交流をさせてもらっています。

また、銀座の自分のオフィスを11名の経営者・個人事業主とシェアしてコラボオフィスを運営したり、大学のサークルの同期会や古巣のパソナやリクルートの同期会・OB会の幹事も積極的に務めたりしています。
もともと、これらについても損得勘定なく始めたことですが、結果的に、必要なときに必要な人と出会える人生を歩めているのは、これらの人間関係がすべての土台になっています。

私は、「経営者なのに世話好き」という希少性のある強みを持っていたので、「コミュニティーをつくる」という「戦略」と、「幹事を積極的に務める」という「戦術」を選択してきました。
ただ、あなたが何を武器とするのかは、自分の意志で決めてください。そして、それを活かす「戦略」「戦術」を選択することで、「タスク」の負担軽減や相乗効果を目指してください。

余談ですが、私は、最高の時間術を身につけるためにも、20代、30代の人には、飲み会の幹事を率先して務めることを強く推奨しています。
飲み会の幹事というのは、1つのプロジェクトリーダーと役割は同じで、最高の段取り力が求められるので、「時間の使い方」を工夫する姿勢が身につきます。

コラボする(例)
・各チームで行っている勉強会を、隣のチームと合同開催する
・重要な商談については、営業にエンジニアが同行してヒアリングする
 

次回は一つのタスクで二つ以上のメリットを得ることについてお話します。

 

 

仕事ができる人の最高の時間術 (アスカビジネス)